ロックボーイという泡盛はご存知かな。
「国華」「残波」「千代泉」といったイカツイ名前が多い泡盛業界のなかでカタカナのは珍しいです。20年前に生産されたこのブランドは、当時ちっとも売れなかったらしいです。その頃はチューハイ全盛の時代だから、若者にも泡盛を飲んでもらいたくて、ネーミングを一生懸命考えたんだろうね。しかし、それが裏目に出た。大人は気味悪がって飲まず、肝心の若者にも受け入れられなかった。返品・在庫の山ができ、5年ほど前には500円位で投売りされていたとのこと。
それが近年の泡盛ブームで脚光を浴び始めたのだ。20年物の古酒だから、マニアには堪えられない一品なわけだ。今では一本1万円はするらしいぞ。
味のほうは、そりゃ20年以上も寝かされていたわけだから水のように軽やかで、雑味が全くないので、ツイーっと軽く一本空けてしまえるとても危険な酒になっています。
あ、そうか、「ロック=危険」ということでこのネーミングがついたのか。そうかそうか、瑞穂酒造もなかなかやるなぁ、、ってそんなわけないじゃん。
写真は輸出用バージョン。やはり海外でも売れなかったそうな。
どこで売ってるの?
那覇の泡盛館には数本在庫があったが、もう売り切れてると思う・・。