サンタクロースはクリスマスの夜に煙突から入って来て子供達へのプレゼントを靴下の中に入れてくれます。
25日の朝に子供達は大喜びします。トナカイの橇に乗り、鈴を鳴らしながら子供達へ楽しい贈り物をしてくれるのです。
キリスト教の国々ではサンタクロースの思い出は人々の一生の宝です。
サンタクロースは一瞬にして世界中の子供のいる家々へ贈り物を届ける神業をします。そしてトナカイの橇に乗って来るので常日頃はフィンランドやノルウエイやスウェーデンの深い深い森に住んでいると信じられています。
皆様はサンタクロースの思い出をお持ちでしょうか? 戦争中に幼少期を過ごした私にはその思い出はありません。しかしサンタクロースの話を聞くたびに楽しくなります。幸せな気分になります。
そこで今日は北海道にあるサンタクロースの住む土地をご紹介したいと思います。
北欧の森に住むサンタクロースが住む土地を北海道に作った町があるのです。帯広の南の太平洋岸にある広尾町です。
サンタクロースの住む土地なので広尾町は「サンタランド」という名前もつけました。
そうしてその土地に本当にサンタクロースが住んでいることをノルウェーの首都オスロ市に正式に認定して貰ったのです。
オスロ市はノルウェー・サンタランドとして世界中の子供たちから届くサンタクロースあての手紙に対し、返事のクリスマスカードを送っているのです。
広尾町はサンタの故郷と称するノルウェーが初めて認めた国外の、そして日本で唯一のサンタの住む土地になったのです。それは1985年のことでした。
それ以来「広尾サンタランド」は平和のシンボルであるクリスマスツリーを全国各地に贈り、平和の灯をともすリレー点灯式をはじめ「サンタメール事業」も行ってきました。そして現在も広尾サンタランドから子供達へクリスマスカードを送っているのです。
全国からの申し込みに応じてクリスマスカードを届けて来たのですが、その総数は30年間で208万通にもなっているそうです。残念ながら今年の申し込み期日は終わっていますが。詳しくは、http://www.santaland.or.jp/welcome/youkoso.html をご覧下さい。
それでは写真に広尾町のサンタランドの今年のイルミネーションを示します。
さてサンタクロースはキリスト教から生まれた楽しい伝承です。そこでサンタクロースとキリスト教の関係を簡略に説明します。
サンタクロースは4世紀頃の東ローマ帝国の小アジアのミラの司教の聖ニコラウスが起源になっているのです。「ニコラウス」の名はイタリア語、スペイン語、フランス語ではサン・ニコラと言います。ロシア語ではニコライです
皆様は東京にあるニコライ堂をご存知だと思いますが、その名は小アジアの司教の聖ニコラウスから来ているのです。
聖ニコラウス神父は、ある時貧しさのあまり三人の娘を身売りしなければならなくなった家族の存在を知ります。
そこでニコラウス神父は真夜中にその家を訪れ、窓から金貨を投げ入れたのです。このとき暖炉には靴下が下げられていており、金貨はその靴下の中に入ったというのです。
この話が由来となり、「夜中に家に入って、靴下の中にプレゼントを入れる」というサンタクロースの伝承が生まれたのです。
そして煙突から入ることになったのは1822年にアメリカの学者クレメント・クラーク・ムーアがフィンランドの言い伝えを伝承した「聖ニクラウスの訪(おとな)い」という次の詩を書いたためです。
キラ星のなか、
屋根から聞こえるのは
小さいトナカイの蹄の立てる爪音
煙突の下を振り向いて見ると
聖なるニコラウス煙突からどすん。
(意味の分かるように一部補足しました)
以上がサンタクロースの伝承が生れた経緯です。
それにしてもサンタクロースの住む土地が北海道にあるというのは驚きです。この事は一昨日のミサを司式したイエズス会の竹内神父さまの説教から知りました。
昨年の今頃、竹内神父さまが広尾町に招待されて、キリスト教とサンタクロースの関係の講演をして来たそうです。
驚いたことに広尾町には十字架やキリスト教の飾りものが一切無いそうです。しかし竹内神父は一切無いのも良いといいます。キリスト教信者は目に見えないイエスさまや神様の愛を信じているのですから広尾町に何も無いのも良いとおっしゃっていました。
貴方は子供達へサンタクロースからの贈り物と言ってプレゼントを上げたことがあるでしょうか?
その経験のあるなしに拘わらずサンタクロースの話は夢があって楽しいものです。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
25日の朝に子供達は大喜びします。トナカイの橇に乗り、鈴を鳴らしながら子供達へ楽しい贈り物をしてくれるのです。
キリスト教の国々ではサンタクロースの思い出は人々の一生の宝です。
サンタクロースは一瞬にして世界中の子供のいる家々へ贈り物を届ける神業をします。そしてトナカイの橇に乗って来るので常日頃はフィンランドやノルウエイやスウェーデンの深い深い森に住んでいると信じられています。
皆様はサンタクロースの思い出をお持ちでしょうか? 戦争中に幼少期を過ごした私にはその思い出はありません。しかしサンタクロースの話を聞くたびに楽しくなります。幸せな気分になります。
そこで今日は北海道にあるサンタクロースの住む土地をご紹介したいと思います。
北欧の森に住むサンタクロースが住む土地を北海道に作った町があるのです。帯広の南の太平洋岸にある広尾町です。
サンタクロースの住む土地なので広尾町は「サンタランド」という名前もつけました。
そうしてその土地に本当にサンタクロースが住んでいることをノルウェーの首都オスロ市に正式に認定して貰ったのです。
オスロ市はノルウェー・サンタランドとして世界中の子供たちから届くサンタクロースあての手紙に対し、返事のクリスマスカードを送っているのです。
広尾町はサンタの故郷と称するノルウェーが初めて認めた国外の、そして日本で唯一のサンタの住む土地になったのです。それは1985年のことでした。
それ以来「広尾サンタランド」は平和のシンボルであるクリスマスツリーを全国各地に贈り、平和の灯をともすリレー点灯式をはじめ「サンタメール事業」も行ってきました。そして現在も広尾サンタランドから子供達へクリスマスカードを送っているのです。
全国からの申し込みに応じてクリスマスカードを届けて来たのですが、その総数は30年間で208万通にもなっているそうです。残念ながら今年の申し込み期日は終わっていますが。詳しくは、http://www.santaland.or.jp/welcome/youkoso.html をご覧下さい。
それでは写真に広尾町のサンタランドの今年のイルミネーションを示します。
さてサンタクロースはキリスト教から生まれた楽しい伝承です。そこでサンタクロースとキリスト教の関係を簡略に説明します。
サンタクロースは4世紀頃の東ローマ帝国の小アジアのミラの司教の聖ニコラウスが起源になっているのです。「ニコラウス」の名はイタリア語、スペイン語、フランス語ではサン・ニコラと言います。ロシア語ではニコライです
皆様は東京にあるニコライ堂をご存知だと思いますが、その名は小アジアの司教の聖ニコラウスから来ているのです。
聖ニコラウス神父は、ある時貧しさのあまり三人の娘を身売りしなければならなくなった家族の存在を知ります。
そこでニコラウス神父は真夜中にその家を訪れ、窓から金貨を投げ入れたのです。このとき暖炉には靴下が下げられていており、金貨はその靴下の中に入ったというのです。
この話が由来となり、「夜中に家に入って、靴下の中にプレゼントを入れる」というサンタクロースの伝承が生まれたのです。
そして煙突から入ることになったのは1822年にアメリカの学者クレメント・クラーク・ムーアがフィンランドの言い伝えを伝承した「聖ニクラウスの訪(おとな)い」という次の詩を書いたためです。
キラ星のなか、
屋根から聞こえるのは
小さいトナカイの蹄の立てる爪音
煙突の下を振り向いて見ると
聖なるニコラウス煙突からどすん。
(意味の分かるように一部補足しました)
以上がサンタクロースの伝承が生れた経緯です。
それにしてもサンタクロースの住む土地が北海道にあるというのは驚きです。この事は一昨日のミサを司式したイエズス会の竹内神父さまの説教から知りました。
昨年の今頃、竹内神父さまが広尾町に招待されて、キリスト教とサンタクロースの関係の講演をして来たそうです。
驚いたことに広尾町には十字架やキリスト教の飾りものが一切無いそうです。しかし竹内神父は一切無いのも良いといいます。キリスト教信者は目に見えないイエスさまや神様の愛を信じているのですから広尾町に何も無いのも良いとおっしゃっていました。
貴方は子供達へサンタクロースからの贈り物と言ってプレゼントを上げたことがあるでしょうか?
その経験のあるなしに拘わらずサンタクロースの話は夢があって楽しいものです。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)