小生の家系は高血圧家系である、五十になったとたん血圧が高いといわれ降圧剤を服用する羽目になった。
降圧剤服用前の血圧は、上170、下100くらいだった。 服用開始後、しばらくすると、肩こり頭痛などの全身症状がなくなり実に気分のいい毎日が送れるようになった。それ以来ずっと血圧は安定し、毎月の検診では、上130、下85くらいである。
月曜日、昼食を食べ始めたとたん、激痛が左上半身を襲っった。左半身の腰から上、胸にかけて広い範囲に痛みがはしる。特に、左の肩甲骨の裏、心臓の裏側が一番激しく痛む。
てっきり心筋梗塞を発症したと思い、直ちに、行きつけの病院に転がり込んだ。 直ぐに診察が始まり、採血・心電図計測・血圧計測と数名の看護師さんと検査技師さんが同時に作業を始めた。
立会いの医師が、血圧は170-110だという。(数時間後、これは痛みのため血圧が上昇したのだと説明された)
しばらくして、心電図にも異常がないという。 10分後くらいには、緊急血液検査の結果が出た。
血液検査では心筋梗塞により壊死破壊した心臓細胞から生じる特殊なたんぱく質を計測するというのだが、これも白。 1時間後になると、精密な血液検査の結果が報告され、医師からは、心筋梗塞ではないと断定され、ひと安心。
さらに、胸部のCT撮影、血管異常や肺がんの心配も無いとのことで、 痛みの原因は判らずじまい。
日一日と軽快しているが金曜日でも痛みが残っている。 健康に自信のある体質ではないが、変わったことがないとついつい健康管理を怠けてしまう。
十数年前の古い血圧計を探し出して、毎日数回測ることにした。いつまで続くやらである。