今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

弱いから、小さいから大事にするのではありません

2010-02-02 05:37:23 | 商店会長のコメント
商店街の店舗が零細で弱小だから大事にしようと言ってるのではありません。必要だから、
無くなっては困るから「商店街の活性化」をテーマに活動をしているのです。

1月の下旬「こだわり商店・早稲田」に昔からお買い物に来ていただいている70代真ん中
過ぎの御婦人がお見えになり「店長さんにお願いが有るの。姉さんが入院してお金が無くて
お米が買えない、2月の1日には必ず代金を持って来るからお米を売って」という御依頼
でした。

もちろん、昔からのお客さまですし、顔見知りなので「2月1日、お待ちしています」と言って
お米や他の品、合計2400円ちょっとの品をお渡ししたそうです。

「お金を持って来なかったらどうするんだ」「どこか具合が悪いのかもしれないぞ」「そんな
ウェットな対応して・・」等々、御意見は有るのかもしれません。でも、まちは元気な人や
情報に精通した人、金銭的な不安の無い人だけで暮らしているわけではありません。
自分に置き換えて、こんな店の在るまちの方が住みやすいと私は思います。
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2 コメント

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Unknown (ハツキタ 大友)
2010-02-02 14:12:35
お店の視点では、なかなか難しい対応です。
おしゃるとおり、お顔が解っていたからのご対応でしょうが…
今商店街に求められているのは地域にお住まいの皆さんと「お顔がわかる、見える」関係になる活動です。お店⇔お客様 だけではなく、地域に住んでいる人⇔地域に住んでいる人との架け橋。大型店にはできない対面販売だからこそできる事ですね。
そういう土壌を商店街が担って行かなければならないです。
都会のお店でのそういう出来事。ちょとホッとしたお話でした。
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大事なお客様 (こだわり商店)
2010-02-03 01:40:48
今回の件、私なりの考えを書かせて頂きます。
私は父の息子として早稲田で生まれ育ちそして
商売をさせて頂いてきました。
その中で私自身は多くのお客様に
私のオムツを替えて頂いたり遊んで頂いたり、あやして頂きました。
お客様に育てて頂いたのです。
今回のお客様ももちろんその一人です。
大事な大事な育ての『お客様(親)』なのです。
正直、商売人として心配な部分もありましたが
今回の私の行動は当然だと思っています。
そして、このお客様の行動自体にとても
嬉しく思えました。何故なら、『頼れる店』という
ある意味、とても強い「ポジション」を頂いたからです。
当たり前の行動ですが、この行動が出来る
『場』と『人』をもう一度見つめ直す良い機会
であると感じました。
早稲田で商売をさせて頂いている事への感謝、そして
もっと多くの方の『頼れる店』になれるべく
頑張ろうと思った一日でした。
以上ご報告まで。
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