遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

水温む

2018-03-30 15:24:02 | 日記
平成30年3月30日(金)

水温む


長い冬から解放されて伸びやかに流れる
春の川。
雪解の水が滔々として、冬の終わりを
告げる希望と喜びの音を伝える。
寒さが緩み湖沼などの氷は解け春の日差
しに漸く水が温まって来た様子を言う。



然しこんな情景とは裏腹に、
子供達が春休みに入ると同時に連日の
夏日となり、、、街行く人々は半袖や
日傘の姿が目に付き、正に夏到来の様子

満開の桜の下、、、アイスクリームや
将又かき氷等に列をなす人たちをTVの
ニュースが追って居ました。


昨日は所要で名古屋近郊へ出掛けた折り
田圃の畔道に、何やら子供達が集まって
居ます。



中には用水路に入り川底の辺りを探って
居る子も、、、、。
通りすがりに見る光景は、都心を離れて
ホッとさせてくれます。

春の小川(童謡)2番

高野辰之助 作詞、 岡野貞一 作曲

春の小川は さらさら流る
えびやめだかや こぶなのむれに
今日も一日 ひなたに出でて
あそべあそべと ささやく如く

童謡の風景(絵:村上保)より

これは戦前(大正2年)の作品で、
現在は「さらさら行くよ、」ですが
さて置き、こんな原風景は今では見る
事がなくなってしまったようです。
私(ヤギ爺)の幼い頃には、暖かく
なると餓鬼大将に連れられて、皆で
近くの川遊びの毎日でした。

今日の1句

少年の川底突(つつ)く春の水   ヤギ爺





満開の桜

2018-03-28 14:58:55 | 日記
平成30年3月28日(水)

花の晝(ひる

昨日(27日)、名古屋の桜も満開となり
ました。


今日は朝から気温がグングン上り午後には
25度の夏日です。
散歩に出ると、路の其処ここに半そで姿の
若者が居ります、、、。


ご近所の塀から満開の桜が顔を出し、


小学校の校庭の桜もほぼ満開となって居り
入学式(4月6日)の頃には皆さんの予想
どおり、葉桜となる様です。(少々残念)



大通りを南(名古屋港)へ進むと、地下鉄
名古屋港駅を出た所の橋の上の桜も、、


亦、大通り(江川線)の桜並木も咲満ちて
居り、、、水族館へ向かう人達も暫し足を
留めて、見入っていました。


観測船「ふじ」の前


無料休憩所前


ポートビル前 櫻並木

名古屋港の南極観測船「ふじ」の前から
ポートビルに掛けての桜達も、真っ青な
空に、枝一杯の花を咲かせて居ます。


帰りに臨港病院へ廻ってみると、
駐車場の桜も既に満開でした。

小一時間、、、、、家に帰ってみると
汗をグッショリかいて、やはり半そでも
大袈裟ではない、、、真夏日です。

つくづく「日本ってイイナ、、、」
桜を見ていると本当に幸せな気分にさせて
くれます。

今日の1句

咲満ちて皆幸せな花の晝    ヤギ爺

花堤家路の遠さ苦にならづ   ヤギ爺





   

雪柳

2018-03-26 15:36:01 | 日記
平成30年3月26日(月)

雪柳 : 小米花、小米桜

先週末(23日 金)三学期を終へ子供達は
春休みに入りました。
本来、名古屋港水族館は月曜日休みですが、
これを見越して開館の様です。


早朝から、大勢の家族連れが地下鉄から出で
水族館を目指します。



桜並木も一気に花開き、、5~7部咲きです。




真っ白な雪柳が、、、


大通りの花壇には、真っ白な雪柳が風に揺れ
その名の通り、まるで木の葉に雪が積もった
様に、彼方此方でふわふわ揺れて、、、、






雪柳

渓谷の岩の上等に自生するバラ科の落葉低木
中国原産で、3,4月頃に新葉が出ると同時
に、米粒ほどの小さな5弁の花を小枝の節毎
に鈴なりに付け雪が積もった様に見える。
鑑賞用に育てる様になり広まった。


白い花が多いが、最近ピンク色のものも在る。


今日の1句(俳人の名句)

こぼれねば花とはなれず雪柳   加藤 楸邨

はくれん

2018-03-24 15:33:58 | 日記
平成30年3月24日(土)

白木蓮 : はくれん、びゃくれん

陽気に誘われ、東京の桜は満開になった
とのTVニュースが、、、

この地方(名古屋)はどうか? ,,,,
早速名古屋港へ散歩に出掛ける。





地下鉄名古屋港手前の橋の上は、、
10本ほどの内、1本だけが五部咲きで
残りはまだチラホラ、、、、、、


名古屋港の無料休憩所前にも大きな桜が2本
在り、内1本は五部咲きで同じ場所の他の
1本は未だ3つ4つ程開花した状態です。
ここからポートビル迄の桜並木は殆ど蕾の
状態です。


水族館を訪れる大勢の人達を眺めながら
埠頭公園の中をゆっくり散策します。


ここから折り返し、臨港病院前に来ると
駐車場周りの桜並木は同じように2,3
部咲きで、1本だけ五部咲きのが在りました。
陽当りの良い、同じ場所にありながら何故
一斉に花開かないのか、、、不思議です。




或るお屋敷の裏手に、
真っ青な空の下、真っ白な木蓮の花が一斉
に空を見上げて居りました。





近くの小さな子供の広場に在る紫木蓮は
こちらは3部程度が開花していました。

自然の営みの複雑さ、豊かさに驚かされ
ます。



今日の1句    

白木蓮真青な空の真珠かな    ヤギ爺

お彼岸

2018-03-22 14:48:47 | 日記
平成30年3月22日(木)

毎年よ彼岸の入りに寒いのは   正岡 子規

この句は、子規のお母さんの言葉がそのまま
俳句になっている (明治26年の作)


ぼた餅


「暑さ寒さは彼岸まで」と言いますが、、、、
今年のこの時季の寒さは特別で、先週までの
暖かさとの寒暖の差が激しくひとしお厳しく
思われます。
関東地方では大雪、、東京都心でも雪が降る
シーンを報道して居り、こちらは雨で、まだ
マシの様です。
慌てて、又防寒具を引っ張り出し、、、
夜には暖房を入れてと、、、
年寄りには堪えるこの温度差です。

先週末には、この馬鹿陽気に誘われて各地の桜
便りが続き、名古屋地方でも開花宣言、今月の
27日頃にはほぼ満開が予想されるとの事。

毎年4月の入学式の頃に桜を期待する者には
些か早すぎる、、、、。





今年の彼岸には墓参もせづ、、、、、それでも
何とはなしに「牡丹餅」が食べたくなり、
カミさんに所望する。
雨の中、ご近所の和菓子屋さんへ出掛ける。

「4月初旬に満開の桜が見られる様に、、、」
と、天に勝手な願いをしつつ「ぼたもち」を
いただきました。



今日の1句
何となく牡丹餅所望彼岸かな    ヤギ爺