後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「遂に小金井公園の桜が咲き出しました」

2021年03月20日 | 写真
そろそろ桜も咲き出す頃と思い、小金井公園に行ってきました。まだチラチラ咲き出したばかりの様子でした。これから数日すると満開になります。毎日のように小金井公園を訪れる季節になりました。ただ今、撮って来た写真をお送り致します。









「スコッチウイスキーへの憧れと、そのロマンに酔う」

2021年03月20日 | 日記・エッセイ・コラム
スコッチウイスキーはスコットランドの誇りです。世界の名酒です。戦前,戦後の日本では大変高価な幻のようなお酒でした。
私は長い間ただ憧れているだけで飲んだことがありませんでした。サントリーやニッカという国産のウイスキーを飲んでいました。しかし最近は毎晩のようピートの香り豊なスコッチウイスキーを賞味しています。時代の変化に感謝しながら少し酔い、スコットランドの風景を想像しています。

今日はウイスキー工場をご紹介します。北海道の余市ニッカ工場と仙台のニッカ工場と山梨県の白州サントリー工場です。そしてウイスキーにまつわる話を少しだけ書いてみようと思います。
まず私が訪れた3つのウイスキー工場の写真をご覧下さい。

1番目の写真は北海道の余市町にあるニッカの工場です。麦を発酵させ蒸留してアルコールを濃縮しています。
竹鶴政孝さんがサントリーの技師として日本で初めて大阪府山崎で工場を作り、「サントリー白札」を発売したのは1929年でした。しかし竹鶴政孝さんはその後、サントリーを退社して、北海道の余市にニッカウイスキー工場を作りました。1940年に初めてのニッカウイスキーを発売したのです。この写真は私が訪れた時に撮りました。

2番目の写真は仙台の西、作並温泉に近い山峡にあるニッカの工場です。
この宮城峡蒸溜所は竹鶴政孝さんが北海道の余市蒸溜所に次いで1969年に作りました。広大な敷地内には乾燥棟「キルン塔」や蒸溜棟、貯蔵庫など20以上もの施設が立ち並んでいます。

3番目の写真は山梨県の甲斐駒岳の麓にあるサントリー白州蒸溜所です。
ウイスキーの香りを楽しみながら壮大なモルトウイスキー製造工程を見学出来ます。ゲストルームでシングルモルトウイスキー「白州」とモルト原酒(非売品)をテイスティング出来ます。白州蒸溜所と「白州」両方の魅力を存分に体感いただくツアーです。
さてその他、私が訪れた北海道の余市ニッカ工場の風景とウイスキーの写真をお送り致します。

4番目の写真は余市町にあるニッカの工場にあるウイスキーの熟成倉庫です。ウイスキーの味と香りはこの熟成にとって決まるのです。非常に重要な工程です。

5番目の写真はウイスキーの熟成倉庫の中に並んでいるウイスキーの樽です。樽の材質が重要です。

6番目の写真は余市ニッカ工場の風景です。北海道らしく広々としていて白樺林が散在しロマンチックな風景です。

7番目の写真は私が毎晩のように賞味しているTeacher's というスコッチの写真です。ピート味が効いた香りの高いスコッチです。
酒の好みは人それぞれです。私は有名でないスコッチウイスキーのTeacher's という銘柄をもっぱら飲んでいます。味はスコッチのカティサークのように軽快です。年をとってくるとジョニ赤もジョニ黒もオールドパーも味が重すぎます。

ここでスコッチウイスキーの起源を少し書いておきます。
大麦や小麦や唐黍を発酵して蒸留する酒は世界中にあります。日本では麦焼酎です。ロシアではウオッカです。アメリカではバーボンです。同じものがスコットランドで作られるとスコッチウイスキーになるのです。しかし味は非常に違います。
大麦を原料にした蒸留酒の製法がスコットランドに伝わった時期は、遅くとも12世紀から13世紀にかけてと言われています。
製法の要の一つである蒸留技術はアイルランドからキリスト教とともに伝来したそうです。その原料の大麦をピートという泥炭で乾燥、燻蒸したのでウイスキーと呼ばれる蒸留酒になったのです。
スコットランドにおけるウイスキーに関する現存する最も古い記録は、1494年のスコットランド財務省の記録で、「修道士ジョン・コーに8ボルのモルトを与え、アクアヴィテ(aqua vitae)を造らしむ」という内容です。アクアヴィテはラテン語で「生命の水」という意味で、これをゲール語で表すと「ウシュクベーハ」(uisge beatha、ウシュクは水、ベーハは生命の意)となり、そこから「ウイスキー」という英語が生まれたそうです。ウイスキーという単語に関する最古の記録は1736年にスコットランド人が書いた手紙で、1755年には英語辞典に登場しました。
以上要約するとスコッチの特徴は原料の大麦を泥炭のピートで乾燥、燻蒸し独特の風味をを付けることが特徴です。
当然ながらサントリーとニッカは泥炭をイギリスから輸入して泥炭を使いウイスキーを製造しています。

今日はウイスキー工場をご紹介しました。北海道の余市ニッカ工場と仙台のニッカ工場と山梨県の白州サントリー工場です。そしてウイスキーの歴史を少しだけ書いてみました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)