鳥まり、参る!

ご覧いただきありがとうございます。
日々のいろいろなことを記録しています。

ラザニアとアールグレイムースとサングリアと。

2019年07月17日 | 日記
(オチのない日記です)


この前の3連休、なつかしいお友達とご飯を食べに行ってきました。

そのコはなぜかこのブログ知ってて(笑)…とはいえ、こんなブログ興味ない人だろうと思ってたらなぜか・どういうわけか。

「あのさ、この記事で書いてた流川くん(仮)って〇〇くんじゃない?」

と言われ

「ちょ、なんでそれだけ読んでんの!

 そしてなんで当ててんの!!」

とビビった。

「だって彼のこと、リアル流川楓だなって思ってたから」

マジかよ…現実怖い…何が起こるかわからない…。

あ、この記事ね。
  ↓
※『逃げ場のない傷ついた心は暴力となって…』

と震えていたら、話は思いがけない方向へ…。

友「まあ、他の人にはわかんないと思うから大丈夫でしょ」

私「それ全員にバラすフラグじゃなくて?

  怖すぎるんですけど」

友「しないしない。

  でもさー、これちゃんと訂正した方がいいと思うから言うんだけど…。

  流川くん(仮)、ずっときみのこと好きだったんだよ。

  だからあの書き方はかわいそうでしょ~」

私「ねーよwww」

友「なくねーよww

  君が××くんと別れるのをじっと待ってたんだよ、彼は」

私「あの塩対応で?」

友「塩対応いうなww」

私「というか、それが本当だったら歴代彼女に失礼すぎるね」

友「それな、それな。

  だから当時協力してあげようって気が起きなかったんだよ。
 
  本命が男と別れたら告白して、彼女切るか二股かけるつもりだったのかな?

  ふざけてるよね。

  でも、彼がああいうことだったんだってわかったら、納得いったっていうか。

  傷ついてたんだね」

私「ああいう人はさ、自分で傷に向き合わない限り同じこと繰り返してしまうよね。

  万が一愛が芽生えても、けっきょく私のこと殴ったんじゃないかな」

友「いや~…そんなことはないと思うけど…。

  君のことは殴らないんじゃない。

  彼の彼女たちは明らかにモラハラDVのターゲットになりやすいタイプだったけど、君は毛色が違うから」

私「毛色ってなんなのよ」

友「君といる時の流川くん(仮)はいい人で可愛くて、人間として好きだったなー。

  でも彼女たちの前ではクズ男。

  それ見ちゃうと、君が彼のアプローチや好意を片っ端から折っていくのが快感だったくらいだもの」

私「折ってた記憶ないんですけど」

友「あるよあるよめっちゃあるよ~。

  主任につきあっちゃえよって言われたとき即

  “お互い好みじゃないので、大丈夫です”

  って言ったりー。

  デートに誘おうと頑張る彼の匂わせも片っ端から折ってたしー。

  (BERABERABERA)」

私「マジかよ…」

遥かな(までいかないけど)時をこえておもいがけないことが判明したのでした。

あの記事書かなければ知らなかったんだろうな…不思議…水星逆行中らしい話だね。

※後日追記※

あ。

言われて思い出した。

たしかにそれっぽいこといくつかあったわ。

「××さんのルックスだったら、中身が俺みたいなのでも好きになれる?」

と聞かれて、私は

「心が別人だったら外見も全然違うと思う」

と返したような…おお無慈悲。

あと

「家まで送らせて」

という申し出を

「それ、彼からキツく禁止されてるんだ」

と断った。

何度も、というか飲み会の時はほぼ毎回だったかも。

「性暴力加害者の多くが顔見知りなんだって、だからダメ!タクシー使って!」

と言われていたからそれを守ってのことだった。

正しい行いだけど…。

おお、無慈悲(2回目)。

幼さゆえの察し力の低さよ…。

人間て自分に下心のない相手のこと好きになりやすいよね。

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崩れないベースメイク、省略できるメイク。

2019年07月15日 | 女磨き
(磨いてないけど、コスメの話でもあるのでこのカテゴリーで)

【化粧下地つよい】

最近、メイク下地とコンシーラーとようやく仲良くなれた気がする…ほぼ毎日使っております

テックスメックスのジェルを余裕で倒して(きかない…!)セザンヌの下地の実力を思い知ったところです。

あの効果で600円+消費税だもんね。

本当にすごいわ。

さてさてせっかくなので手持ちのベースメイクとの相性をメモしておきます。

使用しているメイクベース(下地)は全て『セザンヌ 皮脂テカリ防止下地』(赤み肌なので、色はライトブルー)です。

コンシーラーはほぼザ・セムのチップコンシーラーですが(取り出しやすい位置に収納しているので)よりカバー力を求めるときは資生堂のスポッツカバーファウンデイションを選んでいます。

1.×チャコットプランツ パウダーファンデーション

下地を顔全体に塗る→時間おいてなじませる(3分くらい)→コンシーラー→付属パフでこのファンデを塗る。

という順番でやっています。

セムのコンシーラーを使う場合はゆるいのでなじませる(乾かす)時間とったほうがいいかも。

コンシーラーの上部分は一番最後にファンデをのせます。

チャコットプランツのこの商品はクレンジングいらず・せっけんだけで落とせる、というのがメリットなのですが、もちろんメイクベース使っちゃったらクレンジング必須。

食用オリーブオイルとせっけんで落とします。

つやつやした大変美しい仕上がりで、モチも抜群です。

私はとってもオイリー肌なので日中1回はTゾーンにベビーパウダーをはたきますけどね。

コンシーラーのあとにパウダーファンデをのせるとなじんでとても自然です。

2.×セザンヌ UVファンデーションEXプラス

・下地ぬる→なじませる→コンシーラー→ブラシ(ダイソーで買った大きいメイクブラシ。チークブラシだったっけ?)でパウダーファンデを顔全体にぬる→細かいところは指で優しくたたいてなじませる。

という順番で使います。

ナチュラルでふわっとした仕上がり。

モチはここに書く3つの中では3番手。

お値段を考えれば当然かな?

でも全然いい

3.×セザンヌ BBクリーム

・下地ぬる→なじませる→BBクリームをスポンジでぬる→コンシーラーをぬって、スポンジでたたく→顔全体にベビーパウダーをはたく。

…どういうわけなのか、この組み合わせがダントツで仕上がり美しいし、自然だし、モチがいいです。

リキッドは毛穴までしっかり入るからかな?

あるいは仕上げのベビーパウダーがきいているのか…。

意外にも。

このBBクリームのせっけんで落とせる商品だけど、この使い方だとクレンジング必須になりますし、リキッドだとコンシーラーがあとになるのでよくみると

「ここにコンシーラーぬってるぜ!」

とわかる感じ。

まあ、これは私が自分の肌色よりだいぶ濃いコンシーラーを買ってしまったのが理由かもしれないけれど。

そういうことはあるけど、まあホントにダントツでございます。

接近するのが気になる時、丁寧にベースメイクしたいときはコレがいい。

【「チークとハイライトは捨てなさい」→「嫌です」】

過激派(?)のお友達にいわれて

「なるほどねー」

教えがありました、これです。

「鳥まりはオイリー肌なんだから、ハイライトなんかいらないよ。

 テカらせたくないTゾーンだけお直しのときパウダーのせればいいの。

 ハイライト買うお金あったら舞台写真買えばいいじゃん」
(彼女は宝塚が好き)

その発想はなかった~!と思って翌日から早速、いつも通りメイクしてお直しのときTゾーン(おでこと鼻ね)だけベビーパウダーはたくようにしました。

そしたら確かにこれで問題ないかもと思ったし、人様にも

「みずみずしくて綺麗なお肌~」

と言ってもらえました

お世辞でも嬉しい…。

このお友達は

「私はすごいりんごほっぺだから、それを活かしてチークは塗らないようにしてるよ。

 ファンデ塗るとちょうどいい色になるんだよね。

 浮いたお金で当日券買うの」
(彼女は宝塚以外の舞台も好き)

という人で、

「鳥まりも、暑い季節はチーク省略したら?

 案外いけるんじゃない?」

とアドバイスもらったのでこっちも試してみましたよ。

日差しが強い日は案外いける

ここ数日は日照時間が極端に少ないので普通にチークのせていますけどね。

こういうやり方もたしかにあるな、全部のアイテムをそろえる必要もないな、と学びました。

欲しけりゃ買うし、使いたきゃ使いますけどね









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エリザベート観劇のアレな思い出。

2019年07月12日 | ガチ☆スピ
※スピリチュアル的というか不思議な話なんで、苦手な人は読まないでくださいね※

【鎮魂。死者の魂をなぐさめしずめること】

はじめて観た『エリザベート』を至高だと思うファンは多いらしい。

私もまさにそれで、それぞれに素晴らしいとは思うけどやっぱり1番大好きなのは水夏希さんがトート、白羽ゆりさんがシシィを演じられた2007年雪組版。

悪魔的ながらシシィに恋するあまりに苦しみもだえる水さんのトート。

美しさがとんでもないけれど実は歴代シシィの中でダントツ勝気で強い白羽さんのシシィ。

「エリザベートという作品は、全員を血を吐くような苦しい思いをして創り上げました」

と語っていらっしゃったなぁ…。

他の宝塚版も帝劇版でも

「『エリザベート』はやるもんじゃない、観るもんだ。

 それくらい演じるのは大変で辛い」

と語る方がいて…。

その意味がわかるような体験を先日の帝劇版観劇でしたのですよ。

それは、オープニングの場面…。

宝塚版の曲目でいうと『我ら息絶えし者ども』ですね。

エリザベートを演じられる俳優さんが

「大好き」

と語ることが多い場面でございますが、実際に劇場で観たら…

あ、いるわ。

うじゃうじゃいるわ。

すごい…これは記憶なのか魂がやってきてるのか…とにかく、マジでここにいる。


でした。

無防備にチャンネル合わせすぎると体調不良になったりするので合わせすぎないように美しいトート(古川雄大さん)はじめ演者さんたちを見たり、音楽を楽しんだり…。

してたら、隣の一緒に観劇にいったコが明らかに気分悪くなってしまっていて(スピリチュアルを信じてる人ではないんだけど)

「あ、無防備にみててやられたか?」

と思ったので

「大丈夫だよ~大丈夫だよ~」

という気持ちを込めて背中をさすったりしました。

(観劇中は後ろにも左右にもお客さんがいるので、視界をさまたげたり音をたてたりしないように細心の注意をはらって!声を出すなどもってのほかです)

そしたら治ったらみたいだけど。

この場面のあとは比較的おだやかではありましたが、(私が観劇した回に限っていえば)どうやらハンガリーにゆかりの魂たちがたくさんいらっしゃっていたようで、ハンガリー関連の場面ではそういう方達が盛大になんか…してるみたいだった。

一番きたのがエリザベート(花總まりさん)が三色旗のドレスを着て

「エーヤン、ハンガリー!!」

と叫ぶ場面です。

上の方々がとても嬉しかったのでしょう、もう…脊髄にビリーッ!ときました。

同時に、お客さんたちの中にはそれを受け取ってなんかパワーもらってるように感じられる人もいて。

魂に刻まれた魂の記憶か、血に流れている先祖の記憶か、そういうものがなぐさめられて力になってるみたいだった。

もしかしたら私の魂や血にもそういうものがあって、なぐさめられていたのかもしれないけど…そこまで自分には強烈に感じなかったかな?

というわけでこんな経験をして…物語って、死者の魂や先祖の記憶もなぐさめてくれてるのかもしれないなって学んだのです。

頭じゃなくて、身体で。

魂で。

実話をもとにした作品の方がよりその作用は大きいかもしれないけど、たとえ全て創作であっても

「そこに込められた想いに共鳴する」

魂や記憶は癒やされるのだろうな。

自分の気持ちを演者さんやスタッフさんが形にしてしかも美しく素晴らしく魅せてくれるなんて、こんな幸せなことないものね。

「昔なんかどうでもいい、大事なのは今と未来だよ」

というのは定番のイイ言葉だけど、現実今存在している命はすべて過去がなければ存在できないものなのです。

昔にとらわれすぎてはいけないけど、大変な時代を耐えた先人たちをうやまい・なぐさめ・感謝することは大事なことなのだ。

もうすぐお盆ですけど(東日本か西日本かで時期違うみたい)、こういう行事大事だよなって学ばされました。

形じゃなくて心でしっかり向き合うことが大事なんだって。

次のお墓まいりは心こめて掃除してお花をあげて、感謝の心で祈ろうと思いました。

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俺たちの油田を枯らしてみせろ~オイリー肌・夏~。

2019年07月10日 | 女磨き
【突然ですが、メンズメイクのこと】

男性が下地やらファンデやらアイライナーを駆使してメイクする…最近じゃメンズメイクって言い方するのかな?

私はメンズメイクに昔から全く抵抗なしです。

だって雑誌やテレビで男性の皆さまほぼ全員やってるじゃん、見ればわかりますよね

やりたくない人がやる必要はないけれど、メイクすることで

「自分、案外悪くないかも?!」

と思えたら素晴らしいことだし、美しい男性を見られるのは

「お前のためじゃねーぞ」

とわかっててもありがたいものです。

(キモくてすいませんね)

女性だってそうだよね、素敵な女性をみると幸せにしてもらえる。

メンズメイクは今も昔もどうやらナチュラル原理主義なようで、化粧してないように見せるのが命だとか。

見ればわかるのにね~って思うけど…。

個人的に唇と肌の境目のぼかし方、隠すように点々と描くアイラインが大変そうだな~っていつも思っています。

自分の顔面で隠しアイラインはやったことあるけれど

「めんどいし大変だし技術いるし、そのくせ仕上がりの大きく見せ効果大したことないし…」

とムナムナした。

【まさか、男性並みのオイリー肌なのか?】

さて、なんで唐突にメンズメイクの話したかっていうと、

「メンズコスメはオイリー肌に効果絶大!

 これ使えば朝から晩までテカりゼロ!!

 峰なゆかさんも使ってるんだよ!!」

と友人(女性)がオススメしてくれたメンズコスメを買ったんですよ。

商品名は『テックスメックス オイルコントロールジェル』。

ロフトで買い物したときオススメしてくれてね。

千円ちょいでした。

「メンズコスメかあ!

 それは確かに効きそう~

ってワクワクして使ってるんだけど、私は全然オイルコントロール効果を実感できず…。

メイク崩れはしないけど、普通にすぐにテカテカつやつやになっちゃうよ…。

指先にすこ~し、でよくのびるし、メンソールかなんかのスーッと感が強烈で期待大だったのに…。

テスターの中身が紙みたいにかっさかっさになってたのも妙に期待させてくれたのになぁ。

アマゾンでは評価高いですから、ふつう肌の人にはいいんだろうな~。

私の肌にはセザンヌのオイルコントロール下地の方がまだ効くかも。

こっちは目周りも使えるし。

って話をメイクする男性に話したら

「あ、俺もあれ(テックスメックス)全然きかなかった。

 意味あんの?ってくらいテッカテカ。

 俺たち顔に油田もってるのかも」

と言われ…。

男性なみのオイリー肌なのか?と思いました…これでもずいぶんマシになったのにね…。

この方のオススメは

「黒い方のプリマヴィスタ下地」

で、私のオススメは

「キスコスメのマットシフォンベース」

です。

あとベビーパウダーね。

日中1回くらいTゾーンにはたくと良し。

オイリー肌の皆さん、ご参考までに。






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ミュージカル『エリザベート』2019・感想その2。

2019年07月06日 | 感想文
その1はコチラ。

(↑タップで飛べるはず)

【ルキーニ…成河さん】

ソンハさんと読むそうです。

ベテランミュージカルファンのお友達がホメていたので、期待大。

かなり狂った役づくりで、けっこう好みの解釈でありました。

(宝塚版の中だと、愛月ひかるさんルキーニに一番近いかな?)

宇宙人のように感情が少ない古川雄大さんトートに対して、不安定にいつも爆発してるルキーニ。

一番よかったのは終盤、なぜエリザベートを殺害したのか?という問いに無気力になりながら答えるシーン。

とてもリアルで良かった。

怖い役だけど人間が好きな感じがあふれていて、なんか観終わったあとは友達になったような不思議な気分になりましたね。

【フランツ・ヨーゼフ…平方元基さん】

とにかく声が美しくエレガント。

男の人の声をこんなに

「綺麗~…」

って思ったのは初めてかもしれません。

私の記憶が確かなら、古川雄大さんがロミオを演じられた時の『ロミオ&ジュリエット』でベンヴォーリオ役をされていたような。

あ、あってたわ。
  ↓
※ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』2013~全体~

6年前かあ…この時もお上手だと思ったけど、こんなに美しい声じゃなかったような…磨いておられますね。

幕間で他のお客さんたちが口々に

「リアルディズニープリンス!」

「王子様~

とおっしゃっていたのに納得です。

とにかく全てが美しく気品あふれているので、マデレーネと浮気する描写とか

「ええ?本当か??」

と思ったほど。

宝塚版と違って絡む場面ないし。

お歌もお芝居も抜群にうまいんですけど、フランツのやってることと演じられる平方さんのエレガンスが全然合ってなくて

「このフランツだったらそもそもゾフィーのいいなりにならないし、シシィもルドルフもああはならないのでは…」

と個人的に思った。

夜のボートの場面とか、フランツがイノセントな王様にしか見えないんだもん。

「もしかして全てはシシィの妄想だったのか??」

と思ってしまうくらい。

難しいね。

魅力的なのをとるか、ストーリーとの整合性(無矛盾性)をとるか…。

私はエレガンスの金粉をバシバシ飛ばして発光してる“男性が演じるフランツ”を見られて嬉しかったな

【ゾフィー…香寿たつきさん】

私が観劇した日に一番大きな拍手をもらっていたのは香寿さんでした。

大雨が降ってるみたいだった。

香寿さんのゾフィーは平方さんのフランツにちょっと似ていて、とても気高く美しく知性を感じました。

だからこそ劇中繰り返されるゾフィーの奇行・愚行とちぐはぐで…

「このゾフィーだったらそんなことしないのでは…」

と思ってしまいました。

エカテリーナ2世とか、アントワネットの母君マリア・テレジアさまに比べるとゾフィーってあまりにも愚かで実力のない女性だからね…でもそれをリアルに追及して役作りしてしまったら見世物としてダメダメだろうし。

う~ん難しい。

重厚な存在感と美貌を姿と歌声で体現してくれるゾフィーでした。

【ルドルフ…三浦涼介さん】

フランツ・ゾフィーとは真逆で、展開に全て納得がいく矛盾がない役作りをされてるな~と思ったのが三浦涼介さん。

舞台に現れた瞬間、とても若い方に見えて

「おお、ルドルフの俳優さん幼げだな~もしかしてまだ10代?」

と思ったら今32才なのだそうで…ビックリです。

不老枠の方かな?

思い詰めて緊張したような瞳、ガクガク振り回されるようなダンス、心が定まらないような不安感漂うお芝居とお歌…。

「すごい、すごい納得しかないルドルフ」

でした。

あ、もちろん帝劇の舞台に立たれている方だからお上手なんですよ。

自分を認めて必要としてくれる場所を渇望していて、革命に自らすすんでいくのが自然。

しっかり解釈してお稽古されたんじゃないのかな~と思う。

フランツの前では怯えた子どもに、シシィの前ではすがりつく子どもになっていた。

うまいなぁ。

トートとの男同士のキスは歓喜する人も多そうだけど、ルドルフの気持ちに入っていたのでなんか、真っ暗な闇へ身投げするような感覚になりました。

あれ本当に唇同士でキスするのかな?

宝塚式のフェイクキスでいいんだけど…男女でも…。

【ヘレネ…彩花まりさん】

エリザベートのお姉さん・ヘレネを演じられたのは、宝塚出身の彩花まりさん。

抜群の歌唱力、大人っぽい美貌、そして優しいお色気が溢れてる娘役さんだったんですけど、ヘレネ役最高でした~。

気合いをいれすぎたお見合いシーンのお花つけすぎヘアーとドギマギした表情が

「ヘレネ…頑張りすぎたんだよ…」

と思っちゃって。

ヘレネ役以外でも色んな場面に出ておられて、美しいのですぐわかりました。

実力派の方がこうやって卒業後成功されているのを見るの、とっても嬉しい

【マダムヴォルフのコレクション】

これは役者さんがどうこうじゃないとは思うけど…宝塚版でも思ったけど今回はさらにさらに。

娼館だというのに全く色気がなくて

「え~?」

でした。

お衣装はとんでもアバンギャルドで露出大でセクシー系なんだろうけど、全員硬派でプロ意識の高いダンサーたちって感じで全くセクシー感も商売感も私は感じなかったの。

全員カッコいいけど特にマデレーネのカッコいいスタイルは抜群でした。

(「その谷間の描き方、教えて!」って感じ)

でも…あれエロいの?

ディータ様とかマリリン・モンロー様の動きみたことある?

あの溢れる受容感、やさしさをまとってこその色気だと思うのだが。

いや、ミュージカルにリアルは求めなくていいのか。

失礼しました。

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