今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

葬式に出る為に議員なったんじゃない

2006-05-28 22:14:55 | 商店会長のコメント
秋の総裁選に向かって坂道を転がるような勢いで走り出した、そんな雰囲気です。

「常在戦場、1年生議員の一番大事な仕事は次の選挙に勝つ事だ!」先輩議員がよく話される言葉です。いつ選挙があっても良いように準備を整えておけ、という意味です。冠婚葬祭はもちろん、地元での集まりには必ず顔を出し「国会で頑張っています、片時も地元を忘れてはいません」という事を強くアピールせよと教えられます。

選挙直後、今まで商店会長として、民間人としてやってきた事が国会議員という身分になったらどんなステージが用意され、今までの実績がどのような形で評価、反映されるのかを楽しみにしていました。国会議員になって約8ヵ月、自分の想像以上に国会議員という役職には出来る事、やらなければならない事が一杯詰まっていました。凄い重要な立場なんだという事も今更ながらですが実感しています。今までやってきた事をよりスピーディーに、よりスマートにやり続けるためにも国会議員という資格を持ち続ける事が必要な事も判りました。

この資格を保つためには一ヶ月に80回以上もお通夜に行き、選挙区内の各種の集まりに一ヶ月に500回も行かなければならないのだとしたら、いつ勉強し、活動するのでしょう。昨日も書きましたが、1年生議員の甘さと言われるかもしれませんが「葬式に出るために国会に来たんじゃない」、そんな思いはあります。でもこう書くと「国会議員になっているためには葬式に出続けなければならないのだ。選挙区を持っていないの言う事は甘い!」と言われるのでしょうね。

まだ8ヵ月、もう少し周りを見ながら動き続けようと思っています。運良く私は純粋比例からの議員、この運を生かして地域以外のいろいろな集まりや勉強会、いわゆる票にならない所に顔を出させていただこうと思っています。来年の今頃は言う事が変わっているかもしれません。
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2 コメント

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お疲れ様です! (安井 修)
2006-05-29 19:33:51
いつも楽しく拝見しております。本籍地も近いので、陰ながら応援しています。今のスタンスで十分だと思います。ご活躍を祈ります。
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よく言ってくれました (大野谷靖)
2006-05-30 00:37:24
「葬式に出るために議員になったわけじゃない」。

先輩議員からの批判覚悟でよく言ってくれました。

それが正論であり、王道です。

国会議員は国政の場で、

国の行くべき道を議論する、

その中で評価を得るようになってほしいものです。



近藤理事長の師である故・鯨岡兵輔議員は、

交通違反のもみ消しや就職斡旋は

「そんなのは区会議員や都会議員がやればいい、俺は国会で重要なことを決定しているんだから、そんなことをしているヒマはない」

と一切しなかったそうです。

そのおかげで「鯨岡先生は冷たい」とも言われたそうですが。



国会議員が地域サービスや利益誘導にエネルギーを割かれる政治風土は早く変わってほしいもので、

そのためにはまず選挙民の意識改革が必要ですが。



実は、6月からの駐車違反の取り締まり強化について、

食肉組合でも

理事長と安井議員の連名で、各警察署長に要請文を出す、などという提案がありました。

しかし、

議員が業界団体を代弁する形で警察に圧力をかけるのなどおかしい、

むしろ、安井さんは、みなさん、法律をしっかり守って下さい、と言う立場だろう、

そんなことに安井さんの名前を利用するのではなく、

もっと重大な商店街の振興や小売店の活性化など、

国の経済発展に関わるようなところで活躍してもらうべきだ、

という正論で、

そういうことを安井議員に頼むのはよそう、

という結論に至った経緯があります。



何が何でも当選のために、

というのも一つの選択肢ですが、

それが目的化して、

本質を見失い、

誇りを失えば、

むしろそのことによってもたらされる荒廃も大きいはずです。



今回の発言、大変評価します。
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