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京都の旧会津藩の足跡を訪ねて。

2013-03-21 23:17:54 | ウォーキング
朝から晴れ上がり暖かくなりそうな予感がしたので
西本願寺へ彼岸のお参りに出かけた

10時過ぎに着いた京都駅はすでに大勢の観光客で
にぎわっていた

西本願寺に参ったあとは京都御苑の桃園へ行きたい
そこからは今年のNHKの大河ドラマ「八重の桜」で
京都守護職として会津藩が本陣を構えた金戒光明寺
を訪ねて余裕があれば(もっか腰痛)哲学の道沿いに
ある法然院の椿を見に行きたい

一向に回復しない腰痛にすっかりと行動をさし止め
されているので痛みは我慢しても歩いておきたい

まず京都駅から西本願寺を目指して足慣らし・・・


御影堂門から入る


年に二回は訪れる西本願寺も半年ぶり、春の暖かい
陽光をいっぱいに受けて御影堂と阿弥陀堂が並んで
いる姿は一段と威容で圧倒される



御影堂は東西48m、南北62m、高さ29m 
親鸞聖人の御真影(木造)が安置されている


腰の痛いのは我慢して畳の大広間に座って親鸞さん
の遺影を眺めていると不思議と安らぐんだ


阿弥陀堂 東西42m、南北45m、高さ25m 
阿弥陀如来像が安置されている


団体で来ていた人達が焼香をしていた


御影堂の廊下


本願寺を出て堀川通りを京都御苑を目指して上がる
ここはウォーキングのつもりで・・・


通りにもすがすがしい春が・・・


歩きなれた通りなので適当に路地に入ったりしなが
ら二条城まで歩いた


腰痛がかなり応えてとてもウォーキングとはいえな
かったかもしれないがとにかく二条城を経由で京都
御苑に着いたら12時半になっていた


暖かすぎるくらいの日差しを避けベンチに腰掛けて
途中で仕入れたパンで昼食代わりした

楽しみにしてきた桃園の桃はいまが見頃、4~5年
ぶりだったが前のイメージの通りできれいだった


真っ青な空をキャンパスにして


こっちも負けていない!


梅林の梅はかなり散っていたが遅咲きの種類なのか
まだきれいにそいている木もあった


大きな梅の古木もこの通り


梅キャンパス!


人気ひとり占め


もうひとつ楽しみにしていた近衞家邸宅跡の枝垂れ桜は
ちょうど満開でこれはラッキー!
青空に映えるピンクの枝が風に揺れて大勢の人が一斉に
シャッターを押していた


桃園のすぐ近くにはおなじみの蛤御門がある
多分、次の日曜日の大河ドラマではここで繰り広げ
られたのシーンが出てくると思うのだが・・・

1864年、この周辺で御所の警護にあたっていた
会津・薩摩・桑名藩と長州藩との間で激戦が行われ
その戦いが「蛤門の変」といわれている


その時の砲弾の跡が今でもはっきりと残っている


御苑内には神社もあるよ


左-琴平神社 右(中)繁栄稲荷社


京都御所の正面、建礼門の前を行く


正面に大文字山の大の字がくっきりと見えてくる


ここから金戒光明寺へ向かったが途中、御苑の東側
の寺町通りにある新島旧邸を訪ねてみた

そこは同志社を創設した新島襄の住まいであったが
後に妻となった八重はここで亡くなるまで過ごしたそうだ


見学には予約が必要ということで外から見るだけに
なったがモダンな建物でいつか再訪してみたい


ドラマの「八重の桜」がきっかけになっているのか
イベントも催されているようだ


鴨川にかかる丸太町橋をゆっくりと渡る
気持ちよい春風がすーと体を通り抜けていくような
気がしてあー来てよかった!


川岸の柳も柔らかな日差しを浴びてうれしそう


丸太町通りを平安神宮の裏手まで行き14時41分
に金戒光明寺の門前についた


門前の会津藩殉難者墓地の大きな碑が立っている


金戒光明寺の魅力の一つは巨大な山門なんだが今は
改修中で見られなかったのが残念だった!
パンフレットは桜の山門から御影堂が見える


金戒光明寺は23年5月に来てから2年ぶりの再訪
法然上人が比叡山を降りて最初に草庵を結んだのが
このお寺の始まりで浄土宗七大本山のひとつ


御影堂でしばらく坐ってゆっくりさせてもらった


御影堂横の熊谷直実の鎧掛けの松


金戒光明寺は、大河ドラマ「八重の桜」に登場して
くる会津藩の松平容保が京都守護職としてこの寺に
本陣を置いていた

幕末の京都の治安維持と倒幕派の取り締まりのため
新撰組を下に置いたことでも知られている

長州藩との蛤門の変や伏見鳥羽の闘いで亡くなった
会津藩の墓所が境内の一番奥にある
ここまでは坂道と階段が続くのでほとんど人影はない


訪れるのは二度目、それは立派な墓所だ


此ハ會津人の聖地デス 礼節ヲ持ッテ墓参シテ下サイ
と書かれている


高台の墓地で眠っている人たちのことが忘れられない
できちんと守られているように思えた


それは立派な墓所で今日も掃除をしている人を見た


會津墓地保存会の碑


周りに花や写真が置かれていた
鶴が城の写真だろうか?帰れなかった城をせめても
見せてあげたいという思いからだろうか


影で活躍をした会津子鉄の立派な墓もある


墓地に行く高台にある三重塔は徳川秀忠の菩提を弔う
ために建立された


その秀忠に嫁いだ二年前の大河ドラマの主人公だった
「江」の立派な供養塔もある


金戒光明寺の桜はまだつぼみですぐに咲く気配では
なかったので見頃は月末あたりかもしれない

次に行く予定だった法然院へはやはり腰痛がきつい
ので断念してバスで京都駅へ直行した


京都駅ビルに映っている向かいの京都タワー


親鸞さん、法然さんという偉大な宗祖の遺影に接する
という得難い一日を過ごすことができてありがたい!

歩数計は約24000歩になっていた
腰のことを心配してくれる人がいるかもしれないが
機嫌よう歩いてきたので心配は無用です。