後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「老境の独り暮らしを楽しく過ごす方法です」

2021年03月16日 | 日記・エッセイ・コラム
私はもう7年間、毎週一回高齢者のリハビリ施設に通っています。12人くらいのグループですが気持ちだけが若い老人の集まりです。いろいろなリハビリ機械の使い方を指導をする6人ほどのスタッフは若さに輝いています。
この12人くらいの老人の半分以上の人が独り暮らしをしています。日本では高齢化が進み独り暮らしの老人が本当に増えて来たのです。

今日は老人の独り暮らしにまつわる問題を考えてみようと思います。
議論をなるべく客観的に進める為に一人暮らし老人のいろいろな事情を分類してみます。

(1)これといった原因も無いのに、生涯独身だったので、自然に一人暮らしの老人になっている人々。
(2)長い間幸せな結婚生活をしていたが夫婦のどちらかが亡くなり、その上、子供がいなかったので一人暮らしになった人々。
(3)別居している子供や孫もいるが、幸せだった夫婦の一方が亡くなってしまい一人暮らしになった老人。
(4)何度か結婚と離婚をした経験があり、子供もいるが、終いには一人暮らしになってしまった人々。
(5)同性婚をしていて一方が亡くなって一人暮らしをしている人々。この場合は子供はいません。
(6)種々の障害が原因で結婚が出来なくて一人暮らしをしている人々。
(7)その他、いろいろな事情で独り暮らしをしている老人。
上記のように一人暮らしの老人にはいろいろ違った事情があるのです。ですから一人暮らしの老人を助けようと安易に近づくのは必ずしも良いとは限りません。
人によって孤独が好きで他人に干渉されることを嫌う人々もいます。

以上のように書くと、皆様は独り暮らしと孤独にまつわる問題は簡単でないとお分かりのことと存知じます。
独り暮らしをしている老人には全く社交性が無く、偏屈な人もいます。そのせいで一人暮らしの老人になっている人もいます。
しかしどのような場合でも独り暮らしを楽しく過ごす工夫をすることが重要なのです。そうすると孤独死も怖くなくなります。毎日が鼻歌まじりで楽しく過ごせるのです。

それでは独り暮らしを楽しく過ごす工夫とは何でしょうか?
その一つの方法は趣味のサークルやボランティアに参加することです。そうすると自然に友人が出来ます。老境が活き活きとし楽しくなります。余談ながら私の家内は図書館が主催する文学の会や趣味の会に参加して楽しそうです。以前は自分で古典文学の会を主宰して何人もの仲間がいました。
しかしいろいろな事情でそんな活動が出来ない場合もあります。そんな場合にはインターネットが役に立ちます。
私はインターネットを活用しています。インターネットで出来た友人を大切にしています。信頼し尊敬しています。私の人生にとって掛替えの無い人です。
インターネットを用いて新しい友人を作るために一番重要なことは「老人の頑なさ」を綺麗さっぱり捨て去ることです。
以前の仕事の上での成功も失敗も全て捨て去り、徒手空拳の状態になることが一番重要なのです。その上で友人についての狭い了見を捨てます。
インターネットで知り合った人は尊敬すべき友人だと信じることが肝心です。懐疑的な人はそれは軽率だと考えます。
私はインターネットの上に掲載した自分の文章を読んでくれる人に感謝します。読者を尊敬します。そんな人の中から自然に友人が出来ます。
さてもっと具体的なことを書きます。
まずブログ(https://blog.goo.ne.jp/yamansi-satoyama  )に随筆をよく書いています。
その随筆をFace Book(https://www.facebook.com/kazu.s.goto  )にも掲載します。
それから中高年者が主に会員になっている趣味人倶楽部というSNSの日記のペー(https://smcb.jp/users/47513/diaries/index_created  )にも掲載します。
すると外国や日本に住んでいる人々からコメントが来ます。コメントを下さった方々のブログやFace Bookや趣味人倶楽部のページを見て丁寧な言葉で返礼のコメントを投稿します。これを繰りかえしていると自然に親しくなります。
そして親しくなったらその新しい友人へ私のブログやFace Bookや趣味人倶楽部のページに記事を書いて下さいと丁重にお願いします。記事の内容はその方の家族のことだったり趣味の話だったり自由にお願いしますと書き送ります。なるべく数回続く連載記事になるようにお願いします。
私のブログに使う写真を撮りに行く時は全国の読者の感想を想像して写真を写します。例えば今日の挿絵代わりの写真はいろいろな種類の西洋マグノリアです。この場合なるべく日本に無い種類のマグノリアの花の写真を写します。読者の方々が楽しんでくれるように写真を撮るのです。写真を撮るのが一層楽しくなります。
このようにして私はインターネットを活用して老境を楽しく過ごしています。

今日は老境の独り暮らしを楽しく過ごす方法を書いてみました。インターネットを用いて新しい友人を作ることについて自分の体験を書いてみました。こうして私は孤独な老境でも豊かな日々を送っています。それは楽しい人生の一つの期間です。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)