後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「とても活き活きした菜の花の写真をお送りします」

2021年03月05日 | 写真
今日は久しぶりに三鷹市の「花と緑の広場」に行ってみました。そうしたら、とても活き活きした菜の花が一面に咲いていたのです。手入れが良く肥料が充分だったのでしょう。こんな元気の良い菜の花を見るのは久しぶりです。感動のあまり沢山写真を撮りました。その中から5枚の写真をお送りいたします。







「日本人は鼓腹撃壌、そして趣味だけを楽しむ」

2021年03月05日 | 日記・エッセイ・コラム
現在の日本人は鼓腹撃壌です。趣味だけを楽しむ人が多いようです。私もそうです。
しかしそれだけで良いのでしょうか?もっと真剣に人生を生きるべきでしょうか?あるいは政治や国際問題にもっと関心を持ち、自分で研究し自分の意見を言うべきでしょうか?世界中がコロナが感染して苦しんでいる人々がいます。貧困などで困っている人々を助けるボランティア活動をすべきでしょうか?
そんな疑問が私の心の中を去来します。
「鼓腹撃壌」は鼓腹と撃壌という 2つの熟語から成り立っています。お腹が太鼓のようになるまでご飯を食べることができ、地面を叩いて拍子を取って喜んでいる状態を意味します。
現在の日本は豊で平和です。多くの人々は鼓腹撃壌です。何の憂いも無く趣味だけを楽しんで生きて行けるのです。旧石器時代、縄文時代から始まった日本の歴史の中でこんな幸福な時代はありませんでした。それは歴史上はじめての幸運です。
しかし国際的な視野で考えると世界には戦争があり抑圧された民衆がいます。貧困問題が深刻な地域もあります。ですからこの欄で私はそのような問題も取り上げて来ました。
しかしそのような問題も取り上げた記事はあまり歓迎されないようです。政治や外国のことを書くとあんまり読んでくれません。記事の内容が良くなかったのかも知れません。
むしろ趣味に関する記事の方が歓迎されているようです。そこで今日は私の趣味の一つの西洋の油彩画を眺めることをご紹介します。
西洋の油彩画にはいろいろあります。しかし私が好きなものの一つはりユトリロの絵です。
そこでユトリロの油彩画を5枚お送りします。出典は、http://nekoarena.blog31.fc2.com/blog-entry-2628.html です。
ユトリロはパリのモンマルトルの生まれなので、生涯、愛着を持ってモンマルトルの景色を描いています。

1番目の写真はサクレクール寺院の見える風景画です。晩年の作品です。ユトリロがモンマルトルに居た期間は短かったそうですが、過去の自分の絵や絵葉書をもとにして、何度もモンマルトルを描いています。昔、サクレクール寺院にブラリと入って暗いお堂のなかで祈ったことを懐かしく思い出しています。何を祈ったかは綺麗さっぱりと忘れてしまいましたが。

2番目の写真はパリの北にあるモンマニー街の風景です。義父のポール・ムジスの建てた家のあった所だそうです。

3番目の写真は「コタン小路」です。

4番目の写真は「トルシー=アン=ヴァロワの教会」です。 

5番目の写真は「モンマルトルのキャバレー・ラパン・アジル」です。
ユトリロがよく描いた酒場で、ピカソなど若い画家が集っていたそうです。隣のサン・ヴァンサン墓地にはユトリロの墓もあります。

この様に趣味の絵画を眺めていると平穏な気分になります。幸せな時間が流れます。これも人生の楽しいひと時です。
最後に白楽天の漢詩を一つお送りいたします。

対酒・・・白楽天

蝸牛角上争何事
石火光中寄此身
随富随貧且歓楽
不開口笑是痴人

酒に対す
カタツムリの角の上で 何事をか争う
石火光中 この身を寄す
富に随い貧に随いて且 歓楽せん
口を開いて笑わざるは是痴人

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)