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雨の枚方宿。

2013-03-10 18:52:21 | ウォーキング
お世話をしているウォーキング倶楽部の3月例会で
江戸時代に大坂と京都の中間にあって交通の要所と
して栄えた京街道・枚方宿を訪ねた

淀屋橋から京阪特急で集合場所の枚方市駅へ向かう
先頭車両のまた先頭座席をゲット!



ここは鉄道ファンにはおいしい特等席でしばらくは
鉄ちゃんおじさん!



駅の集合場所に行くとすでに全員の顔が揃っていた
事情で欠席者が増えたが参加者11名でスタート!



今回は地元枚方に住むH&Kさんコンビが担当して
午前中はガイドさんまで付いて本格的歴史ウォーク
を企画してくれた



「宿」とつくと東海道五十三次を完歩した自分の血
が騒ぐ!

といってもここ「枚方宿」は東海道五十七次、大坂
と京を結んだ京街道4宿のひとつだ

豊臣秀吉が築いた淀川堤防(文禄堤)の上を東海道
の延長として整備し「伏見」「淀」「枚方」「守口」の4宿
を置いたことから57次と言っているが京街道とか
大坂街道とも言っている

今日はその枚方宿の東の入り口の東見附から西見附
間を中心に周辺の枚方の名所をガイドさんと訪ねて
午後からは淀川の河川公園を思い切り歩こうという

ちょうど10年前に琵琶湖から大阪湾まで歩いた時
この枚方の京街道も歩いているので懐かしくもあり
楽しみにしてきた

枚方といえば天野川伝説、天野川をいったん渡って



ガイドさんの説明を聞く、お勉強!



再び天野川を渡って川に沿い左折してすすむと



枚方宿東見附跡へ着いた、ここがかっては枚方宿の
東の出入り口があったところ



ガイドさんの説明についつい口をはさんでは宿場の
解説をしてしまう・・・やりにくいやろうなと反省!



静かな街道に入ると問屋役人を務め村と宿の運営に
影響力を発揮していたという小野邸跡が遺構として
保存されており



隣に古い梵鐘と近代的な建物に生まれ変わっている
浄行寺へ



耳がふたつに口ひとつ 多くを聞いて少し言うため
 アー自分に言うてくれてる!



こんなことも書かれている
 人間には答えの出ない悲しみあり

さらにすすむと背丈の低い枚方橋の石柱があった
でも川がないぞ?
案内によるとかってここには安居川が流れていて
現在は暗渠になっているそうだ



街道では第二日曜日に開かれるという
「くらわんか五大市」の日で大変な賑わいの人混み
の中を行く



賑やかな通りの角に大きな道標が立っている

道標には東海道は、この辻の北へ、右へ大坂方面へ、
くらしたきの表示もあり重要な交通ポイントだった
と思われる

ここを宗左の辻といったらしく江戸時代に角野宗左
という人が製油業を営んでいてそう呼ばれるように
なったらしい



空模様があやしくなり気温も下がってきて腰の痛み
が激しい・・・昨日までの暖かさはどこへ行った!

ブログで事情を知っている女性メンバーが心配して
くれるがここで心配をかけるわけにはいかないんだ!





宿場街の名残のある建物、老舗がずいぶんとある



きれいに咲いてるなー



混雑していた街道から小高い万年寺山の意賀美神社
へ、この上り階段にきて足が上がらない・・遅れる!





なんとか先に行くメンバーの姿を見失わないように
意賀梅林でおいつきここで一息ついた
梅はきれいに咲きそろい満開だった!





そこから枚方市の指定天然記念物という「椋の樹」
を訪ねた、樹齢が600~700年とか



途中で森繁久弥さんの生家の前を通ったがすぐそば
で知人に遭遇してお互いにびっくり!



通りの家にも春満開・・・



やさしい街だな



京阪電車、踏切で5列車も待った、撮り鉄でいこ!



来た、特急!



ちゃんと並んで・・・



お寺が多い、このあたりは浄土真宗が寺内町を形成
していたようだ、浄念寺



お寺の掲示板は生きる教科書、浄土真宗、浄土宗の
お寺にはおことばがある、これも楽しみのひとつ!



これ商品か飾りものか?



ふたたび街道に戻り名物のくらわんか餅のにおいに
さそわれて全員一個だけ、おやつにした



枚方宿本陣跡についたが何も残されていなかった
かってはここらが中心地だったのかもしれない



枚方宿の問屋役人だった木南喜兵門家



宿場の西の出入り口、西見附跡でガイドさんとお別れ



雨で昼食場所は公設の会館に変更してくつろけだ



午後のスタート、ウォークの本番、淀川の河川公園
に向かったが雨は本降り、強い風に傘があぶない



途中まで行ったが川風が強い淀川の河川敷のコース
行きは断念して引き返すことにした



自分の腰も限界、寒さがきつい!

戻り道は枚方宿を語る時にここが一番、指定文化財
の「鍵屋」資料館に寄った





鍵屋は、天正年間に創業されたようで江戸時代に大坂
--京・伏見間を行き来した「三十石船」の船宿として
栄えたそうだ

その三十石船の乗客に「酒くらわんか、餅くらわんか」
と物を売り付けた煮売船は「くらわんか船」と呼ばれ
長い船旅に退屈した旅人から大変親しまれたらしい

淀川三十石船唄に「鍵屋裏には碇は要らぬ三味や太鼓
で船止める」と歌われている

いまの鍵屋は19世紀初頭の建築されたもので表玄関
を街道に開き、裏口は淀川に接していて船の乗降りに
最適な構造になっている

確かにその構造を見て見事な作りだと感心した!



資料館の入り口に、いい香りがしていたが何の花?
沈丁花かな?



そのまま引き返して枚方市駅近くでお茶タイムにした
しばしここでミーティング?

小柄な体でパワフルな女性のMちゃんがスロージョグ
を始めた話で盛り上がった
これでおばさんメンバー4人が全員走り始めた!

ほんまに驚くそのパワー、それも心のパワーがすごい!
みんな仕事現役で、孫々ちゃんもいるメンバーなのに
健脚の上についに走りだした、止まらない!

こちらが腰が痛いとぐでぐで言っている間にも彼女達
はどんどん走っているらしい、まいったよ

しばし話し込んで解散、おじさんグループは駅に向か
わず別の方向へつれ持って行った
少し早い黄昏ウォークなんだろう

どうせ早く家に帰ったって邪魔なだけだろうからなあ
それも例会に参加する楽しみなのだろうからご自由に!
と思いながら女性軍と電車に乗った

この人たちは家で主婦業が待っている
おじさんたちはうろうろして風邪ひこうと知ったこと
ではないが女性軍を風邪ひかせるわけにはいかんのだ

せっかくきちんと準備をしてくれたH&Kさんコンビ
にはコースの半分も歩けなくて残念だったろうと気に
なったが又の機会もあるだろう

今日もしみじみと思った
何も遠くまででかけなくても自分の住む地域に関心を
もって歩いてみればいくらでも見どころはある!

担当してくれるメンバーが地域密着のウォーキングを
積極的に企画し担当してくれるようになって例会内容
が大変充実してきた

特定の人間が運営をしている限り個人の力量の範囲で
いずれマンネリと使命感だけで息詰まってしまう
会員は人任せのおお客さん会員になってしまう

うちは例会すべてを倶楽部の部長を中心に全員が担当
をしてお互いに積極的に協力をしあっている

下見も資料もいらない!と言っているが下見はやるし
資料もそれなりに準備してくれる

それも楽しそうにやってくれているので気持ちがいい
おかげでマンネリにもならず毎回楽しい企画で楽しい
だから自分の出番はまったくお呼びでない!

お客さん会員はいらない!
と言いながら主宰の自分が一番のお客かもしれない?

任せれば人は動いてくれる
そして個々の意識が向上し倶楽部のレベルも上がる

歩くだけの会ならあえて自分がお世話することはない
もっと人間として大切な学びがあるはず

みんなそのことを理解して参加してくれていると思う
もしかしたら自分が教えられているのかもしれない
今日もそのことをしみじみと思った

すばらしいメンバーに恵まれ感謝している!

花とおじさん