令和5年5月24日(水)
未央柳 : ビヨウヤナギ、美容柳
中国原産、オダギリソウ科の半落葉広葉樹の小低木。
日本へは凡そ300年前に渡来した。
中国では「金糸桃」と呼ばれている。
葉は対生し長楕円形で、一見柳の葉に似る。
葉は冬の間でも落葉せずに残り、新葉が出ると同時に
古い葉が落ちる。
夏、茎頂に大型(5cm程)五弁の深緑色の花を数個
開く。 よく枝分かれして株立ち状になる。
長く伸びた多数の雄蕊は金糸のように美しく、梅雨時
に咲く花は人気がある。
古くから庭木や公園樹として植えられ、花材としてよ
く用いられている。
花弁はくさび形で、特に長い雄蕊が多数付きよく目立
ち、雄蕊の基部は五つの束になっている。
果実は円錐形で先端に萼片を残す。
今年も地下鉄名古屋港駅前大通りにある花壇に未央柳
の黄色の花が咲いていた。
五弁の花の中央には、金色に輝く長い雄蕊が印象的で
とても美しく、名古屋港へ来る人達も一瞬立ち止まる。
今日の1句
ふらりふらり未央柳の笑ふよな ヤギ爺
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