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後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「淋しく独り暮らしをしていた友人の思い出」

2025年04月18日 | 日記・エッセイ・コラム

私には淋しく独り暮らしをしていた友人がいました。山林の中の一軒家に住んでいました。時々彼のことを懐かしく思い出します。名前は木内正夫さんといいました。

 

1番目の写真は木内正夫の家のまわりの山林です。

写真には写っていませんが右手に甲斐駒岳が聳え、に地蔵岳のオベリスクが見える場所です。私の山の小屋はさらに奥にあります。


2番目の写真は春の陽光を浴びて広がっている木内山荘の様子です。

そして右端に 家内が写っています。この山荘も2月の大雪のときは雪に覆われています。

 

3番目の写真は雪に覆われた木内正夫さんの家の周囲です

春が来ると、この雪も すっかり消えてカタクリやスイセンの花々が 庭一面に咲き出します。

 4番目の写真はカタクリの花です。
 

5番目の写真はスイセンです。

そして春のシイタケも沢山出て来ます。毎日料理に使えるのです。

さて独り暮らしの喜びと幸せは何でしょうか?

独り暮らしは自由です。自然を楽しめます。鹿やイノシシや猿が庭先に遊びにくるのです。モリアオガエルが木の枝に産卵にやって来ます。

そして雪に閉じ込められ、備蓄した食料だけで生活し、春を迎えたときの歓喜の大きさは他に比較するものがありません。生の充実感が湧きあがってくるです。

ですからこそ山林の中の一人暮らしは止められないと私は想像しています。

しかしその代償は決して小さくはありません。

持病を持っていて病院へ行かねばならないのです。下の町のスーパーに買い物にも行きたいのです。しかし車の運転を止めてしまいました。頼りは電動自転車ですが、それも雪が降ると使えません。実に不便な生活です。

しかしこの大きな代償も独立心があればかなり克服出来ます。他人への依頼心が無ければ幸せになれるのです。

車で病院へ送って上げますよ、スーパーにも送りますよという申し出をする人々がいます。木内さんは感謝しながら礼儀正しく断るのです。他人へ頼りだしたら本当の幸福が逃げ出して行くのかも知れなのです。そんなふうに私は理解しています。

こうして独り暮らしの代償を克服している木内さんとたまに会うとこちらも幸せになれるのです。ですから時々お寄りして彼の元気な姿をみるのです。

ちなみに彼のブログは、木内正夫(「北杜市・自然のなかで」)です。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)


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