久々に電車で水道橋に仕事で、愈々忙しい時期になってきました。
偶には土曜日の空いてる時間の移動は心地良いですよ。
少し早いがハロウィンの関係の仕事で 午後2時には終わり、軽い食事をして現場を後にします。
もうハロウィンと思うと実に1年が早い、当に走馬灯のようです。
久しぶりに隣駅の御茶ノ水のオーディオユニオンを覗く・・・・
昔から秋葉原の電気街の人が多いのがどうも敬遠して御茶ノ水は除くのですが・・・
バカ高いアンプ、B&W他高級スピーカーが居並ぶ・・・・!
200万以上のスピーカーのオンパレード 音より驚きは客層です、新しいYAMAHAのスピーカーも陳列されて
客は圧倒的に60歳以上の年寄りばかり・・・・勿論筆者もそうですが・・・?
今やオーディオショップもこの年代(年寄り)が狙いなのか、ビンボーな筆者には
アンプもマークレビンソンを初め到底縁のない アンプがズラリ並んでます。
でも試聴しますと素晴らしい音はするのですが、音楽が聴こえないんですね(笑)
先日誰かが、こう言うシステムは車ならF1ですよ、と言っておられましたが家庭で楽しむ音楽は音質じゃなく、
間違いなく音楽を楽しむことなんですね・・・・・・素晴らしい音が鳴ってます、でもそれだけなんです。
いい曲を、いい感じで聴きたいから無理をしてレコードを買い、のCDを買い、アンプを改良したいと思うのだ。
しかも、最高唯一という装置など、この世にじつはないのである。フルオーケストラの再現は所詮無理なんです。
どこにもないなら、 現在自分の聴いている装置こそ最高と言えなくもない。
拙宅でゆっくり好きな曲と好きな珈琲をすすりながら時を楽しむ事が良いですよネ。
筆者好みの豆を揃え気分によって淹れて楽しむ程度の道楽が至高の一杯になります。
帰りに最近切らした好きなコナ珈琲(コナオンリーは高額なので)のブレンドを購入して
ゆっくり豆を引いて珈琲を淹れ音楽を聴きます。
この曲はオーディオチェック用としてもかなり有名な曲ですが・・・
Oscar Peterson Trio – We Get Requests. 1964. ( Full Album)
Oscar Peterson“We Get Requests”といえば適度な刺激と洒脱。
古今東西のジャズピアニストの最高峰の技量で奏でられる美音。
分かり易さと高度な内容が同居している希有な音盤です。
が今回は Oscar Peterson(オスカー・ピーターソン)の、
有名なライブ音源に「The London House Sessions」というのがある。
このライブ音源から4枚のライブ盤がリリースされている。
Oscar Peterson - The Sound Of The Trio .1961 . ( Full Album)
1. Tricrotism
2. On Green Dolphin Street
3. Thags' Dance
4. Ill Wind 5. Kadota's Blues
1曲目の「Tricrotism」と5曲目の「Kadota's Blues」はブルース。
ピーターソンの超絶技巧な ブルース・インプロビゼーションが凄まじい。
ピーターソンは唸りを上げてインプロビゼーションを展開しているが、
その「唸り」が耳触りでは無いのが面白い。
The_sound_of_the_trio 例えば、同じ「唸り」でも、キース・ジャレットの唸りは耳触りなんだが、
ピーターソンの「唸り」はキーが合っていて、 歌うような「唸り」なので気にならない。
さすが歌手として一流の実力の持ち主のピーターソンである。
逆にキースはキーが合ってないからなあ(笑)。
この1曲目の「Tricrotism」と5曲目の「Kadota's Blues」のブルース演奏では、
ベースのレイ・ブラインの、 これまた超絶技巧なジャズ・ベースの至芸が堪能出来る。
ベースの音もJAZZのウットベースの音は限界があります。拙宅の音は絞まらない低音です、
これが結構長めのベース・ソロなの で、 この長めのベース・ソロを「冗長」とするか「至芸」とするかで、
このライブ盤の評価分かれるような気がする。
3曲目の「Thags' Dance」では、ドラムのエド・シグペンの、
これまた超絶技巧なジャズ・ドラムの至芸が堪能出来る。
こちらの方は程良い長さで良い感じ。聴衆もソロが終わった後は拍手喝采。
実に趣味の良い実力派ドラミングである。
拙宅のシステムではあの乾いたドラムの音はやはり出ないのが残念です、アルテック
ジムランでないと満足出来ないスネアー、バスタムの音が欲しくなります(笑)
でも音楽は鳴ってくれるんですよ・・・・・
そして、筆者がこのライブ盤『The Sound Of The Trio』を愛する理由は、
2曲目の「On Green Dolphin Street」と4曲目の「Ill Wind」の存在。この2曲が、
僕にとっては「絶品」なのだ。ピーターソンならではのもの。強弱併 せ持って、
超絶技巧なテクニックをひけらかすこと無く、自然に展開していくインプロビゼーションは素晴らしい、 の一言。
良い感じなんですよね〜。
それとOscar Petersonといえば軽いボサノヴァは外せません。
Oscar Peterson Bossa Nova
オガーマンは弦の達人ともいうべきストリングスの使い方が上手です。
オスカーピーターソンのWAVEでも、見事に綺麗なフレーズを乗せています。
中でも、3分54秒あたりから始まるところは、まさに「オガーマン・マジック」。
ホルン系の音を静かに流しながら、徐々にストリングスの音色が聞こえてきて盛り上がっていきます。
これと比例して、オスカーピータソンのアドリブも冴え渡ります。
ピアノの「オスカー・ピータソン」ですが、スタンダードなジャズ演奏が特徴です。
筆者は染み染みおまいますが、JAZZを音楽を楽しむのは、懲りすぎて、可聴が不可能なジャズよりも、
オスカー・ピータソンのような、自然さが残っているジャズがいいですね。
素直に「音楽」として楽しめます。
ちなみに「WAVE」は、ボサノバの巨匠、アントニオカルロスジョビンの曲ですね。
筆者も昔から好きで言わずと知れた、名曲です。