現代視覚文化研究会「げんしけん」

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おとぎ銃士 赤ずきん 『ムーンライトじゅ~すぅぃ~』

2006年11月05日 06時22分38秒 | アニメ・映像全般
 『おとぎ銃士 赤ずきん』第19話を観させて頂きました。霧深き灰色が支配する世界。その中を歩く一人の男【ジェド】。サンドリヨン城。邪眼の魔女に呼ばれたのだろうか?【ランダージョ】の出迎えなど不要。【ジェド】の前に鏡が出る。先には、無数の鏡の部屋。【サンドリヨン】は直接には会うつもりはないようだ。用件は、三銃士の抹殺。エルデの鍵を手に入れる事。ライカンと組む事に不満がある【トゥルーデ】。だが、その組んだ手は用がなくなれば離される。信用も、信頼も、絆も、心もない。あるのは、利害のみ。
 その頃【赤ずきん】たちは【ヴァル】を先頭にし、ある地を走り抜けていた。【ジェド】の支配圏。【いばら】は居眠りをしながら走っている。実に器用である。すると【赤ずきん】が真っ先に走り出す。【ヴァル】は感心していたが、トンボを追いかけていた。急ぐ【ヴァル】は危険なにおいを感じていた。日暮れより後・・・人狼。ライカン。
 そこに助けを呼ぶ少年の声がする。みんなで行くと沼にはまっている男の子を見つける。【いばら】が棘で助けようと試みるが何かヒゲらしきものが絡み付いている。その先には、毒を持った巨大なナマズがいた。【赤ずきん】が剣術で男の子を助け出すが、目の前を飛ぶトンボに一瞬、気を取られる。そこにナマズのヒゲ攻撃が振り下ろされる。身を挺して守る【ヴァル】。かすり傷・・・平気ではなかった。毒におかされ倒れてしまう。
 洞窟。その中では【ヴァル】の名を叫ぶ【赤ずきん】の姿がある。【白雪】の回復魔法では効果がない。薬草。「火の花」が必要だと【白雪】。『火の園に生えている燃える花』と【いばら】。【赤ずきん】は一人で薬草を取りに行く。【ヴァル】は大切な存在。絆がある。危険など関係なかった。ただ助けたかった。【赤ずきん】は自分を責めていた。そこには責任感もあるだろう。【ヴァル】のはげしい息づかいだけが聞える。【白雪】と【いばら】に【草太】と【りんご】をたくして走り出す。
 結界。【白雪】と【いばら】は食料を探しに行く。「くれぐれもここを離れないで下さいませ」と言う【白雪】。苦しそうな【ヴァル】。【キュピ】も看病のお手伝いをしています。すると【草太】が立ち上がり【ヴァル】の為に水を汲みに行きます。【草太】は優しい少年。苦しむ【ヴァル】に、今何ができるだろうか・・・。【赤ずきん】は火の園で己との戦いをしている。【草太】は水を汲みに行く。少し遠いが町が見えた。
 リドムの町。何か雰囲気が違う町。商店のお婆さんに「火の花」の事を聞くが手がかりはない様子。【草太】に「人間かい?」と聞く。この町から逃げる事を促す。そこに2人の兵士が来る。人間のにおいが残っている。ここは【ジェド】が支配する町。人狼の町なのだ。お婆さんからこの町の事を聞く。日暮れ前、月が昇る前にお逃げと・・・。空のたるに隠れる【草太】。【赤ずきん】は灼熱の炎から「火の花」を手に入れた。【白雪】と【いばら】が戻ると【草太】が帰って来ないと訴える【りんご】。ちゃんと言うべきだった。人間にとっては危険な所にいる事を・・・。その場に緊張がはしる。
 夜。たるの中で寝てしまった【草太】。月が昇っている。静かな町に響く狼たちの遠吠え。【草太】もこの町の状況を理解した。そこを狼たちに見つかってしまう。たるの中にいたのが幸いし、町の中を転がりながら進んで行く。【ヴァル】もその身体を引きずりながら【草太】の所へ行こうとする。【白雪】と【いばら】はすでに向っている。【ヴァル】は今の国王【ジェド】になり、すっかりと変わった事の危険性を認識していた。そこに【赤ずきん】が「火の花」を持って帰って来た。その笑顔の【赤ずきん】に【ヴァル】は『バカヤロっ!』と一喝する。
 「エルデの鍵である『草太』を守る事が【フェレナンド】からたくされた大切な役目」。その彼女の勝手な行動に怒っていた。しかしながら【ヴァル】はその想いは嬉しいはず、だが、一つの判断ミスが【草太】を失う事になるかもしれない。その事に気づいて欲しいのだった。手を火傷していた【赤ずきん】は泣いていた。後悔して泣いていた。でも【ヴァル】が心配だったんだ。
 『分かってるよ!分かっているけど、ヴァルをほっとけないよ・・・ヴァルは、大事な・・・大事な・・・私の大事な―』
【ヴァル】はその身体で立ち上がる。自分の強さを見せていた。その姿は【赤ずきん】に勇気を与えるのだった。
 草太の危機。囲まれる【草太】。光る無数の目。「捕えろ」の声。そこに【白雪】と【いばら】が助けに入る。しかし【ジェド】の腹心【ラルゴ】と【バステライ】も現れる。手当てが終わった【ヴァル】も【赤ずきん】の所へ向う。【りんご】に「肉じゃが」を頼んで、厳しくも、優しい【ヴァル】である。いつも【赤ずきん】の事を考えているのだ。
 【草太】は【ラルゴ】と【バステライ】の側にいる。【白雪】と【いばら】は「スウィートフォン」をすてる。まだ、もう一人【赤ずきん】がいる。【草太】を助ける為に狼たちを蹴散らす。【草太】が【ヴァル】の事を聞くと【赤ずきん】は背中を向けたまま指を上げた。
 三銃士の反撃。囲む狼たちを【白雪】と【いばら】が魔法で退く。【赤ずきん】は一人で【ラルゴ】と【バステライ】に立ち向かっていた。今は逃げるしかなかった。【草太】を助け出して、走るが【赤ずきん】たちの前に【ジェド】が現れた。【白雪】と【いばら】の魔法も効かない。飛びかかる【赤ずきん】も地面に叩きつけられる寸前で【ヴァル】が助けに来た。
 【ヴァル】と【ジェド】の狼としての「誇り」。【赤ずきん】と【ヴァル】の前に一匹の狼が飛び出す。あの男の子。そのまま攻撃をする【ジェド】を「グリムテイラー」で受け止めるが、【ジェド】の強大なパワーの前に押し返される。さらに迫る【ジェド】に別の狼が止めに入る。あのお婆さんだった。少年は孫のようです。この光景にしらけた【ジェド】。気まぐれだったのかもしれない・・・見逃して貰った。しかし、次に会った時には命の保障はない。【ジェド】は逃げて、追い詰める狩りを楽しむかのようだった。
 【ジェド】と【トゥルーデ】。『ライカン・・・うわべだけの・・・誇りなど・・・笑わせる・・・貴様に三銃士は倒せぬ・・・』消える【トゥルーデ】。動けない【ジェド】。
 草太の想い。【サンドリヨン】と【ジェド】が手を組み襲って来る事に不安を覚える。だけど、こちらには【赤ずきん】の笑顔がある。【ヴァル】とじゃれ合っている【赤ずきん】を見ていると・・・。

 『なんだか・・・大丈夫って思えたんだ・・・』