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機微談語[きびだんご]

心の動きや物事の微妙な趣を徒然なるままに…。初めての方は注意事項もお読みください。

四大陸選手権2020

2020-02-12 17:03:05 | スポーツ
日本から男子は、羽生結弦くん、友野一希くん、ジュニアから鍵山優真くんの3人。

女子は紀平梨花ちゃん、坂本花織ちゃん、樋口新葉ちゃんの3人。

女子では紀平梨花ちゃんが、男子では羽生くんが
別次元のレベルで優勝しました。

2人ともミスを上手くリカバリして、格の違いを見せつけた感じです。

羽生くんは、SP、FS共にプログラムを
「バラード第1番」と「SEIMEI」に変更して
『勝ち』にこだわった感じですね。

男子では、ジュニアの鍵山くんが大健闘の3位に入りました。
今後がとても楽しみな選手の一人です。

2位にはジェイソン・ブラウンが入りました。

ジェイソンは安定の美しさですね

彼の演技を見ていると、本来のフィギュアはジャンプだけじゃないと思わせてくれます。


羽生くんはこの大会で優勝したことで、スーパースラムを達成しました。

ちなみに、スーパースラムとは、

世界Jr.選手権、Jr.GPファイナル、
世界選手権、GPファイナル、四大陸選手権(又は欧州選手権)、オリンピック

の、ジュニア時代からの主要国際大会6大会の全制覇です。

この中で、4年に一度のオリンピックの優勝がないと
スーパースラム達成は、なかなか難しいものですね。

それを達成させた羽生くんはやっぱりスゴイです。

2019全日本フィギュア選手権

2019-12-23 21:10:51 | スポーツ
今年の全日本は見どころぎっしりでしたね。

まずは順位から振り返ろうと思います。

女子

1位:紀平梨花

2位:樋口新葉

3位:川畑和愛(Jr.)


男子

1位:宇野昌磨

2位:羽生結弦

3位:鍵山優真(Jr.)


女子は順当に紀平梨花ちゃんが優勝しました。

4サルコウを回避して、『質』に重点を置いたのが成功しました。


男子は、5週間で3連戦という過密日程で疲労がたまっていた羽生くんは

見るからに体が重そうで、ジャンプに精彩を欠き、優勝を逃します。


一方、昌磨くんは臨時コーチにステファン・ランビエールを迎え、

本来の良さを取り戻しつつあります。


それは演技に入る時の表情にも表れていたと思います。

羽生くんは珍しく緊張した面持ちだったのに対し、

昌磨くんは、リラックスした柔らかい表情でした。

これが今回の勝負の分かれ目だったように思います。


男女とも3位には、ジュニアの選手が入りました。

ジュニアのレベルがかなり上がってきているなぁと実感させられます。

特に男子では、今回は5位になりましたが、

ジュニアGPファイナルで優勝した佐藤駿くんもいます。

1歳差の2人ですが、

かつての高橋大輔くんと織田信成くんを見ている様で

今後が楽しみですね。


その高橋大輔くんはシングル競技を引退し、アイスダンスに転向します。

今大会がシングル最後の演技になります。

ジャンプには精彩を欠きましたが、ステップは健在で、

改めて見ごたえのあるステップだなぁと思いました。

キス&クライでは会場中から、大ちゃんコールが湧きあがりました。

高橋くんからは、長年支えてくれた長光コーチへ感謝の花束が贈られました。

また一つ、大きな転換期が来たような気がします。

寂しくもあり、楽しみでもあり・・・。

2019GPファイナル

2019-12-09 21:23:12 | スポーツ
今年は、男女ともメダルには4回転が必要な時代になってきました。


ただ、女子に関しては、今はまだ『絶対に必要』というわけでもありません。

それはコストルナヤが証明してくれたような気もします。

今回、コストルナヤは4回転を跳んでいません。

3アクセルと総合力で優勝したと思います。

ジュニアあがりとは思えない落ち着いたスケーティングをするなという印象です。


トゥルソワとシェルバコワは、4回転を跳んできましたが、

ジャンプに比重を置き過ぎた感じが否めません。

演技を観ていても、「ジュニアだなぁ」という印象が残ります。


紀平梨花ちゃんは、転倒してしまいましたが、

4サルコウにチャレンジしました。

SPで6位だったから、チャレンジできたのかもしれませんね。

失敗しても次につながるし、成功すればメダルも狙えます。

実際、転倒はしても4位まで順位を上げました。

いいチャレンジだったと思います。


男子は、ネイサン・チェンがほぼ完璧な演技で優勝しました。

羽生くんは、ちょっと力み過ぎたように感じました。

それは公式練習での今回の演技に関係ない4アクセルの練習に表れていたと思います。

自分でモチベーションを上げていたんじゃないかと思いました。


今回はジュニアも同時に開催され男子は、

羽生くんの後輩の佐藤駿くんが会心の演技で優勝しました。

これからも仲良しでライバルの鍵山くんと切磋琢磨して頑張ってほしいです。

次は全日本ですね。


2019GPシリーズ スケートカナダ

2019-10-29 19:21:59 | スポーツ
この大会前の非公式練習の帰りに

田中刑事くんと本田真凛ちゃんの乗ったタクシーが

交通(衝突)事故に遭いました。

幸い大怪我は回避でき、刑事くんに関しては

殆ど影響はなかったようにみえました。

真凛ちゃんは右足に大きなサポーター。

スピンの練習は、ほとんどできなかったそうです。

それでも、最後までしっかりと滑り切ることができてよかったです。


さて、男子は、順当な感じで羽生くんが優勝でしたね。

刑事くんも3位に入り、GPファイナルへ望みをつなげました。


女子は、新しい時代の幕開けになりそうですね。


SP、FS合わせて3本の3アクセルを跳んだ紀平梨花ちゃんは2位。

大きなミスもなく点数だけ見れば優勝してもおかしくないレベルです。


ただ、優勝したトゥルソワは、1回の転倒があっても

4回転を4本跳んで男子並みの得点をたたき出しました。


どのくらいすごいことかというと、

今回のトゥルソワのFSの基礎点が88.40。

2014年のGPファイナルの時の羽生くんのFSの基礎点が88.04。

今回の男子FS2位のナムくんの基礎点が79.70。

つまり男子のトップレベルのプログラムを滑っていたということです。


ジュニア上がりの女子選手が、男子のトップレベルのプログラムを滑るって、

去年までは想像もできなかったです。

女子は、SPでは規定(ジャンプは3回転のジャンプ、ダブル以上のアクセル、コンビネーション)で

4回転は入れられないので、FSだけになってしまいますが、

SPにも入れられるようになるのも、遠い未来ではなさそうですね。

ジャパンオープン2019

2019-10-07 19:53:49 | スポーツ
シーズンの始まりを告げるような大会です。


男女シングルの4人のフリープログラムだけで戦う

日本、北米、ヨーロッパの3チームによる団体戦です。


勿論、チーム順位も気になりますが、

それぞれの選手が今期のFSでどんなプログラムを滑るのか

そんな楽しみもあります。


今年のメンバーは

~ 日本 ~

宮原知子、紀平梨花

宇野昌磨、島田高志郎


~ 北米 ~

ブレイディ・テネル、長洲未来

ネイサン・チェン、ビンセント・ジョウ


~ 欧州 ~

アリーナ・ザギトワ、アレクサンドラ・トゥルソワ

デニス・ヴァシリエフス、ハビエル・フェルナンデス


結果は、1位:欧州、2位:日本、3位:北米 でした。

男子は、ほぼ予想通りという感じでしたが、

女子は、予想以上なレベルでした。

特にトゥルソワは4回転を4本跳んでみせました。

構成的には、男子と戦えるくらいのものだと思います。
(実際に男子を抑えてチーム欧州のトップです)


オープニングゲストには

ステファン・ランビエル、織田信成、

メリル・デービス&チャーリー・ホワイト


カーニバル・オン・アイス2019では、

ジャパンオープンに出演の選手に

高橋大輔、鈴木明子なども加わってなんて豪華な

高橋くんは、来季からアイスダンスに転向なので、

シングルの演技は見逃せませんね。

そんなSPの演技をジャンプを抑え目で披露してくれましたが、

もう『すごいっ』としか言いようがない演技でした