伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

笑っちゃうようなスタンダードJazzを楽しむ、筆者の大好きな三流アーチストEddie Higginsを検証するの巻

2016年09月12日 | JAZZ・ボサノヴァ


最近、自宅で聴く音楽のは、弦楽器の演奏の割合が多くなってますが・・・でも偶にはJAZZもいいものです。

どうもボリュームを上げても余り変化が無い・・・変わらないんですね?少し音に物足りない?でも偶にはJAZZ系統も聴いてみたい!でも満足する音がでない!そうだア・レをためそう・・・・現在裏方でお休み中の、オンキョーM-8000を繋いで見よう!(かなり古いアンプですが・・・元気の良い音は請け合います)一般的にはジャズ系統には良いとされる。
この頃のオンキョー製品のアンプが現代の安定してきたアンプの魁の作品になったアンプかも知れない?ただ此のアンプは点灯してから最低でも30分程は音が安定しないようで、まるで真空管のアンプのようです(笑)早速接続して音を出し始めます。

尚スピーカーのKEFにつきましたは、あのアメリカ系の開放的な音とは違うがこの程度のJAZZなら十分楽しめます。でも最終的にはアルテックやジムランのような乾いた歯切れの良いアメリカ的な(刺激的)な音はむりそうですが・・でも、M-8000が、JAZZ、POP系は元気の良い此のアンプが良いのですかね!
この程度のピアノ・トリオのドラムのブラッシュワーク、ウットベースの撓るような音。ジムラン等とは比べ違いはあるが、いい感じで聴けますブックシェルフの音としてはこの程度なのでしょう。

最近は程度の良いLINNのLK100にパワーアンプ変えてからは、少し細身なところもありますがこのパワーで聴いています。全体の雰囲気と品格が勝ります。このシステムにあった音楽は・・・・・? 

そうです筆者好みのアーチスト、エディ・ヒギンズEddie Higginsです。

ビル・エヴァンス、キース・ジャレット、バド・パウエル、セロニアス・モンクと同列に語ろうものなら、目の色をかえて猛烈な反論反撃をしてくるんでしょう(笑)、くそまじめな精神の持主(ドグマ好き/権威好き/守旧派/脳味噌の中身はオガクズかオカラ)どもがいるが、彼奴らのたわ言など知ったことではない。

一流だろうが二流だろうが有名だろうが無名だろうが革新的だろうが凡庸きわまりなかろうが類を見なかろうがどこにでも転がっていようが、いいものはいい。わるいものはわるい。話は簡単だ。

硬直した権威主義者と取り澄ました教養主義者と頑迷蒙昧な教条主義者は「物静かに退場しろ」ということである。筆者も好きなピアノ・トリオの紹介エディ・ヒギンズ◆Eddie Higgins。

エディ・ヒギンズと言えば、1932年生まれですから、若かりし頃はバップ・ピアニスト。1958年に初リーダー作を出しましたが、サイドメンを務めることが多く、リーダー作が話題になることもなく、知る人ぞ知るという感じのピアニストでした。
しかし、突如、晩年、1990年代になって、日本のヴィーナス・レーベルに数多くの録音を行い、ジャズ・ファンを驚かせました。

ヴィーナス・レーベルは、「オーディオ好き,美女ジャケット好き,スタンダード好き」といった、あの頃は、どちらかと言えば、中高年のジャズ「おやじJAZZ」と言われたオヤジ向けのレーベルです。

エディ・ヒギンズのピアノは、何といっても上品で聴き易く、リリカルなプレイが特徴で、日本人好み(特に中高年でしょう)の音傾向です。いわゆる「カクテル・ピアノ」的な演奏です。実は此れがリラックス出来、凄く良いのだ!何時まで聴くも飽きない演奏に酔いしれる。

此れはオヤジにならないと理解できないかも知れない。だが一度体感すると何気に癖になるノリの良さが堪りません。

 筆者が大好きなCDです。凄いスタンダード!

 ●煙が目にしみる

 ●木の葉の子守唄

 ●星に願いを

 ●あなたは恋をしらない

 ●ビギン・ザ・ビギン、

もう笑ちゃう位スタンダードを旨く弾く、此のようにおしゃれな、ノリの良い所、大いなる三流アーチストによる演奏、凄く良いんですよ!是非お聴きください。

All The Things You Are - Eddie Higgins Trio 

エディ・ヒギンズ/Eddie Higgins. 超一流でも一流でもなく、二流あるいは三流。大いなる二流。あるいは一流の二流もしくは二流の美学を持ったピアノ弾き。ジャズ・ピアノについて語られるとき、エディ・ヒギンズの名が挙がることはほとんどない。革新的なことをしていないから?カクテル・ピアニストだから?このあたりのノリの良さは抜群であう。

Eddie Higgins Trio - Like Someone In Love

理由はいくらでもあり、いくらでもつくられる。実にイキの良いサウンドなんです。実に軽くノリが良く、スイングしてるって感じが良いのである。

 例えば 一流の映画監督よりも三流の映画役者をこよなく愛す。

     カネがあろうがなかろうが自分の生活を匂わせない。

     60歳を過ぎても少年の好奇心が旺盛である。

     謎めいた部分を持っている。

     家庭のことはいっさい口にしない。等々

くそまじめな精神の持主どもがいるが、たわ言など知ったことではない。一流だろうが二流だろうが有名だろうが無名だろうが革新的だろうが・・(爆)

凡庸きわまりなかろうが類を見なかろうがどこにでも転がっていようが、いいものはいい。わるいものはわるい。一流の映画監督よりも三流の映画役者、脇役をこよなく愛する筆者としては、当然にエディ・ヒギンズを愛する。

「たかが音楽、されど音楽」だけれども、やはり、音楽など「たかが」という括りをしておくくらいがちょうどいい。音楽に対して憎まれ口減らず口を叩こうと思えばいくらでも叩けると思います。

You must believe in spring - Eddie Higgins

Trio

こんな楽しい演奏を提供してくれるJAZZマンはもういないのかも知れません。

ちょっと過去の話になりますが、ジャズ・ピアノの超ベテラン、エディ・ヒギンズが、8月31日、フロリダ州フォート・ローダーデールにあるホリー・クロス病院で死去されました。享年77歳でした。

最近筆者がよく聞くタイトルは Fine Romance Import

Eddie Higgins Trio - Historia De Un

Amor

現在iTunesでエディ・ヒギンズ・トリオを探せば50枚ほどの演奏が楽しめます。昔は筆者もラムゼイ・ルイスも好きでしたが、エディ・ヒギンズ・トリオを知ってからは此の三流アーチストが大好きになりました。

聴いたことのない方は是非一度お楽しみください。

追伸、今や懐かしい以前の装置を見直して見ました。この記事の書き込みは5年前の内容ですが、音楽のく内容は全く変わらないようです。此のような気分の良い演奏者も実に珍しく、カクテルJAZZ等と言われるかも知れないが、未だ大好きで良く聴いています。
当時と比べ少し装置も若干グレートアップしましたが、欧州の装置で少し渋めなヒギンズサウンドも違う意味で楽しみます、正にオヤジサウンド極意とも言えるかも知れない。

LS3/5Aは導入して一年程すぎ、改良出来るところは手を施し、現在の装置は此の頃の物と全く違ってしまったが、HigginsのJAZZは実に心地よく聴ける。現在JAZZはLS3/5Aで聴いているが、HigginsのJAZZは変わらなくスイングする、所詮音の良し悪しが言われるが、キレが、アタック音がと騒いでも所詮、良い演奏は不滅である。それと最近LS3/5Aは改造終了後はスッキリした音質が実によくキレ・キレなスイングが堪りません。
今までスーパーツイーターを繋ぎ高域を補正して聴いていたが、修正後は不要となり現在は使わなくとも音質は変わらないように感じます。

勿論可動するアンプはやはり真空管に限るようです、半世紀前のLUX KIT/A3500を少々改良し真空管を交換しパワーアンプとして使っているが、ある程度の馬力もあり安定した音質はJAZZを聴くには実に良い塩梅に鳴ってくれる。



最近筆者の虎の子のIIILZ Monitor Goldを搭載したユニットに交換し試聴に至るが、エージングも進み聴くことが益々楽しみになった。
先日ALTEC愛好者がスーパーツイーターを増設し音質が随分良くなったと言う記事が合ったが、思うにビンテージスピーカーの実力派計り知れない深い底があるのかも知れない、勿論TANNOYにも言えることですが?ユニットをIIILZ Monitor Goldに交換しますますヴィンテージ色が色濃く魅力ある音が聴けるスピーカーに変身したようです。

勿論TANNOYでもいいスイングはするが、ヒギンズのスイング感は改造後のLS3/5Aの音質が筆者にはマッチするように思う。

今回TANNOYの補修をして感じたことです。すごくデリケートでとても頑固なスピーカーである。勿論TANNOYを可動するには300Bシングルを使用。



懐古主義でもないがやはり究極を求め追求すると其処から見える景色は今までとは違い景色が見れるのかも知れない。でも良い音楽がなければ、なんてことを最近思う。
此のようなスイングJAZZを聴くにはLS3/5Aのような少し渋みなピリッと辛口の英国スピーカーでのスイングが楽しみです。

また、A Handful Of Stars / ハンドフル・オブ・スターズのアルバムでもスコット・ハミルトン(ts)を加えたカルテットも数多くのアルバムもあり筆者も良く聴いています、何故か楽しくなるアルバムが豊富です。

永遠に気軽にスイングジャズするEddie Higginsのピアノに、ブラボー!