後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

八丈島の生活を支えるフェニックス・ロベレニーの葉

2015年01月30日 | うんちく・小ネタ
島の人々の所得はフエニックス・ロベレニーの葉の生産量にかかっています。その生産量は国内生産の90%から100%近いそうです。
この俗称のロベはお年寄りでもできるので、特に高齢者は、お金持ちという話を聞きます。
しかし八丈島には昭和時代まで水田があって米が取れていたのです。現在は水田の記念の石碑に下のようなことが書いてあるだけです。
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島の中央平野は水田地帯でした。明治になると国の殖産政策或いは自給自足から商品経済への移行もあって八丈島にも新しい作物が導入され営利性を求める農業形態が奨励されるようになりました。野菜以外に島の気候風土を生かして発展したのが花卉園芸です。戦前からフリージア、水仙、百合等の球根を栽培していましたが、戦後になるとフェニックス・ロベレニー(通称ロベ)等が高値で取引される事から年々花卉園芸が増加の一途を辿り水田が無くなり水田の形を残したまま畑として利用しています。この一帯の畑は昔は水田でした。
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これを読みますと、減反政策より以前の事のようです。水田としての土壌もよくなく、台風など自然災害もあり、米作は大変と言うこともあって、お金にもなり、自然災害にそれ程左右されないロベに移行したと考えられます。八丈島の水田は石がゴロゴロしていて、それを根気よく拾い、水田の外へ投げていたのです。それで「石投げ踊り」という盆踊りが残っているそうです。
現在の八丈島の主な産業は、観葉植物やラン、アロエなどの花卉園芸と漁業と焼酎、黄八丈などだそうです。下の写真は島で一番重要なロベの栽培畑です。
以上のことは八丈島在住の郷土史家の細谷昇司氏から教えて頂いたことです。

今日は雪、山の美しい雪景色を思い出しながら静かに過ごす

2015年01月30日 | 日記・エッセイ・コラム
今日は朝から雪が霏々と降っています。窓から見える夏蜜柑の木も雪に埋もれています。
雪を眺め、コーヒーを飲みながら静かに時間を過ごそうと思います。雪の積もる様子が時の流れを教えてくれるのです。
そして山梨県の北杜市にある山の小屋の美しい雪景色の写真を見ています。2013年の2月16日に撮った写真です。
その小屋は甲府盆地の西端に屏風のように立っている甲斐駒岳の麓にあります。
空気が新鮮で、自然に溢れている場所です。鹿や猿や猪と時々会います。
小屋の前には年中水が流れている小川があります。岩魚を見たこともある小川です。
自分の敷地の中の端を流れ下っていますが、私のものではありません。水利権は下のほうに住んでる農家が共同で持っています。特に見回りに来るわけではありませんが、私はその水を絶対に汚さないように大切に使っています。
洗い物に水に使っています。雪が深くなって車が小屋まで上がらなくなると飲み水はこの小川から汲んで、薪ストーブで湧かしてから使います。小屋に泊まる時には貴重な水です。
その上、朝な夕なに、常に美しい水音を立てて流れ下っています。
この小川のお蔭で沢山楽しい思いをしてきました。
子供や孫が幼かったころは水遊びの場所になりました。夏には清流に全身を漬けて遊んでいました。
庭の下流のほうには魚が上り下りできるように斜めに魚道をつけたのも楽しい思い出になりました。その魚道を何年も岩魚が上り下りしているのです。想像しただけで楽しいのです。
二年ほど前の2月16日に行ったときも、一面の雪のなかで小川は変わらない清らかな水音をたてて流れていました。思わず写真を撮りましたので下にお送り致します。
小屋の窓から見ると小川が見え、その向こうの斜面を登ると白樺林になっています。そしてその林の北側には牧場が広がっているのです。その牧場も一面の雪でした。
写真をお送りいたします。雪景色をお楽しみ頂けたら嬉しく思います。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)
下の写真は今朝、窓から見えた雪に埋もれた夏蜜柑の木です。

下の写真は小屋の近所から見上げた甲斐駒岳です。

下の写真は小屋へ登る雪道の写真です。これ以上は車が上がらないので残りの500mは歩きます。

下の写真は小屋の窓から見降ろした小川の写真です。

下の写真は小川に取り付けた魚道の写真です。

下の写真は小川の向うの雑木林の様子です。この斜面を登ると白樺林があり、その左手が広い牧場になっています。その牧場にはもう乳牛はいません。何年か前に止めてしまい牧草だけが茂っています。子供や孫が小さかったころは夏は野球をしたり冬は雪合戦をした広場です。