最近寒くなってきて初冬のような陽気です。冬になるといろいろ思い出す風景があります。それらは私の心にある風物詩です。柿の枝に取り残した柿の実、大根干しの風景、枯れた茅の束、そして街の夜のイルミネーションの風景が思い出されます。
今日はそんな懐かしい初冬の風物詩の写真をお送り致します。
写真の出典は、http://www.uchinome.jp/nature/land/2009/land36.html です。

1番目の写真は取り残した渋柿です。後で干し柿にします。
昔は甘いものがないので干し柿の甘さは格別でした。今は格好の鳥のエサでしょうか。でも、鳥たちも木で真っ赤に熟した柿よりも、家の軒先にある干し柿に来ます。

2番目の写真は大根干しです。
以前は農家の周辺にずらりと並んでいるダイコンがありました。農家ではどこの家でも自家用タクアンの漬け込みのため、家の周辺に大量に干すのが初冬の仕事でした。

3番目の写真は刈り集めた茅の束です。昔の農家はほとんどが茅葺きでしたので、順番で葺き替えの準備と作業をしました。巨大な屋根葺きですから、集落の皆さんが順番を決めてお互いに協力する形で作業をしなければなりませんでした。当時の川原や原野には茅(ススキ)が沢山自生しており、それを刈り取って適当な大きさに丸め、まとめて乾燥保存をしていました。

4番目の写真は奥羽山脈にある夏油スキー場です。冬の訪れの雪景色が頂上から下に降り、やがて里山まで真っ白に変わっていきます。

5番目の写真は年末の花巻のイルミネーションです。花巻駅に向かう道路にイベント会場があり、そこで撮影したものです。中央に地球があり、シンボルでもある宮沢賢治の銀河鉄道も飾れてています。
そして年末の行事として、各地でイルミネーションやライトアップが行われます。仙台市光のページェント、石巻市サンファン号ライトアップ、盛岡城址石垣ライトアップ等々があげられます。
今日は懐かしい初冬の風物詩として、取り残した渋柿、大根干し、刈り集めた茅の束、年末の花巻のイルミネーションなどの写真をお送り致しました。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)