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12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
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スイスの登山鉄道 その3

2009年08月13日 05時47分43秒 | Weblog

最終目的地=ユングフラウヨッホ(JB:ユングフラウ鉄道) 駅名は「ユングフラウの肩」の意味。

早足で歩くだけで息切れがする3500mの高地まで電車で簡単に登れる。若い頃は登山電車やケーブルカーで登山するなど邪道だといきまいたこともあったが、古希が近くなると便利な乗り物登山がこれほど有難いとは思わなかった。


ユングフラウヨッホ駅(Jungfraujoch) 海抜は3454メートル。ユングフラウ山の鞍部に設置された駅で、トンネル内部にある。駅の外でスキーや犬ぞりも楽しめる。

 

一般人が到達できる最高地点は、エレベーターで昇る「スフィンクス展望台」だが、雪山経験者なら(十分な装備をした上でだが)4158メートルの山頂まで登山することも可能。 

近くを世界遺産にも認定されたアレッチ氷河が流れている。

1898年までにアイガー山麓(アイガーグレッチャー駅)まで完成、部分的ながら営業が開始された。その後、堅い岩盤に苦しみながらも建設は進み、1912年8月にユングフラウヨッホ駅が開かれた。

建設期間中は、ユングフラウの山頂まで鉄道やロープウェイを建設する構想もあったが、資金の限界・観光客が高山病を発症するリスクなどを考えて、途中のユングフラウヨッホを終着駅とすることになった。

山中のトンネルから外の景色を見るための展望台を設ける構想は、設計者のA.G.ツェラーによるものだが、彼自身は鉄道の開通前に死去した。

途中の展望台の駅は次の三箇所である。

アイガーグレッチャー駅(Eigergletscher)
この駅を出発すると、アイガーの山中を抜けるトンネルに入ることになる。途中下車をする人はそれほど多くはないが、駅前からは駅名の由来である「アイガー氷河」を目前にでき、またアイガーグレッチャー駅からクライネ・シャイデックまでの道のりは、下り坂だけの比較的手軽なハイキング・コースとして知られる。

駅舎には最盛期のみ簡易なホテルが開設される。グレッチャーとは氷河という意味。

アイガーヴァント駅
(Eigerwand) 駅名は「アイガーの壁」を意味する。三大北壁のひとつで、いままでに多くの登山家の命を奪った「アイガー北壁」として知られる。トンネル内のホームに列車が数分間停車するので、その間に歩いてすぐの展望台から、ガラス窓越しに切り立った崖を眺めることができる。

なお、基本的に当駅で数分間の停車を取るのはユングフラウ方面への登り列車のみである。

アイスメーア駅(Eismeer)
駅名は「氷の海」を意味する。アイガーヴァント駅と同様の構造の駅で、同じく数分間停車するので、展望台から氷河を眺めることができる。アイガーヴァント駅同様、観光のための停車は登り列車のみである。