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伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

奇人、変人の類か・・・正式名エリック・アルフレッド・レスリ・サティ(Éric Alfred Leslie Satie)についての考察です。

2025年02月22日 | クラシック音楽・オーディオ

春間近である、早朝公園での散歩で公園の梅園の紅梅が満開になっている、白梅も2分咲きといった風情である、散歩を終えMシュナウザーのモジャ君とシャワーを浴びモジャ君の毛を乾かせオヤツと水分補給をさせ、勿論散歩から帰れば自分の部屋にエアコンを効かし朝食後は寛ぐ体勢である。
今週の寒気が終了すれば春が・・・暖房の効いた部屋で朝の珈琲を飲みながらアンプのスイッチを灯す、300B三極管が目覚める、最近気になったサティの作品を聴くが何故か「グノシエンヌ」「ジュ・トゥ・ヴ」のピアノの音が頭から離れない、春の微睡んだ温もりが愛しいのであろうか?



子供の頃から聴いたことのある旋律でサティの作品の作品を浸る事を思い述べる事にする。サティの写真のイメージは上記の写真がピッタリとも思うが・・・

正式名はエリック・アルフレッド・レスリ・サティ(Éric Alfred Leslie Satie 1866年5月17日 - 1925年7月1日)は、エリック・サティはフランスの作曲家。オンフルール生まれ、オンフルールおよびパリ育ち。 「音楽界の異端児」「音楽界の変わり者」の異名で知られる。ドビュッシーやラヴェルに影響を与えた。
フランスの街を、いつも同じ黒い山高帽と黒い上着、それにこうもり傘をステッキに歩く丸眼鏡の男。後世に影響を与えながらも、他のどの作曲家にも似ることがなかったそれ故に異端と言われる作曲家。なんとなく興味をそそられませんか?皆さんはサティの曲を聴けば頷く方は多いのでしょうか?音にやらミステリヤスな透明度のあるピアノの音が魅力的でもあります、「ジムノペディ」「グノシエンヌ」「ジュ・トゥ・ヴ」「ピカデリー」のあたりだとCMなどBGMにも良く使われているので、名前は知らなくても曲を聴くとわかる、という方も多いでしょう。サティの作品の中で、かなり聴きやすい部類ですね。何故聴きやすいのか、といえばこれらの曲の構成がことごとくシンプルだからではないでしょうか。加えてものすごく短かったりします。
今日はフランスのエリック・サティが1900年に作曲したシャンソン。『ジュ・トゥ・ヴー』は、歌詞はアンリ・パコーリによる。元々は歌曲集『ワルツと喫茶店の音楽』のうちの1曲とされているが、現在ではサティ自身によるピアノ独奏版でよく知られている。普通に誰もが知る精神の安らぎを促すような睡眠を導入するような、ゆったりとした三拍子で音の数の少ない静かなピアノ曲。サティ:日本語訳は「あなたが欲しい」とまるで情熱的な意味合いを持つ曲でもある。



此の曲が作曲された当時、34歳のサティは音楽界に自身の評価をまだ確立していなかった。それ故、芸術音楽の作曲のみで生計を立てることが困難で、カフェのピアニストやミュージック・ホール、キャバレーのための歌や付随音楽の作曲家を続けていた。約15年間(1890-1905)のカフェ、キャバレー音楽家生活をサティ自身は「大変な堕落」と考えていたが、その間に作曲されたカフェ・コンセール音楽(1860年代頃からフランスで流行した喫茶店のために作曲された音楽)の多くは大変優れた作品と言える。
その代表的な作品が『ジュ・トゥ・ヴー』である。現代でもCMなどで使われるあまりにも有名なワルツ。『あなたが欲しい』、『おまえが欲しい』、『あなたが大好き』などと様々に邦訳されている。もともとは詞(H.パコリー作詞と伝えられている)に作曲した歌とピアノのためのシャンソンで、歌詞には女性版と男性版があるのが特徴。歌曲(シャンソン)は単純な単純3部形式、ピアノ独奏版は歌曲の形式に中間部(トリオ)が加わり複合3部形式。この頃のサティの作品の中では数少ない小節線が引かれている作品で、奇を衒うことのない自然な流れが心地よい。

エリック・サティ:(ジュ・トゥ・ヴ)あなたが欲しい/Je te veuxのジャンルは?歌曲(シャンソン)なのである。勿論子供の頃は曲名も知らなかった。

 Je te veux おまえが欲しい
 作詞:アンリ・コパリ
  曲:エリック・サティ
★Ange d’or, fruit d’ivresse,
  Charme des yeux,
  Donne-toi, je te veux.
  Tu seras ma maîtresse
  pour calmer ma détresse
  Viens, Oh déesse.
  J’aspire à l’instant précieux
  où nous serons heureux – Je te veux
金の天使 陶酔の果実 魅惑の瞳
その身を投げてくれ。おまえが欲しい
恋人になってくれ。僕のつらい気持ちをいやすために
来ておくれ、ああ、女神さま
僕は、2人が幸せになれる、かけがえのない瞬間を求めている
おまえが欲しい★
  Tes cheveux merveilleux
  Te font une auréole
  Dont le blond gracieux
  Est celui d’une idole.
  Que mon cœur soit le tien,
  Et ta lèvre la mienne !
  Que ton corps soit le mien,
  Et que toute ma chair soit tienne !
美しいきみの髪は
光の輪をはなっている
それは優美な金髪で、
偶像の髪のようだ
僕の心がきみのものになればいい
そしてきみの唇をぼくのものに!
きみのからだが僕のものになればいい
そして僕の肉体すべてを、きみのものに!
★~★繰り返し
  Oui,je vois dans tes yeux
  La divine promesse,
  Que ton cœur amoureux
  Ne craint plus ma caresse…
そう、きみの瞳のなかに、
すばらしい兆しが見える
きみの愛にあふれた心は
もう僕の愛撫を恐れないという兆しが
  Enlacés pour toujours,
  Brûles des mêmes flammes,
  Dans des rêves d’amour
  nous échangerons nos deux Âmes!
いつも抱き合っていよう
同じ炎に焼かれよう
愛の夢の中で
僕たちは魂を交換しよう
★~★繰り返し



何となく聴くとどこか物憂げ美しく、つかみどころのない旋律。テレビや映画、街中で、エリック・サティの音楽を耳にしたことのない人は、いないといっても過言ではないのではないでしょうか?しかし一度聴けば旋律の美しさは忘れない曲である。クラシック音楽の世界からは「異端児」とされ、一方で「現代音楽のルーツの1つ」と称されるエリック・サティ。1866年フランスに生まれ、59才でその生涯を閉じるまでに、後世へまで影響力を持つ数多くの音楽作品を残しました。
ピアノ作品 3つの「ジムノペディ」 6つの「グノシエンヌ」 「官僚的なソナチネ」 「梨の形をした小品」 「乾からびた胎児」これらのピアノ作品は、シンプルな旋律線と独特の和声進行を特徴としており、多くの作品に風変わりな標題と皮肉に満ちた演奏指示が付けられています。グノシエンヌとはフランス語で「気づき」という意味だそうです。 この作品は、音楽の中に哲学的・精神的な要素を取り入れたものとされています。 サティ自身が「正確に演奏することが重要だが、それ以上に、それを正確に聴くことが等しく重要だ」と語っていたということです。
現代では、サティは単なる「変わり者の作曲家」ではなく、20世紀の芸術に大きな影響を与えた革新者として評価されています。彼の作品や思想は、現代の実験音楽、電子音楽、アンビエント・ミュージックなど、様々な分野に影響を及ぼし続けています。その創造性と先見性は、今なお多くのアーティストたちに刺激を与え、新しい芸術表現の可能性を示唆し続けているのです。
エリック・サティは、その独創的な音楽観と革新的な表現により、20世紀の音楽に大きな影響を与えました。一見単純に見える作品の中に込められた深い思想性と、慣習に囚われない自由な発想は、現代においてもなお、新鮮な魅力を放っています曲を筆者の好きな2015年に『オルガ・シェプス・プレイズ・ショパン』で日本デビューの甘味な魅了あるオルガ・シェプスで聴いています。



オルガ・シェプス(Olga Scheps, 1986年1月4日 - )は、モスクワ生まれの女性ピアニスト。ピアニストでケルン音楽大学の教授でもある父親のイリヤ・シェプスにピアノを学び、6歳のときにドイツに移る。ケルン音楽・舞踊大学でパヴェル・ギリロフに師事。12歳のときから演奏活動を行っており、2007年、ルール・ピアノ・フェスティバルでデビューして以来、ドイツの著名な音楽祭に招かれ、ソリストとしてベルリン・フィルハーモニーほか世界有数の会場でリサイタルを開催。

現在はドイツを中心に活動している。ケルン在住。
演奏活動以外では、2011年以来アウディおよびショパールのブランド大使を務めている。クラシック音楽界における、ドイツの権威ある賞であるエコー・クラッシック賞受賞者であり、魅惑的な舞台での振る舞い、活き活きとしたサウンドと暖かいタッチなど独自の特徴的な音楽により、同世代に評価の高い人気のピアニストが数多く居並ぶ中で、極めて短い期間で独自の地位を確立してきた。



オルガ・シェプス/サティ:ピアノ作品集

エリック・サティ生誕150年記念リリース。「音符を真珠のように輝かせる」「ピアノの詩人」などと評され、2015年の初来日で大きな話題を呼んだオルガ・シェプスの「RCA Red Seal」への最新録音2016年に生誕150年(5月17日)をむかえるサティの最も有名なピアノ曲を収録した「サティ・アルバム」音質も大変優れものである。
「音楽界の異端児」とされ、ドビュッシー、ラヴェルら印象派の作曲家にも大きな影響を与えるのみならず、彼のあとの20世紀の音楽が辿ってゆく方向性に重要な一石を投じた超個性派エリック・サティ。バレエ音楽・歌曲以上に、サティが最も多くの作品を残したのがピアノ曲で、当アルバムには、誰もがそのメロディを知っている「ジムノペディ第1番」や「ジュ・トゥ・ヴ」など、サティの代表作が収められている。

[収録曲]
サティ:
 01. 6つのグノシエンヌ
 02. 「真夏の夜の夢」のための5つのしかめっ面 (ダリウス・ミヨーによるピアノ独奏用編曲)
 03. 3つのジムノペディ
 04. あんたが欲しいの (ジュ・トゥ・ヴ)
 05. 3つのサラバンド
 06. 歌うワルツ「優しく」
チリー・ゴンザレス(ジェイソン・チャールズ・ベック):
 07. ジェントル・スレット

 オルガ・シェプス(ピアノ)
 録音時期:2016年
 録音場所:ドイツ、マリエンミュンスター、コンツェルトザール

オルガの紡ぎ出すピアノ・サウンドの美しさと深い抒情性、開放感はサティの音楽の美質を香り高く表出している。
ボーナス・トラックとして、カナダ出身のピアニストでありエンターテイナーの天才音楽家ことチリー・ゴンザレスによる「ジェントル・スレット」を収録。
オルガはこのマルチ・ミュージシャン、チリー・ゴンザレスとステージでよく共演しており、その成果としてこのボーナス・トラックが収録されることになった。
オルガ・シェプスはモスクワに生まれで、ケルン音楽院で名教師パーヴェル・ギリロフに学んだ才媛。2010年にアリス=紗良・オットとドイツの権威ある「エコー賞」を二分したほどの人気と実力を備えるピアニスト。
ドイツ・クラシック音楽界の大御所評論家ヨアヒム・カイザーをして「オルガ・シェプスは真の発見だ。彼女が弾くようなショパンをこれまで私は聴いたことがない」と言わしめた個性的才能の持ち主。



ラファエラ・グロメス(Raphaela Gromes)
1991年ミュンヘン生まれのチェリスト。4歳より母からチェロを習い始める。2005年にフリードリヒ・グルダ作曲のチェロ協奏曲を演奏してソロデビュー。2012年、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンにおいて開催されたリヒャルト・シュトラウス・フェスティバルの若手演奏家のためのコンクール(チェロ部門)にて優勝。2017年、ソニー・クラシカルの専属アーティストとして初のアルバム『セレナータ・イタリアーナ』をリリースし、高い評価を得た。以降、定期的にリリースを重ね、2023年6月に最新アルバム『ファム〜女性作曲家たちの肖像』をリリース。彼女は、個人的に入手したジャン=バティスト・ヴィヨーム作の1855年頃のチェロを演奏します。



この為に注文した新譜が到着、クラシック界の女性スター、オルガ・シェップス(ピアノ) 、 ラファエラ・グロメス(チェロ)2人がタッグを組み、ショパンの夜想曲を新たに演奏。ピアニストのオルガ・シェップスとチェロ奏者のラファエラ・グロメスがタッグを組み、フレデリック・ショパンの伝説的な夜想曲6曲を斬新かつユニークなアレンジで披露。フレデリック・ショパンの夜想曲は、夢見るようなメロディーと豊かなハーモニーの質感が特徴。クラシックピアノのレパートリーの中で不朽の人気曲となっており、音楽を通して感情を呼び起こすショパンの比類ない才能を示している。



ショパンの夜想曲

フレデリック・ショパン (1810 - 1849): 
 夜想曲 Op. 9: 1 ショパン:ノクターン Op. 9: Ⅱ.アンダンテ (チェロとピアノ編曲: ジュリアン・リーム)04:19 
 夜想曲、作品62: 2 ショパン:ノクターン Op. 62: Ⅱ.レント (チェロとピアノ編曲: ジュリアン・リーム)02:59 
 夜想曲、作品32: 3 ショパン:ノクターン Op. 32: I. アンダンテ・ソステヌート (ジュリアン・リームによるチェロとピアノ編曲)05:00 
         4 ショパン:ノクターン Op. 32: Ⅱ.レント (チェロとピアノ編曲: ジュリアン・リーム)02:45 
 夜想曲、作品55: 5 ショパン:夜想曲集 作品55 第1楽章 アンダンテ(ジュリアン・リームによるチェロとピアノ編曲)05:17 
 夜想曲、作品15: 6 ショパン:ノクターン Op. 15:Ⅱ.ラルゲット (ジュリアン・リームによるチェロとピアノのための編曲)03:19 

合計実行時間23:39
 オルガ・シェップス(ピアノ) 、 
 ラファエラ・グロメス(チェロ) 

筆者が好きなオルガ・シェップスのショパンのピアノ、チェロのDUO最近お気に入りのアルバムでもある。
クラシック界の女性スター2人がタッグを組み、ショパンの夜想曲を新たに演奏。ピアニストのオルガ・シェップスとチェロ奏者のラファエラ・グロメスがタッグを組み、フレデリック・ショパンの伝説的な夜想曲6曲を斬新かつユニークなアレンジで披露。5月10日にソニー・クラシカルから発売される新作EPで発表される。



もともとピアノ独奏用に作曲されたが、クラシック界の女性スター2人による新たなアレンジにより、これらの有名な楽曲に新鮮な色合いがもたらされている。1827年から1846年の間に作曲されたフレデリック・ショパンの夜想曲は、夢見るようなメロディーと豊かなハーモニーの質感が特徴。クラシックピアノのレパートリーの中で不朽の人気曲となっており、音楽を通して感情を呼び起こすショパンの比類ない才能を示している。オルガ・シェップスとラファエラ・グロメスは、ジュリアン・リームとともにアレンジを手掛け、音楽の旋律の質に焦点を当て、原曲に新たな色合いをもたらした。



ピアニストのオルガ・シェップスは、近年、主要なクラシックコンサートの舞台で実力を発揮しています。レコーディングアーティストとして、彼女はクラシック音楽、映画音楽、ポップスの境界を越えた独自のレパートリーコンセプトで知られています。彼女のアルバム「Family」、「Melody」、「Satie」は、世界中で何百万回も再生され、この品質を実証しています。紛れもない解釈と卓越した多才さを持つオルガ・シェップスは、今注目の同世代で最も人気のあるピアニストの一人です。
チェロ奏者のラファエラ・グロメスの演奏は、技巧、情熱、喜びが特徴です。彼女の2023年のアルバム「Femmes」は、9世紀にわたる音楽史 にわたる注目すべき女性作曲家ですね。ブラボー!

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オルガ・シェプス (mobu)
2025-02-24 07:48:34
オルガ・シェプスさんは掲載のYOUTUBEで初めて聴きました。
「2010年にアリス=紗良・オットとドイツの権威ある「エコー賞」を
二分したほどの人気と実力を備えるピアニスト。」
そうだったんですね。アリスさんも、時折サティーの曲をプログラムに
いれてたりしますが、彼女もジャンルを超えて取り組んだりしているので、
どこかこのお二方似ている方向性を持っているのではと妄想いたしました。
ジュ・トゥ・ヴの軽快なテンポは何か新しい感じがしてよかったです。
返信する
mobuさんコメント頂きありがとうございます。 (金ちゃん)
2025-02-24 08:13:54
私は以前よりイリーナ・メジューエワのピアノ演奏が好きで、
良く聴きましたが、彼女の練習曲全集に「グノシエンヌ」の演奏を聴き
私の好みのテンポで弾く演奏が好みで良く聴いていたが、
今回のオルガ・シェプスの演奏と何処となく似ており驚き愛聴する様になりました。
勿論ショパンの演奏もお二人も素晴らしいとも思ってます。
しかしながらバッハ好きの当方としましては
バッハの演奏も多く手がけている、
イリーナ・メジューエワの演奏を聴くことが多い様です。
現在40歳になったばかりのオルガ・シェプスの今後にも注目ですね・・・
楽しみが増えた様にも思ってます。コメント有難う御座いました。
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