帰ってきた特派員報告

2004年に沖縄移住しteacupブログ開設→gooブログへ引越し

大阪過剰

2008-06-19 18:37:54 | 本土出張

ちょいと大阪に行って来た。
あいかわらずなんもかんもが過剰な街だ。

おばはんのファッションはレースのカーテンのようなものでできている。



おねえちゃんはまつげの長さも、アイラインの濃さも、ホットパンツの短さもどれも過剰である。そして豹柄の服がいかにも多い。

大阪男はぶっといネックレスがよく似合う。

商店街はドンキのように、品揃えが豊富で混沌としているのだが、そんな店先で

「ウチぃ、どれにするか迷ってしまうねん」

「なんでも買うたるさけ、早よしぃや」

などというオッサンとギャル系のカップルの会話を聞くと、「ああ、大阪に来たなぁ」としみじみ実感する。


食べ物も過剰なほどに美味しい。
来阪するときは必ず、

・なんば地下街の「ヨネヤ」の串かつ(ソース二度漬け禁止)
・「せんば自由軒」のカレー(生卵をのせてぐちゃぐちゃにするやつ)

に寄るのだが、今回はいっちょう新規開拓で食い倒れてみたい。


まずはキタの居酒屋で「とうもろこしの刺身」。



とうもろこしのしゃきしゃきした歯応えは、北海道に住んでいたころ裏の畑で盗んで食べたそれを思い出す。
圧倒的な甘みの津波が押し寄せてきて、しばし呆然となる。




そして我を忘れてむしゃぶりつく。



 お次は御堂筋の割烹で「ノドグロ」の塩焼き。



「ノドグロ」は日本海の魚だが、関西でこんなにも人気とは知らなんだ。身離れの良い肉に、ジューシーで上品な脂がタップリとのっている。
俺様的お魚ナンバーワンの「きんきの干物」と甲乙つけがたい。

10数年前、岡星と佐渡島へツーリングに行ったとき、フェリーの食堂で食べた「ハチメ」という魚に味が似ている。

俺はいろんな誘惑に弱いが、味の記憶だけは強いのだ。




その後、ミナミにて台湾の鼎泰豊(ディンタイフォン)より美味しいと評判の小龍包や、コラーゲンでトロトロになった絶品の鶏そば、ソースと青ノリをかけないで食す「大人のたこ焼き」など、あたりかまわず喰いちらかす。

で、場所を移動して鶴橋へ行く。電車の扉が開いた瞬間、焼肉の甘い香りが車内に入ってくる。
神戸牛と山形牛の味比べをするために、2店の焼き肉屋をはしごしてマッコリを呑んでマッタリとする。

呑んで・喰って・吐いて・ぶっ倒れ~という、なんともクレイジーな夜になった。

う~ん、書いてて気持ち悪くなってきたな。

お土産は定番の「鯖寿司」。
心斎橋大丸の裏手、150年以上続く老舗の寿司屋「福寿司」で決まり。



市井のバッテラとは比べようもないほどに身の厚さが過剰だ。
口の中が幸せでいっぱいになること請け合いですので、皆様も大阪へ行かれる際には是非おもとめくださいな。
一本3800円はちょいと痛いが、その価値は必ずありますよ!




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2 コメント

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Unknown (ミネソタの卵売り)
2008-06-21 09:26:44
なにもかも美味しそう!
とうもろこしの刺身って何ですかっ?
大人のたこ焼きって?
よしざるさんの嗅覚にはいつも脱帽です。
過剰バッテラ食べたーい!!
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Unknown (よしざる)
2008-06-21 17:21:53
このとうもろこしは収穫直後、まだ悲鳴をあげているうちに食べるとハチミツみたいに甘いのです。

「けつねうろん」「肉吸い」「どて焼き」「まむし」・・・。なにもかも美味しだね。
「バッテラ」は東京ではちょっと味わえないかも。

大人のたこやきは30歳未満には教えることはできません。残念ですが。
官能的、かつ刺激的なお味です。(笑)
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