遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

冬 芽

2022-01-26 16:48:01 | 日記

令和4年1月26日(水)

冬 芽 : 冬木の芽

草の芽、木の芽などが冬に僅かに萌え出ること。

冬芽は冬に冬眠している木の芽。

常緑樹にもあるが、落葉樹の葉が落ち尽した後の冬芽は、

雨上がりの冬日に照らされ光り輝く様は、特に美しく映

えて心が和んでくる。

図書館への道すがら街路樹を見上げ、ご近所の庭を覗き

見ると、枯枝の間にそろそろ芽吹きが見られる。

紅梅等は早くも所々に、蕾さえ覗いているようだ、、。

辛夷はマダマダ芽が固いが、それでも確り芽吹いている。

埠頭公園を覗いて見ると名も知らぬ樹木も多いが、所々

に其れらしい木の芽が雨上がりの雫を付けて、光輝いて

とても美しい、、、、、、。

 

今日の1句(俳人の名句)

雨雫冬芽の数を置きにけり   稲畑 汀子


枯木立

2022-01-25 16:43:56 | 日記

令和4年1月25日(火)

枯木立 : 裸 木

冬に葉がすっかり落ちた樹木、あたかも枯れたかの様だが

枯死したものではない。

樹木は大別すると常緑樹と落葉樹の二種類に分かれる。

落葉樹が冬に落葉し尽したのを「枯木」といって冬の季語

としている。

枯死した木は季語とならず、春にまた芽を吹き葉となり、

花を咲かせる樹木が「枯木」といわれる。

「冬木」も同じようであるが、冬木といえば葉をつけている

のも含まれている。

「枯」を付けて「枯枝」「枯木立」、はたまた「枯銀杏」や

「枯欅」等も在る。

更には「枯木宿」「枯木星」等としても使われる。

冬枯れの寒々とした木立が侘しさを一入、増す季語である。

 

下の公園もすっかり葉を落とし、とても見通しがよくなり、

広々とした様だがうら寂しくも感じられる。

終末、久しぶりに学童(集会所)の子等が三々五々やって

来た。

そのうちに、色々な遊びを保護者(若者)から教えられて

歓声が挙がる。

気の所為か子供達の声も声も良く届くようになった。

久々に賑やかな公園の、一時が、、、、、、、

今の公園

昨夏の公園、緑陰が、、、

 

 

今日の1句

枯木立たちまち声の広がりし   ヤギ爺


シチューを作る

2022-01-24 16:21:26 | 日記

令和4年1月24日(月)

シチューを作る

何気なくTVのCMを眺め、クリームシチューが食べたくなり

私にも出来そうな気がする。

カレーは何度も作っているので、多分同じで在ろうと、、、、

NETで、クリームシチューのレシピを検索する。

沢山のレシピから、画像付きで親切丁寧なものをプリントアウト、

野菜(じゃが芋、玉ねぎ、にんじん、ブロッコリー等)は在る

ので、肉(カシワは駄目、豚肉)とルーをカミさんに所望する。

野菜をカット、、、カミさんが見て居て、放って置けぬ様になり、

横からアレコレと口出し、、遂には手を出しカットし始める。

流石に早い、、

私はと言えば、レシピ片手に「最初は玉ねぎを炒めて、、」

カミさん何時もの様に次々材料を鍋に入れて、煮込み始め、、

横から私、「灰汁を取り、、ルーを入れて煮込む、、」

牛乳とチーズを加え、、出来上がる。

何時もの様にカミさん、手際よく付け合わせ(生野菜)も添え

出来上がって見ると、何時ものシチューより見栄えも良く、

数段、美味しかった。 (殆どがカミさんの手によるが)

「アー、、温まる、、、、美味しいね、、、」

 

明くる日の昼食にも、うどん玉を茹でシチューを温めてかける。

カレーうどんはよく食べるが、シチューは初めて、悪くない。

 

今日の1句

シチュー皿人参の赤際立てる   ヤギ爺


水仙花

2022-01-23 16:52:05 | 日記

令和4年1月23日(日)

水仙花 : 雪中花

ヒガンバナ科の多年草

暖地の海岸近くに群生するが、多くは栽培される。

古くシルクロードを通って、東アジアを経由して

日本の海辺の暖地に自生する。

越前海岸、淡路島、伊豆の爪ケ崎などが知られている。

葉は線形で白緑色を帯び、葉の間から20~30cm

程に真直ぐ花茎を立てた先に芳香のある白い花を数個

付ける。

花の少ない季節を彩る花として広く花として広く愛さ

れている。

「雪中花」の別称がある様に、寒気の中に凛として咲

き、然も可憐な花の風情は日本人の心に敵う花である。

 

白鳥庭園内の花の少ない時節、池の畔には白い水仙花が

群生し、時折の風に揺れて目を楽しませてくれる。

反対側の四阿の辺りには、濃黄色の水仙が咲いていた。

黄水仙はもう少し後の初春(2月)頃からの花であるが、

昨今では温暖化の所為か、花の移ろいも早い様である。

とは言え、マダマダ寒い最中ではあるが、、、、、

 

今日の1句

水仙の黄の温かき和ぎの径   ヤギ爺


着ぶくれ

2022-01-22 16:44:10 | 日記

令和4年1月22日(土)

着ぶくれ

何枚も重ね着したり、分厚い綿入れやダウンジャケットを

羽織ったりして、身体が膨れて見えること。

寒さを防ぐためであるが、着ぶくれすると動作が鈍くなり

動きがゆっくりと、何となくユーモラスな響きのする季題

でもある。

特に子供や老人(ヤギ爺も)等の、恰好を気にすることも

なく着ぶくれて行き交う人々の姿をよく捉えた表現で、何と

なく親しみを感じる言葉であろう。

反面、真冬に上っ張りも着ず寒さに震える姿はどことなく

うらぶれて、淋しくも在る、、、、、。

 

私自身、年を重ねるにつれてお洒落心も全くなくなり、只

温かければそれでよく、何枚も重ね着をして出歩く、、、

時折、カミさんに𠮟咤されるが、「我感ぜず、委細構わず」

である、、、、。

 

 

今日の1句

着ぶくれて委細構はず年重ね   ヤギ爺