後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

温室に咲く睡蓮の花々の写真をお楽しみください

2014年02月02日 | 写真

神代植物公園の正門を入ると下のような花が歓迎してくれます。

Img_4245

この花壇の右手、すなわち南の方角に大きな温室があります。

冬に行くと豪華なベコニア、可憐なランのいろいろ、そして淋しげな睡蓮の花が咲いています。今日はその睡蓮の花々の写真をお送りします。1月19日に撮りました。

Img_4314

Img_9307

Img_4322

Img_4328

Img_4325

Img_9314


今日は恵方巻きを食べる日・・・日本人の美しい宗教性

2014年02月02日 | 日記・エッセイ・コラム

今日は日曜日なので、これからミサへ行きます。

朝食のコーヒーとトーストとオムレツ、キャベツを食べながら家内が恵方巻きのことを説明してくれました。

恵方の方角は年によって変わるそうです。今年は東から少し北に傾いた方向です。

10年以上まえにコンビニと海苔業界が組んで、「恵方巻き」を売り出して全国に広がったそうです。家内はくだらないことは良く知っていて、いささか得意げに説明します。

今日は節分です。この節分の日に恵方巻きを丸かぶりして恵方の方角を見て黙って食べます。

食べている間に家族の健康や幸福を祈るそうです。あるいは今年こそ結婚できますように祈る人がいるかも知れません。安産を祈る人もいます。東日本大震災に犠牲になった親類の人の冥福を祈っても良いのです。

祈るという行為は美しいものです。私は大変興味深く思いました。そして恵方という方角が重要な様子なので陰陽道に関係があると想像しました。

朝食後、さっそくいろいろ調べました。

まず恵方巻きの写真を示します。

23201671

(写真の出典は、http://www.ueman.co.jp/masususiblog/2011/01/post-63.htmlです。)

恵方巻きは寿司店、食料品店、スーパー、コンビニで、今日から売り出します。この写真を見るとかなり高額なようです。高級な具材を使っている様子です。

そして恵方は今年は75度の方角です。真北が0度、東が90度、南が180度、西が270度です。ですから今年の恵方は真東より少し北へ寄った方角です。

そしてその方角のはるかかなたに歳徳神という陰陽道の姫神様がいて、人々の願いをかなえてくれるのです。その美人の神さまの絵を下に示します。

God_of_toshitoku1

(絵の出典は、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%B3%E5%BE%B3%E7%A5%9Eです。)

「恵方巻き」という名前はコンビニ業界の商品名ですが、巻き寿司を節分の日にかぶりつき、歳徳神へ祈るという風習は大阪地方で江戸時代から連綿として行われてきたそうです。

以前、このブログで道教の庚申塔信仰の紹介をしましたが、恵方巻きも道教に関係が深い陰陽道の信仰形態のような気がします。

考えてみると道教は日本へ浸みこんでいるのです。知らず知らずのうちに日本へ入って来た宗教なのです。

仏教もそうですが、いろいろな宗教が知らず知らずのうちに日本へ入ってきているのです。キリスト教の影響も深いのです。

日本人の70%は無宗教ですと自称します。しかし私はそれを信じません。

本当に無宗教なら今日、恵方巻きがそんな多数に売れるはずがありません。

日本人は恥ずかしがりですから、無宗教ですと答えるだけだと私は考えています。

今日の午後にでも恵方巻きを初めて買ってみようと思います。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

=====参考資料============

恵方の方角:

歳徳神の在する方位を恵方(えほう、吉方、兄方)、または明の方(あきのかた)と言い、その方角に向かって事を行えば、万事に吉とされる。本命星と恵方が同一になった場合は特に大吉となる。しかし、金神などの凶神が一緒にいる場合は凶方位になる。

かつては、初詣は自宅から見て恵方の方角の寺社に参る習慣があった(恵方詣り)。

恵方の方位

歳徳神の在する方位(すなわち恵方)は、その年の十干によって下記のように決まる。

年の十干西暦年の
1の位
次の年恵方
24方位十二支時計法方位角32方位16方位
甲・己 4・9 2014年 寅卯間 02時半 075° 東微北やや左 東北東やや右
乙・庚 0・5 2015年 申酉間 08時半 255° 西微南やや左 西南西やや右
丙・辛
戊・癸
1・6
3・8
2013年
2016年
巳午間 05時半 165° 南微東やや左 南南東やや右
近年、関西を中心として立春の前日の節分の日に恵方を向いて「太巻きの丸かぶり」が行われる事がある。これを恵方巻きの風習として2000年頃から日本各地で宣伝やキャンペーンを開始するにあたり、日常的な16方位による簡便な説明をしており、甲とすべき所を「東北東」、丙とすべき所を「南南東」と言い換える例が多くなっている。甲・丙などといった方角表記になじみがなくなってきたためともされるが、これでは方角が正しくない。たとえば甲は東から北よりに15°だが、これは東北東(同じく22.5°)より7.5°右である。なお32方位で表した東微北(同じく11.25°)よりは3.75°左である。しかし、巻き寿司にこだわらない人がいるように、正確な恵方にこだわらない人や正しい方角を知らない人もいる。