テレビっ子だった昔に比べると各段にテレビの前に座る時間は減りました。
面白くなるまで見続ける根気が無くなったのかもしれません。
人様が一生懸命作っている番組を一言で否定するのは申し訳ないのですが
若手芸人の楽屋話とクイズばかりの地上波放送のゴールデンタイムでは
BSやCSのスポーツ、海外ドラマに流れるのはしょうがないと思っています。
その中で毎週録画して見ている番組があります。毎週金曜日の午後3時から
東京MXテレビで放送されている石原都知事の定例記者会見です。
番組が始まっても都知事は出て来ない。今まで見た中で最長は4分近く会見
台を映し続けていた事があります。会見が始まり、脚本の無い流れはドキドキ
させます。
昨日の放送で外国人が手を挙げ質問を始めると「君はどこの会社だ?」と
逆に質問して「ロイター通信です」と答えてから質疑応答が始まりました。
次にフリーの記者さんから「知事は会見でも『シナ』という相手国が嫌がる
国名を連呼されている。こういう事も暴徒化の起因になっているのでは」
という意味の質問が出ました。
知事は「嫌がっている?シナという名称は孫文が言い始めたのだ。外国名の
プラカードにも『シナ』と書いてあるではないか!」と切り捨てるような答弁。
『シナ』の連呼が中国国内でどう思われているか私は調べてもいませんが、
分かりやすい返事ではありました。それ以上にフリーの記者を会見場に入れ、
質問をさせることは首相官邸では有り得ない事、「快挙」だと思います。