後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「小金井公園の満開の桜と花見客の写真です」

2021年03月27日 | 日記・エッセイ・コラム
先程、小金井公園に行きました。櫻は満開で花見客が大勢いました。
人々が櫻を楽しんでいます。平和な光景です。私も櫻花に酔い心地でのんびりして来ました。
今日の小金井公園の写真をお送り致します。









「老化した機能を補強する道具を使うと老境が輝く」

2021年03月27日 | 日記・エッセイ・コラム
高齢者は知らず知らずのうちに体のあちこちが老化して不幸になりがちます。目が弱くなり新聞が読み難くなります。聴力も衰えクラシック音楽の高音部が聞こえなくなります。テレビの音声も聞きづらくなります。足が衰えて遠くの公園で満開になっている櫻花を観に行けなくなります。言葉を明瞭に言えなくなり妻との会話が円滑に行かない時もあります。これは全て天の摂理ですから私は心安らかに受け入れています。
しかしその一方、老化した機能を補強する道具も幾つかあます。驚異的に素晴らしい道具です。
今日はその道具に中から補聴器という小さな道具をご紹介したいと思います。
耳が遠くなると春の庭で小鳥が美しい声で鳴いていても気が付きません。テレビの音量を次第に上げるのでコマーシャルの騒音が家中に響き渡ります。  
困った私は4年前に試しに補聴器をつけました。そうしたら、途端に日々の暮らしが一段と楽しくなったのです。
クラシック音楽の響きが感動的に美しく聞こえるのです。秋になると庭の虫の声が聞こえるのです。野山に行けば蝉や鳥の声が明瞭に聞こえるのです。車を運転している時、同乗している家内と明快に話が出来るのです。大きなテレビの騒音も防げます。高齢になると知らず知らずのうちに聞く機能が次第に低下して来るものなのです。そこで私は補聴器を買うことにしました。それ以来、4年間ほど使っています。
ところがこの補聴器の調整と使い方が難しいのです。そこで今日は補聴器とはどういうものかをご説明しようと思います。そして私が補聴器を買った専門店のブルーム武蔵小金井店をご紹介したいと思います。

1番目の写真は今私が耳につけているドイツのシーメンスの補聴器の写真です。両耳につけると音が立体的に聞こえます。この補聴器は実に軽く出来ていて四六時中耳にかけていても違和感がありません。使う場所の騒がしさによって感度を自分で調整するボタンがついています。
ブルーム武蔵小金井店ではコンピューターを使って高周波の耳ざわりな音を消してくれます。耳障りな金属音を抑えると音が心地良くなってきます。この微調整は非常に重要なのです。

2番目の写真は人間の聴力と音の周波数の関係図です。この図で重要なことは人間の聴力は年齢とともに確実に低下しているということです。そして高い音が聞こえなくなっているのです。
例えば75歳以上になれば2キロサイクル以上の音は若者に比べると非常に聞きにくくなっているのです。勿論、人間の聴力には個人差がありますが、この図面は平均値として参考にすべきではないでしょうか。85歳の私が音楽の高音部分が聞こえず、秋の虫の声が聞こえないのは自然の摂理なのです。
ブルーム武蔵小金井店は小金井駅から小金井街道を北へ300mほど歩いた「けやき通り」との交差点を右に曲がって2軒目にある店です。

3番目の写真は店長の桑原麻朝さんさんです。補聴器の専門家です。この店にはもう一人の補聴器専門のスタッフがいます。

4番目の写真は補聴器専門のスタッフの下田美保さんです。下田美保さんが無音室でいろいろな周波数の音の聴力を測定をしている光景です。その後で補聴器の感度の音声周波数特性を個人、個人の好みに合わせて調整してくれます。
補聴器を使うことの難しさは、この周波数特性を個人、個人の好みに合わせて調整することにあるのです。これを親切、丁寧にしてくれる専門家が常駐している店から買うことが重要なのです。
さて補聴器は両耳でだいたい20万円から50万円します。
ドイツ製のシーメンス補聴器は両耳で20万円からありますが、もっと高価な補聴器もあります。組み込んである微細なマイクとイヤホンの性能がより繊細に出来ているのです。そして雑音を消去する微小なコンピューターの性能がより良いのです。
補聴器は調整無しでそのまま耳につけると高周波の雑音が大きくて、すぐに気分が悪くなってしまうのが普通です。ここで諦めて、買うのを止める人も多いようです。しかし、それば20分位の調整で問題が解消します。
調整した補聴器でも、どうしても気分の悪くなる種類の雑音もあります。例えば食器とナイフ・フォークの触れ合うカチャカチャいう音は意外にも耳障りなのです。地下鉄車内の騒音、駅構内の騒音、スーパーなどの騒音などのような複雑な音は店の無音室のコンピューターが再現します。それらを聴きながら桑原麻朝さんや下田美保さんと会話をします。そうして補聴器の周波数特性を変えてもらうことが非常に重要なのです。

5番目の写真はより高級な補聴器の写真です。高価な補聴器は小さいだけでなく、嫌な騒音を制御するプログラムが搭載されています。私はドイツのシーメンスの補聴器を4年間毎日使っていますが、雑音が気になりません。快適に全ての周波数の音が聞こえます。
ですから高齢者の皆様には一度、自分の聴力の周波数依存性の測定をお薦め致します。そして試しに一週間ほど補聴器を借りて実生活でお使いになることをお薦めします。補聴器には無料の使用期間があります。
老化した聴力を補強する補聴器を使うと老境が輝くのです。補聴器を耳につけると老境がまた一段と楽しくなるのです。
詳しくは、https://www.bloomhearing.jp/ja-jp/web-campaign-all?gclid=EAIaIQobChMIlc6WxbnN7wIVwsKWCh1cigkEEAAYASAAEgJwv_D_BwE をご覧下さい。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)