まちが動く、動き続けるキーワード

本日（５月８日）は「まちが動く」「動き続ける」キーワードを御紹介します。
それは「儲かって、楽しい」です。

「儲かる」というと耳障りなら「得をする」、正確には「損をしない」です。
「得をする」の「得」というのは金銭だけではないことを活動の中で学習しま
すし、「損」をしなければ続ける事が出来ます。

続けて行くうちに世の中が変わっていき、やってることが一番前になることが
あります。その時には全てを分かって動かしていたような顔をしていると尊敬の
まなざしが降って来ます。

「楽しい」は遊び心です。
強いもの、大きいものに対して、斜に構えた対抗心を粋に使う、人に迷惑をかけ
ない大人の行動だと思っています。

この「儲かって、楽しい」を行動指針にするといろいろなジャンルの皆さんが
地域活動に参加してくれます。いろいろなジャンルとは「新しい血」です。
「新しい血」が入ることによって活動に広がりが生まれます。ここから元気と
活気が出てくることを実感しました。

品川中延、街のコンシェルジェ

１３時に品川区の中延商店街で活動されているＮＰＯ法人「街のコンシェルジェ」澤田理事長がお見えになり、空き店舗を利用したアンテナショップ事業で大分県の竹田市との連携が本格的になりそうだという御報告をいただきました。

商店街で空き店舗が出たらＮＰＯで借りて日本各地のアンテナショップをつくり、ビジネスモデルにしていきたいとお考えです。

その他に中延商店街ではミツバチを飼育され、そこから取れる蜂蜜で濡れ甘納豆の製造や生キャラメル作りを商店街事業の視野に入れていると聞かされました。次から次にアイデアを具現化されるフットワークには敬服します。

議員会館の事務所でいただいた濡れ甘納豆を手にしながらの記念写真です。悔しいけど美味しい甘納豆でした。

co-lab(コーラボ)クリエーター長屋見学

まちひとこと総合計画室の田邊寛子さんから御紹介いただき、千代田区三番町に在るシェアオフィス「co-lab（コーラボ）」さんを視察見学させていただきました。

都心の一等地の老朽化した空きビルにデザイナー、建築家、アーティスト、いわゆるクリエーターの皆さんが少額づつ出し合って、ほぼビル一棟を借り上げ、クリエイションに特化した環境を確保し「クリエーター長屋」として経済的にも自立した場所をシェアしています。

地方の工場跡地などには、うってつけの実践モデル活動になるのではないでしょうか。デザイン性が希薄なのが商店街ブランド商品の弱点ですから百万の味方になっていただけるかも知れません。

写真は一階の工房で写しました。真中が私、私の左側はこのプロジェクトの運営とメンバー間の調整を行う春蒔プロジェクト株式会社の代表取締役、田中陽明（はるあき）さん、私の右側が同じくこのプロジェクトの説明をしていただいた宮田里枝子さん、シャターは田邊さんに押していただきました。

カネが出ると知恵が引っ込む

「まちづくりの極意・・」という表題で前回は書きましたが、「極意を授ける」なんて傲慢な思いを持っている訳では有りません。「そういう質問が多いのですが私には分かりません、ただ現場の活動から感じたものはあります」という意味で書かせていただきました。もっと言えば日本中どこでも通じる「極意」なんて無いのではないでしょうか。まちづくり活動に入る時に知っておいた方が良いという事はあるかもしれません。この呪文を唱えればたちどころに商店街のシャッターが開くなんてものは有りません。

「何を始めるにも資金が要る。商店街にはそんな余裕は無い。どうすれば良いのですか？」という質問の時に私は「先ずは身の丈に合った活動を始めてみてください。継続性と必要性が感じられれば１回分の資金は集まります。最初から行政の補助金を当てにすると本来のまち場の動きが出来なくなります。『カネが出ると知恵が引っ込む』と思って下さい」とお答えしています。

行政の補助金を否定はしていません。行政の補助金には「信用」という大きな財産が付与されています。しかし、先ずは自分たちが手弁当で動いて、そこから次のステップを目指して行くべきなのだと思います。

もちろん再開発という大きな事業に行政の補助は不可欠だと思いますが、その再開発を自分たちの地域事業として迎え入れる受け皿を作っておかないと折角の大事業が他人事のような扱いを受けてしまいます。大きな再開発事業を成功させるには地域の小さなイベントの積み重ねが重要なんです。次回はまちを動かす、動かし続けるキーワードについて書かせていただきます。

まちづくり、まちおこしの極意は？

ＧＷの最終日、本格的な雨の降る東京は最高気温１７℃です。体調を崩される方が多くなるのではと心配です。

商店街の活性化対策も含めて、表題（タイトル）のような御質問をよくいただきます。私はコンサルタントでも中小企業診断士でもありませんので「まちおこし」や「まちづくり」を仕事とした事はありませんし、早稲田の商店街が世間一般で言われているような活性化を果たしたとは思っていません。

しかし、現場の先頭で活動させていただいた中から幾つかの心に留めておかなければならないキーワードは学習させていただきました。

商店街の活性化、まちおこしで言ってはいけない言葉が二つあります。「頑張る」と「一生懸命」です。「頑張る」と「一生懸命」の対岸に有る言葉はといえば「出来る事を適当に」ではないでしょうか。

簡単なようで以外と難しいんです、この二つを言わないのは。

一生懸命頑張っている姿は賞賛の対象になりますが、出来る事を適当にやっている姿は誉められません。でも誉められなくても楽しく本業に差し障りの無い状態で動いている人たちの所には同じ志と、まちに感謝する思いを持った仲間が集まって来ます。

人が集まってアイデアを出し合う場を作ったら、後は面白いぐらい進みます。お陰様で早稲田は皆さんのお力で定住人口が増えましたし治安の良さは地元警察からも誉めていただけるようになりました。

「動き始めるのに人だけでなく、資金も無い」というお言葉もよくお聞きします。次回のブログで資金集めと我々の活動の柱になった言葉を書かせていただきます。

５月５日・子供の日

ゴールデンウィークも折り返し点を過ぎ、Ｕターンラッシュが始まろうとしています。今日の東京は久し振りの雨降り、半袖ではちょっと肌寒い陽気です。

「新型インフルエンザの感染者が２１ヶ国・地域で１２００人を超す」という文字が新聞の一面に大きく書かれていました。ＧＷで海外に行かれた方達が不幸にも感染し、日本国内に戻り発症するまでが５日間だとすると来週の火曜日、５月１２日までが危険期間なのかもしれません。

６月１３日に開催を予定している「商店街の震災対策セミナー」への参加呼び掛けも本格的スタートは来週火曜日以降にしようと思っています。

７日からは平常業務に戻り、夜は食肉組合新宿区支部戸塚地区の例会、８日には震災疎開パッケージの執行部会が予定されています。補正予算施行に合わせた受け皿作りの具体的活動に入ります。環境活動、震災対策などの具体的な動きを通じて「政治を身近に」することが私の仕事だと思っています。

５月４日・幸せを実感

ゴールデンウィークで里帰りしている娘夫婦と新宿のパークハイアットホテルの５２階で昼食。夜は息子の自宅で食事会でした。私と女房、息子夫婦と生まれて２ヶ月目の初孫、それに娘夫婦の７名が集まりました。

お陰様で家族全員が元気で一緒に食事が出来ます。（もちろん生まれて２ヶ月目の初孫はまだおっぱいだけですが・・）この「幸せ」を実感していますし、実感しているからこそ「感謝」が有るのだと感じています。

この「幸せ」を大事にするために、「新型インフルエンザ」、「首都直下地震」、「地球環境の温暖化対策」など議員としての具体的な動きを皆さんに見ていただくつもりです。写真は５２階からの絶景。息子の家で家族の集合写真を撮りましたが全員から「家族写真のブログ掲載は不許可！」と言われました。

５月３日・有意義なＧＷを過ごしています

衆議院議員という立場をいただき３年８ヶ月が経ちました。お店の定休日は元日だけ、「お客様の冷蔵庫代わりになれる店」を目指していた、まさに地域密着型の小さな食料品スーパーの経営者として迎えていたゴールデンウィークは「来店客数の減少」をどうやって止めるか、知恵を使う時期でした。

知恵は思いつきのアイデアだけだとは思っていません。知識の活用が知恵の発露だと思っていたので、お客様はもちろん、いろいろな年齢、職業、お立場の皆さんとお会いして、膝を詰めてお話をしていました。その中から「小さいからこそ出来る」という事に気づき、「やってみなけりゃ分からない」という事を思い知らされ、「行動の伴わない議論は『時間の無駄』だ」と叫んで、商店街の皆さんといろんな事をやってきました。

このＧＷ中、大勢に皆さんとお会いする約束をしています。小選挙区は無いけれど、日本中にお知り合いの方が多い、他の議員さんが羨むほどの「凄い財産」を持っている事を今更ながらですが感じています。しかし、その「凄い財産」を本当に活用しているのか、自問自答しています。

自分自身のマニフェストというか行動指針を明確に示す時期に来ているのかもしれません。ただ私の行動パターンは、やりながら修正、調整を重ねていくタイプなので最初に出した目標と微妙にずれて行きます。まあ、最初に出した間違った行動目標に縛られるというのも変な話ですから。

あきんど議連

ゴールデンウィークに突入。我が家でも娘夫婦が本日（５月２日）里帰り、明日は息子の嫁が孫を連れて実家から戻って来ます。明後日は久し振りに家族での食事会、楽しみです。

連休明けに開催する「あきんど議連」の総会の内容を検討中です。

・５月１３日（水）午前１１時～１２時　衆議院第２議員会館第４会議室
【平成２１年度予算、補正予算における商店街関連の補助事業を各省庁より説明】
中小企業庁　地域商業活性化事業、中小企業再生支援協議会事業
農林水産省　地産地消・産直緊急推進事業、地域流通モデル構築支援事業
　　　　　　　食品小売機能高度化促進事業、国産材需要拡大事業他
国土交通省　まちづくり交付金、耐震改修事業改正について他
厚生労働省　空き店舗活用事業
事務局より　「６月１３日に耐震セミナー開催」の報告

・５月２１日（木）午前１１時～１２時　衆議院第２議員会館第４会議室
【ビルのリニューアルについての最新情報】
北山創造研究所と安井建築設計事務所の担当者の方においでいただき、お話を伺う。

商店街が主体の震災対策セミナー

今日から５月がスタート。最高気温は２４度、まさに五月晴れという素晴らしい天気の東京でした。

テレビでは「ゴールデンウィーク突入」を大々的に取り上げ、高速道路の渋滞を画面に流したいのでしょうが道路はそれほど混雑していません。通勤、通学の電車も普段より空いてはいますが、ガラガラという程ではありません。大多数の皆さんはカレンダー通りに動かれているようです。

「不景気だと思うなら、もっと仕事しろ！」と死んだ親父に言われた事を思い出しました。「仕事が無い」「お客が来ない」と言ったら「仕事を作れ」「お客が来たくなるような店にしろ」と言われたと思います。

本日午後２時から新宿区商店会連合会の定例理事会と役員会が開かれました。役員会席上、６月１３日（土）に東京商工会議所の東商ホールで開催される「震災対策セミナー」は新宿区商店会連合会が主催者になる事が決定されました。まさに「日本初、商店街主体の震災対策セミナー」です。