山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

雪の渓谷の植物探索  令和4年2月13日

2022年02月18日 | 渓谷
 先日イワツクバネウツギと思わしき低木が渓谷沿いの岩壁に生育しているのを観察してきたが、今回訪れる渓谷沿いにも生育しているらしい。もっと上流部での目撃情報があり、昨年探索したものの発見できておらず、今回は下流部を探索してみる。甲府の市街地ではもう雪は解けて無くなっているが、やや標高の高い渓谷沿いはまだくるぶしの上あたりまで雪が残っている。果たして発見できるのかどうか?


    雪がまだしっかりと残っている渓谷沿いの道。足跡が付いているがこんな雪の中を歩く物好きが私の他にも居るようだ。


    足跡をたどってみると、渓谷支脈から道の無い尾根に向かって付いていた。どうやら尾根筋からこの渓谷に下りてきた人が居るらしい。


    本流に戻って下流に向かって歩く。落石に注意しながら散策する。


    岩壁にビッシリとシダが付いている。


    冬期で葉を丸めているイワヒバのようだ。


    この木は渓谷沿いでたくさん見かける。


    枝に筋が入ったこの木は探しているイワツクバネウツギに少し似ている。


    しかし幹を見てみると別物だ。


    たぶんこの木はウツギではないかと思う。


    コクサギは葉が出ると独特な付き方をするので見分けるのは簡単だが、冬期は残っている種の殻で判別出来る。


    種を飛ばした後のコクサギの殻


    棘の生えたこの木は何だろうか?


    これはハリエンジュか?樹木はほとんどド素人の私には分からない。花の咲く頃に見てみないと分からなそうだ。


    雪が積もるこの谷も、葉が茂り花が咲く季節になると、全く違う姿を見せてくれることだろう。


    もう少し下流にに行くと集落に出るが、ここまでで引き返す。

 探し物のイワツクバネウツギは見つからなかった。あるいは見落としているかも知れない。幹や太い枝に特徴のある窪みがあるので、花が咲かなくても区別できるだろうと思ったのだが、個体数が少ないのでそう簡単には姿を見せてくれなそうだ。花が咲く頃に再訪してみたいと思う。

コメント
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