帰ってきた特派員報告

2004年に沖縄移住しteacupブログ開設→gooブログへ引越し

犬と汁

2020-06-16 13:38:00 | 
ご無沙汰しておりました。

自粛うんざりですねー。

もう今年の漢字は「粛」で決まりですかね。

そんな中、我が家で一名だけコロナ禍を喜んでいるものがいます。

犬のミネ。

普段は昼間一人ぼっちで寂しい思いをしていたのに、なぜかこの数ヶ月はみんなが家にいるものだからウッキウキ。

柴犬というのは散歩命、飯命ないきものなので、皆がそれぞれ外に連れだしてくれるものだから、毎日がほんとうにハッピーなのでした。

人間側もまた、犬散歩によって自粛中に外出する名分を得たので、気分転換の恩恵に浴することができた。


それにしてもどこへ行っても誰もいなかった。



近所の砂山は猿の惑星のオープニングのように静まり返り、街中はアイ・アム・レジェンド状態。



しかし時間はたっぷりあったのでいろいろな学びも。

おうちごはんが奨励され、メディアが一流料理人の技を流してくれたおかげで目からウロコがぼとぼと落ちました。

そのなかのひとつ、土井善晴先生の技をご紹介。

土井先生は味噌汁の出汁を引きません。

出汁は味噌汁の具から滲み出たものを使います。

ちくわでもキャベツでも、水に溶けない物質はないからです。

ほんだしのような濃厚な出汁は味噌汁には厚かましい、と断言します。

今の味噌はよくできているので、お湯で溶いただけで美味しいから、もっと水くさい味を楽しんでほしいと。

素晴らしい。

なので、ワタクシも作ります。さやえんどうだけの味噌汁。
だけ汁。

まずさやえんどうを冷やします。氷水でキンキンに5分間。冷やしたさやえんどうはぷっくりしますので、この作業は大事です。

せっかく冷やしたのに半量を5分間ことこと煮詰めてさやえんどうの出汁を引き、残りの半量を2~30秒くらいさっと炊いて、お味噌を溶いて、もうできあがり。

だしがらはカレーの鍋にでもぶちこんでしまいましょう。



写真は相変わらずクズですが、お味はシャキシャキ甘く美味です
薬味なんかいりません。さやえんどうの甘味の邪魔になります。
他の具を入れた途端、ダメなやつに変わります。

簡便にして清冽、だけ汁は味の引き算の境地です。


あと、お米はできるだけたくさん研いだほうが美味しいそうですよ。

アシスタント「でもそれでは米の栄養が逃げませんか」

土井先生「今の世の中、お米で栄養を摂る必要なんてありますか」

・・・また一枚うろこが落ちました。





レバーとつくねはタレ、ぼんじりは塩、あとはおまかせいたします







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