Baradomo日誌

ジェンベの話、コラの話、サッカーの話やらよしなしごとを。

すねあノオト

2005-12-01 | 今日の「この音」
我が家では、朝も夜もJ-WAVEがかかりっぱなし。
新鮮な音楽とニュース、そして含蓄のある?さまざまなトークは、耳から心に流れ込む、良質のビタミンだ。
ジョン・カビラ氏の”Good Morning,TOKYO!”の声を聞きながら朝食を食べ、ピストン西沢氏のミックス・マシーンは娘を保育園に迎えに行くときの日替わりテーマ・ソング。
とはいえ、9時からの”ジャム・ザ・ワールド”を聞き終える頃には娘たちを布団に追い込み、換気扇の下で「ほっ」と一息つく時間。
そこで流れる番組が、”Nissan MURANO Tokyo Laboratory”。
小山薫堂氏によるたった10分間の「大人の贅沢」。

って、別にその番組の中身が書きたいわけではなくて、この”Nissan MURANO Tokyo Laboratory”のエンディング・テーマの曲なんである。
つまり、書きたいことは。

誰の、なんという曲か、全く知らない。
ゆったりとした、浮遊感のある、夕日とかに似合っちまいそうな、一歩間違えばベタなメロが多分ギターによって奏でられ、それにペットだろうか、管の音がからみついていく。
それを淡々と追いかける、シンプルなドラム。
ゆるい16ビートで、ちょっとそっけないくらいぶつ切りに、刻みすぎない抜きぬきのクローズド・ハイハットと、極限までシンプルにしたかのようなベードラが、非常に抑えた、ちょっともたり気味?のゆる~いノリを醸し出す。
もう夜だし、のんびりしようよ、と語りかけるかのごときグルーヴがこの時間帯の気分にシンクロする。

そして!

スナッピーの良く効いた、多分ノンミュートのコーテッド・ヘッドを非常に抑制の効いたスティッキングで叩いているのであろうスネア音。
4/4拍目裏からちょっと抜いて、次の小節頭から16分のシングルロールで埋め尽くすフィルは非常に抑制が効いたクレッシェンドで盛り上がり、14拍目にオープンリムショット。
15、16拍は微妙なタップでつなぎ、小節頭に、多分足だけで行うハットのオープンショットによるくすんだ摩擦音を8分音符一つ分入れて若干落としたトーンの展開につなげていく、っていう感じのフレージング。

多分、ラジオで流れているのはほんの何十秒か。
しかし、壁掛けラジオの小さな小さなスピーカーから流れ出る、たったこれだけのドラムの音が、毎晩疲れきって帰宅した私の鼓膜を癒し、かつ、震えるほど嫉妬させてくれるのだ。

なんという曲なんだろう?
誰が叩いているんだろう?

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
言われちまった。 (@鳴り物)
2005-12-02 00:19:09
この記事を読んだカミサンとの会話。



「嫉妬するんだ?ジェラシーなんだ?ふ~ん。」

「何よ、なんか変?」

「いや、おたくといえばそれまでなんだけど…」



まぁ、そう言われればそうかな。
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聴いてみたいでし (flatfishgarden)
2005-12-04 12:35:13
こういう「ひっかかり」の話、面白いですね。

その曲のドラマーに教えてあげたら、泣いて喜びそう。(^^)



J Wavwは9.11以降、「硬派なラジオ局」になりましたね。

民放がゴールデンタイムに”ジャム・ザ・ワールド”みたいな番組を流すなんて、昔は考えられなかった。

車で馬橋に行く時に良く聴いています。

ただ10分くらいでついてしまうので、、、内容によっては、到着してもしばらく車中で聴いています。(笑)
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ひっかかるひっかかる (@鳴り物)
2005-12-04 12:48:21
>こういう「ひっかかり」の話、面白いですね。

>その曲のドラマーに教えてあげたら、泣いて喜びそう。(^^)



自分自身、「言われてみたいセリフだよな~」と

思いますね。

ほかにもこういうネタはいくつかあるので、ぼちぼちまとめていこうと思ってます。



>J Wavwは9.11以降、「硬派なラジオ局」になりましたね。



開局当時からDJを「ナヴィゲータ―」と称するなど、他局とは一線を隔したコンセプトを維持してきた局ですよね。

特に社会情勢に関する姿勢、経済問題に関する姿勢については、ややもするといわゆる「リベラリスト」的な論調が鼻につくこともありますが、非常に賛同できる面が多いです。

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