今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

12月27、28日・徳島に行ってきました。

2005-12-29 13:13:47 | 商店会長のコメント
四国徳島の南、室戸阿南海岸国定公園内に位置する海辺のまち、由岐町の東端にある人口130人弱の小さな漁村「伊座利(いざり)」の皆さんの地域おこしグループ「伊座利の未来を考える推進協議会」さんに呼ばれ、徳島に行って来ました。

私が会長役を務めさせていただいている全国商店街震災対策連絡協議会が運営する「震災疎開パッケージ」に「伊座利の未来を考える推進協議会」さんが徳島県内で初めて名乗りを上げていただき、その説明と現状報告をさせていただくためにお邪魔しました。

12月27日(火)羽田空港10時25分発の飛行機で徳島空港へ。空港には推進協議会の草野さんと地元の小学校伊座利校の本田先生が出迎えてくれました。草野さん運転の車で伊座利へ。途中、伊座利の漁師さんが経営する定食屋さんで今朝獲れた美味しいお魚で昼食。徳島から約1時間30分、伊座利に到着。

15時から漁協の入っている生活改善センターの2階大広間で講演、16時から交流会。17時から会場を移して全住民の70%以上が参加する情報交換交流会。子供からお年寄りまで大勢がお集まりになっての大宴会でした。

夜は伊座利の未来を考える会の中心人物のお一人で、由岐町の町議会議員もお務めの坂口 進さんのお宅に泊めていただきました。

28日は朝6時に起きて伊座利の伝統漁法「大敷網(おおしきあみ)」という定置網の体験で船に乗せていただきました。坂口さんからトレーナー、ジャンパー、手袋、長靴をお借りしてタオルを首の周りに巻いて船に乗せていただきましたが、信じられないくらい寒くて冷たくて、でも気持ちの良い体験をさせていただきました。

漁師さん達が何で仲が良いのかも分かりました。漁というのは皆で気持ちを合わせて動かないと網ひとつ上がらないもんなんです。そして海という資源のありがたさも実感しました。「昔に比べて魚が獲れない」と言われていましたが10分程度沖に出ただけでこんなにお魚が獲れるなんて、自然のありがたさをほんの短い時間の体験でしたが感じる事が出来ました。

漁から帰って来て後、「震災疎開」の受け入れ施設として考えている学校の横の建物と、こちらの特産品「あらめ」という海草の生産施設を見学させていただいた後、またまた草野さんの車でお隣の阿南市に送っていただきました。

阿南市のロイヤルガーデンホテルで御地元の衆議院議員、後藤田正純先生の後援者の皆さんに集まっていただき講演会を開かせていただきました。阿南市からは後藤田事務所の中村秘書さんの運転の車に乗り換えて徳島市へ。

15時30分から徳島市のホテルグランドパレスで同じく後藤田先生の支持者の皆さんを対象にした講演会を開かせていただき、19時05分発の飛行機で羽田に戻って来ました。

伊座利へお邪魔する事は議員になる前からの予定でしたし、後藤田先生の後援会の皆さんへのお話する会は耐震強度偽装が発覚する前に決まっていたスケジュールでした。ワーキングチームの皆さんには申し訳ありませんでしたが、倫理感の欠如等を強く感じていたこの問題に取り組んでいた私にとって、子供からお年寄りまで全員参加の地域活動を見せていただき、心洗われる思いでした。お世話になった徳島の皆さんに心から感謝、御礼申し上げます。ありがとうございました。

写真は漁から帰って来た後、泊めていただいた坂口さんのお宅の前での記念写真。左から伊座利の未来を考える推進協議会実行委員長の富田 一利さん、坂口 進さん、右が推進協議会のメンバーで由岐町の職員さんでもある草野 裕作さん。空港に出迎えていただき、阿南市まで送っていただきました、お世話になりました。
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2 コメント

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ぱわふるっ! (ぽん太)
2005-12-29 22:55:37
私は、伊座利へ何度か行かせて頂いた事のある関西の大学生ですが、とってもパワフルなところですよね。

環境も、人も、空気も、私を元気にさせてくれるような、そんなところに感じました。

あと、最近は旧来からの地縁的なコミュニティ機能の低下が指摘されていますが、私達のような若い世代は、昔のような良かったと言われるコミュニティってどんなものなのか知りません。私は伊座利に行った時、「もしかしたらコミュニティってこういうものをいうのかな」という重要性を感じました。



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ポン太さんへ (安井潤一郎)
2005-12-30 08:42:06
ポン太さんへ:

おっしゃる通り、温かくてパワフルで、住民皆んなが地元に強いプライドと愛着をもっている、そんな土地ですね、伊座利は。



「強いプライド」でも決して排他的にならない、ここの辺りが、この土地ならではの受け入れ技術の卓越したところの様に思えました。



私は過去5年間に700箇所で講演させていただきましたが、その夜になって「家(うち)においで」と言われ連れて行かれるという初めての経験をしたのが、ここ伊座利です。



このほど、この伊座利が全国商店街震災対策連絡協議会が運営している「震災疎開パッケージ」のお仲間になってくれました。



詳細はホームページを御覧下さい。

http://www.shoutengai-sinsai.com/
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