薬用 に用いられるサフラン、カタクリ、クチナシ 、 アミガサユリの花の写真をお送りします。
薬用 植物について詳しくは、「 森野旧薬園 」、https://morino-kuzu.com/kyuyaku をご覧下さい。

1番目の写真はサフランです。
生薬としては番紅花(ばんこうか、蕃紅花とも書く)と呼ばれ、鎮静、鎮痛、通経作用がある(日本薬局方第二部に「サフラン」の名で収録)。中国では西紅花、藏紅花の名で生薬として流通している。

2番目の写真はカタクリです。
カタクリは嘔吐、下痢、胃腸炎などに効果があり、良質で消化が良いので病後の滋養にも用いられます。外用では湿疹やあせもなど、患部にふりかけて用いられます。

3番目の写真はクチナシです。
10 - 11月ころに熟した果実を採取し、天日または陰干しで乾燥処理したものは、山梔子(さんしし)または梔子(しし)とも称され、日本薬局方にも収録された生薬の一つである。漢方では、消炎、利尿、止血、鎮静、鎮痙(痙攣を鎮める)の目的で処方に配剤されるが、単独で用いられることはない。煎じて解熱、黄疸などに用いられる。

4番目の写真はアミガサユリです。
乾燥させた鱗茎は貝母と呼ばれる生薬として日本薬局方に収載されており、粉末が去痰・鎮咳・催乳・鎮痛・止血などに用いられる。