伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

カール・ベーム&ベルリン・フィル/モーツァルト:歌劇『魔笛』が自然に低域が鳴る10吋のTANNOYの改装が略完成する。

2020年04月25日 | オペラ・歌劇・カンタータ・オーディオ全般

謹慎生活も長く3〜40日続くが一向に武漢風邪(今回からこのように呼ぶ事に)の収まりを見せなく、5月6日の解除は一ヶ月ほど持ち越すだろう、最近も著名人が亡くなり話題になっている。政府のあまりも遅い(今までと変わらない)特に官邸中心の対応は益々国民に顰蹙を買うであろう、素人の筆者でも実に遺憾に思う。

その反面大幅な景気後退で、危惧された自然環境は徐々に回復に向かっているようである、皮肉に思えるがこの騒ぎは収まり次第、自然環境も含め共存共栄を考慮し大いな方向転換をできれば幸いである。しかし今回の武漢風邪の感染対策で経済大国と言われる日本政府はは国民に対し非常に厳しく、全く放置している厚労大臣などは言い訳ばかりで責任などは全く感じてもなく、人口密度も多い国なのに感染率、特に死亡率が誠に少ない事は不思議である。余程清潔な民族か?衛生状態がそれほど良いのか疑問だが?世界と比べると全く不思議な国である。

しかも安倍総理の支持率は30%以上もあり、その様な支持者の顔が見てみたい、この政権を全て潰し新しい国造りををしなければこの国は滅びるであろう、勿論オリンピックなど組織委員はボランテア精神でなければ開催できない。国民はこの組織委員に幾ら支払いしているかを公表すべきであろう、冷静に考えると、開催までにはワクチンは出来な行ことの公算はは多く、例え出来たとしても全世界75億の人への配布は無理であることを考えれば、現時点の中止が妥当と思う誰でもわかる理屈だ。



庭には春の花が咲き、景気が停止状態にあり、環境には良くなっていると聞く、筆者も仕事も極端に少なく、でもある程度は仕事のための外出は余儀なくされる、自宅では相変わらず音楽鑑賞が続いている。

筆者がオーディオを再開して約5年の月日が流れたが、古いものを寄せ集め悪銭苦闘し細々と音楽鑑賞を初めたが、なにせ貧困老人のため高額商品の購入は難しく良い音質では全く聴けない。しかし昔と比べて思えば基本的に聴く音楽は器楽が多いが、僅かにオペラ、カンタータが増え程度で、基本はさほど変わりないと思う・・・・

今言えることは可也交響曲系統は多くなった、むしろこれは気難しい10吋のTANNOYの箱を入手してからの違いだ、オケのフォルテを探検するのは生以外は無いが、据え置き型の大きなエンクロージャーで聴けばなんとなく「それらしく」聴こえる、実はこの「それらしく」聴こえるが大変な問題でもあった。


一番音に感じる事は自然な低音が肝心です、勿論LS3/5aでも交響曲は聴けるが、自然に聴ける重低音が感じない、ブックシェルフの限度が感じる。現在の装置はオーディオ再開した当時と比べ全く違ってしまったが、現在Classicは10吋のTANNOYIIILZ inCabinetHPD295をGOODMANS AXIOM 80のA.R.U付きの箱に入れて、聴くがやっとその「それらしく」聴けるようになったのだ、未だ中途半端ながら考えれればやっと入り口が見えた様な感じがする。

筆者も当初オリジナルのエンクロージャーを替えて聴くと音質は落ちる等の記事を鵜呑みにして、TANNOY IIILZ in Cabinetのオリジナルで聴くが、このような箱に入れた音を聴いて驚いた、これが IIILZの奏でる音か?と思ったA.R.U付の効果か自然な低音にびっくりしたのだ。


勿論、JAZZはLS3/5aで聴いているが、所詮音の良し悪しが言われるが、キレがどうの、アタック音がと騒いでも所詮、良い音楽、良い演奏は不滅である。懐古主義でもないがやはりヴィンテージスピーカーで究極を求め追求すると其処から見える景色は今までとは違う景色が見れるのかも知れない。

でもそれは諸先輩からお知えられた、良い演奏者が奏でる良い音楽がなければ、良い装置は不要だ、なんてことを最近染み染み思うのだ。当に禅問答のようである。



最近この10吋のTANNOYの箱の下に引くインシュレーターを製作して試聴したが真とこに良い塩梅に聴けるようになったのだ。此のアイデアを頂いた山岡さまより又ヒントを頂いた。

「これは本格的ですね。それと、厚みをつけた板は下側をお勧めします。
土台として作用しますので、しっかりしたほうを支えにした方が効果があると思います。
本来ならエラストマーゲルを床に直接置いてその上に一枚の板を置けばいいのですが、そうなると全く移動できななくなってしまうので、移動可能の状態にするために板をサンドイッチにしたんです。
でもせっかく厚みのある板を作られたんで比較試聴していただくと助かります。うちでは同じ板厚のものを使っていますので」



とのアドバイス通りに板を反対に据え置く、本日注音したエラストマーゲルも到着し、早速本格的にセッティングを試みる三枚構成で据え置いた。

下写真は本日到着した後日購入のエラストマーゲルです厚み5mmです。



翌日追加で注文したエラストマーゲルも配送されこれでサンド出来るので早速取り掛かる。


三枚重ねにしたエラストマーゲルを8個作り先日製作した板に挟みスピーカーを置く、安定性も高く音の干渉も受けないような感じがするが、添え付け定着するまでは30分程度放置したが安定するのはそれなりに時間はかかるのかも知れない。

なおスピーカーの位置は再度よく調整して寸法も図り一番良いと思われる場所に据え付ける、使用した集積材のためか頑丈で大型のエンクロージャーを乗せてもたわみもない。定位置に据え少し揺するとAIRBOW ウェルフロートボードの上に乗せ多様な感触が伝わる、インシュレーターとしては以前と比べかなり上等なものに変わったようですエンクロージャーを揺らすとAIRBOWと同じ感じに揺れた。

動きもAIRBOW ウェルフロートボード同様の動きをする、地震対応も良いと思った音も全ての音が向上したかのように落ち着いた音がする。塗装も黒のマットで塗ったのはじっくり落ち着き高級品の感じに見える、当分はこれで十分です。



GOODMANS AXIOM 80のA.R.U付きの箱に入れた10吋のTANNOYの音質を十分発揮するであろう。とにかく視聴するが落ち着いた音を奏でる、なにか急に大人の音を感じさせる様な鳴り方に響きだす大型エンクロージャー独特の納得出来る自然な低域が聴こえる。

色々のジャンルの音を試さなければわからないが、時間はたっぷりあり、好きなバッハのカンタータも含め当分試聴が楽しみではある、果たして好きなバッハのカンタータ・宗教音楽ははどういう具合に響くだろう実に興味深い。

以前よりカール・ベーム指揮、ゲオルク・ショルティ指揮のオペラには関心が合ったが、IIILZ inCabinetで聴くかぎり音量に問題があり敬遠気味でしたが、これで解消され大いに楽しむ事が出来ることは今後の音楽鑑賞の楽しみでもある。


ウェルフロートは現在LS3/5aを乗せ聴いているが、此の方式が正しいのなら、厚みのある板を下方にして聴くのが良いと思い試すと若干ながら切れが良くなった感じがした、ロゴを反対にしてボルトの見えるの所にLS3/5aに乗せる事に抵抗はあるが確かに音質は向上した。


早速次は10吋のTANNOYの箱を確かめる、先ずは我々が「これがショルティだ」と考えているショルティ像は、実はDECCAとのレコーディンクによって形成されていったものである可能性が高い。

ショルティは確かに戦前のザルツブルクでトスカニーニの助手をつとめていたが、一方でフルトヴェングラー死去によって1955年ザルツブルク音楽祭の「魔笛」を振ったのもショルティなのだ。日本ではあまりに偏見が強すぎる。いわく、「テンポが速い」「無機的な正確さ」などなど言われるが。


筆者が大好きな落ち着いたベートーヴェン:交響曲第7番を聴く、ダイナミックで生命力に溢れたリズムが全曲を支配する曲を聴けば解かる。
C.クライバー、フルトヴェングラー、トスカニーニ、カラヤン、ガーディナー、ベーム、ショルティ、ヴァントで第4楽章後半部を聴き比べてみました。これは参考になった。


比べて聴けば一層音に厚みが加わり、このインシュレーターはの実力が解かる。
確かに、オペラ、交響曲が気分良く聴ける、多分TANNOYの15吋は全てにおいて今以上に迫力ある音がすると思うが、筆者の部屋での仕様は、この程度の10吋で十分である。

このような曲を10吋のTANNOYで聴くとLS3/5aとの比較はあまりにも可愛そうである、基本的には同じ音がするが、低音の落ち着きさに差がでる、音の響きはとは恐ろしいと感じた。


そして本題のカール・ベーム&ベルリン・フィルは好きで聴くが迫力ある演奏に今回は圧倒された。GOODMANS AXIOM 80のA.R.U付きの箱の音に驚く自然な低音は此の様な演奏には欠かせないようである。10吋のTANNOYの真の実力を垣間見た様な感じです。

今回色々エンクロージャーを改装して、一番音質が変化するはエンクロージャーだと実感する、山岡様のところよりGOODMANS AXIOM 80のA.R.U付きの箱が筆者の所に2018年7月に来て運送屋の事故等色々ありましたが、足掛け2年も掛かってしまった、やっと満足する音が響き始めたのかも知れない。


上記写真はMonitor Red 15"/12"と同時に発売された10inch同軸型2ウェイスピーカーシステム。10吋TANNOYの日本での発売時TANNOY III-LZ 明細
価格不明(1957年発売)
型式                10inch同軸2ウェイ
入力インピーダンス         4.8Ω、15Ω
磁束密度               L.F:10,000Gauss
H.F.     :              15,000Gauss
共振周波数                     35Hz
クロスオーバー周波数     1.8kHz
最大入力(W)                   10W
マグネット重量                 2.8kg
総重量                        4.05kg
付属                                 クロスオーバーネットワーク
当時は単品での販売でした、後日密閉箱付きのシステムとし販売するが
筆者愛用のHPD295まで基本は変わらず永くこのスタイルで販売したようです。

ここで筆者から色々悪銭苦闘して、このヴィンテージスピーカーと言われる10吋のTANNOYを調整してきましたが、セーム革のエッジの交換等調整は長く調整、整備して来ましたが意外と楽しい時間でした、確かにこのオーディオの世界は諭吉さん大枚を投入である程度音質は買えるのでしょうが、それ以外細かな調整をする、例えばケーブル1本でも良く吟味しなければ個人が満足することは出来ないのかも知れない。

その微妙な辺りの調整が悩み苦労するがピタリと合ったときは飛び上がるほど嬉しい、喜怒哀楽を表す事の素晴らしさを教えてくれるようだ。やっとここまでたどり着き遠い道も、今後ますますTANNOY IIILZ in CabinetのHPD295の奏でる音を骨までしゃぶり尽くそうと思うのでした。


今回はモーツァルト:歌劇『魔笛』(Die Zauberflöte)を楽しむ事にしました。


簡単に登場人物を明記する
 ザラストロ(バス)    神殿に仕える大祭司
 タミーノ(テノール)    王子、パミーナに一目惚れする
 夜の女王(ソプラノ)    
 パミーナ(ソプラノ)    夜の女王の娘
 パパゲーノ(バリトン)    鳥刺し
 パパゲーナ(ソプラノ)    最後にパパゲーノの妻となる
[その他の人物] モノスタトス/3人の侍女/弁者/3人の童子 など
物語を簡単に言えば
王子タミーノは森の中に迷いこみます。「パミーナの肖像画」を見たタミーノは、彼女に一目惚れをします。タミーノは森で出会ったパパゲーノを従えて、捕らわれたパミーナを救出に向かいます。試練を乗り越えたタミーノは、最後にパミーナと結ばれます。


 モーツァルト:歌劇『魔笛』 K.620 全曲をベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (オーケストラ)カール・ベーム (指揮)で楽しむ。

オーストリア生まれの巨匠指揮者カール・ベームはモーツァルトを得意としており、交響曲全集をはじめとした数多くの作品を録音しています。この歌劇《魔笛》は自身2度目の録音です(第1回録音はDECCAレーベルにウィーン・フィルと録音。1955年)。
若きヴンダーリヒのタミーノをはじめ、フィッシャー=ディースカウのパパゲーノなど、素晴らしい布陣による《魔笛》です。ベルリン・フィルの格調高く豊かな響きが作品全体を包み込み、唯一無二の名演を確固たるものにしています。
モーツァルト:歌劇『魔笛』
カール・ベーム&ベルリン・フィル
【収録情報】モーツァルト:歌劇『魔笛』 K.620 全曲
      ザラストロ/フランツ・クラス(バス)
      夜の女王/ロバータ・ピータース(ソプラノ)
      パミーナ/イヴリン・リアー(ソプラノ)
      タミーノ/フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)
      パパゲーノ/ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
      パパゲーナ/リーザ・オットー(ソプラノ)
      弁者/ハンス・ホッター(バス)
      モノスタトス/フリードリヒ・レンツ(テノール)
      第一の侍女/ヒルデガルト・ヒレブレヒト(ソプラノ)
      第二の侍女/ツヴェトゥカ・アーリン(ソプラノ)
      第三の侍女/ジークリンデ・ヴァーグナー(メゾ・ソプラノ)、他
      RIAS室内合唱団(合唱指揮:ギュンター・アルント)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (オーケストラ)カール・ベーム (指揮),
 録音時期:1964年6月18-25日
 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)


カール・ベームがベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と行った、1964年のモーツァルト『魔笛』の録音です。ヴンダーリヒのタミーノ、フィッシャー=ディースカウのパパゲーノといった素晴らしい布陣による『魔笛』です。当に劇場の特等席で聴く感じがする。

聴けば納得するが60年代と思えない優秀録音にビックリでした。 特にDGらしいマストーンが美しい録音ポリシーはこの頃から徹底しています。
 演奏は、ベームらしい実直なものでした。モーツアルトには、もう少し「洒落」の部分があればさらに良かったでしょう。 こうしてじっくり効くに相応しい名演・名録音でした。

今後も多くのオペラを楽しんで見ます。ブラボー!

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