今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

震災で示された事

2007-07-18 00:40:38 | 商店会長のコメント
12年前の阪神淡路の大震災から一昨日の新潟中越沖地震まで、スマトラ等の海外で発災したものも含め、数々の大震災は我々にいろいろな事を示しているように思えます。まるで「まだ判らないのか!」と言われているようにも思えてなりません。

1995年1月17日の阪神大震災で灰塵に帰した神戸長田の大正筋の商店街の皆さんの話に触発を受け、早稲田の商店会で震災対策を始める時に「6400人の犠牲者の皆さんに『尊い』という言葉を付けられるのは今生きている我々だけだ。東京で震災が起こり同じように犠牲者が出たらあの人たちの死は『無駄死に』『犬死に』になってしまう。どうかあの亡くなられた方達に『尊い』という冠を着けられるように、地域で一人も死なないような活動を始めましょう」と御挨拶した事を思い出しました。

耐震補強、正確な家具の転倒防止、飲み水、懐中電灯、家の中にスニーカーを用意、一人三日分の簡易トイレ、「年寄り、女、子供」いわゆる震災弱者の疎開先の確保、夜お風呂の水は抜かない等々、こんな程度のことでも相当なレベルの「安心安全のまちづくり」になります。優先順位のトップは「耐震補強」、今後も大きな声で言い続けて行こうと思っています。
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