現代視覚文化研究会「げんしけん」

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白雪って、本当のお姫様だったのですね。

2006年12月17日 10時23分53秒 | アニメ・映像全般
 白雪の過去。おとぎ話を枕元でしてくれる優しい父は国王。その父の背中は変わって行く。戦いに興じるようになる父。離れて行く行くちいさきお姫様との距離。そこには、継母の存在があった。お姫様は本を読み、魔法を沢山と勉強をし始める。全てを忘れる為に、優しかった父を取り戻す為に・・・。そして【白雪】自身も【サンドリヨン】により故郷を追われたのだ。消されていた記憶。継母と【サンドリヨン】との会話。悪夢。しかし、この事が【赤ずきん】たちに新たなる道しるべとなり「ウィザースベル」へと導かれる。
 魔法の櫛で子どもの姿になる【白雪】。記憶も、意識も、子どもの頃になってしまう。少し生意気だけど、凄く可愛いのだ。【赤ずきん】たちは妹のように思い、接していた。「肉じゃが」を食べている【ちび白雪】も凄く可愛かったですね。
 夜。おやすみの時間です。何かお話をしないと眠れない【ちび白雪】。みんなで交代でお話をするが「ちゅまらん」との一言。最後に【草太】が「タガメとゲンゴロウ」のお話をしてくれますが、今までの中で一番につまらないようです。それは【白雪】の父も同じおとぎ話を話していたから・・・。【白雪】は父親を思い出し肩を震わせていて泣いていた。すぐに泣き疲れてしまう。
 『お父さま・・・お父さまはどうしてかわってしまったの・・・白雪は、もっと魔法を勉強しますぅ・・・だから・・・だから、お願い、優しいお父さまに戻って・・・』
【白雪】は、もっと自分を見て欲しかったと思います。寂しかったのだと思います。横に寝ていた【いばら】の手を握る【白雪】。いきなり【いばら】は起きる。真剣な表情だった。彼女の中に【白雪】の夢が流れ込んできていた。【いばら】が近くにあったバケツの水面にその夢を映す。そこには、ウィザースベル。変わって行く父の姿。継母の高笑い。一人ぼっちになる【白雪】。押し殺す泣き声。バケツの水面は揺れていた。まるで【白雪】の心のように・・・。初めて知る【白雪】の過去。知らなくても良い事なのかもしれない。でも、【赤ずきん】は気になってしまう。だが【白雪】は、弱音も、泣き言も言わない。そんな女の子。性格は悪いけどね(笑)。
 結界魔法の消滅。それは【ヘンゼル】に【赤ずきん】たちの居場所を教えているようなものだった。【サンドリヨン】に進言し【グレーテル】が【草太】を狙うのだった。
 朝。目覚めると【白雪】の姿がない。一人で泣いていた。【草太】が隣に座り、あるお話をします。一人ぼっちちいさなお姫さまが2人の女の子に出会う物語。かけがえのないお友達に出会い、もう一人ぼっちではないのだからと【草太】は語りかけているようにも見えた。そのお話は【白雪】を元気にし、笑顔にさせる。
 そこに、エプロン女こと【グレーテル】とナイトメアリアンが【草太】を狙って襲撃を仕掛けてくる。【白雪】が魔法で対抗しようとするが、吹雪ではなく、雪を降らせるのが精一杯。襲いかかる【グレーテル】の「ミッシググレイヴ」の刃。そこに【赤ずきん】たちもかけつける。【白雪】は自分が人質に取られていても、その性格は今と変わらない。【赤ずきん】と【いばら】はなぜか、嬉しかった。そんな【白雪】を救い出す為に【赤ずきん】と【いばら】が前に出る。【白雪】のいつか出会うかけがえのない友達。【赤ずきん】と【いばら】。再び【白雪】は魔法を詠唱し始める。魔法力の強さは、想いの強さ。その【白雪】の強き想いが状況を好転させて行く。【赤ずきん】もプリンセスモードを発動し、ソードで撃退する。【白雪】も元の姿に戻り、【グレーテル】も撤退をする。そして【白雪】は大事な事を思い出す。封じられた悪しき記憶。継母は【サンドリヨン】の手下。目指すは、継母の故郷「ウィザースベル」。【サンドリヨン】の手がかりを求めて、今は行くしかないのだから・・・たとえ、どんな困難が待っていようとも・・・。