令和4年1月19日(水)
冬 苺 : 寒 苺
山地の木陰に自生するバラ科の低木で、茎は蔓状に伸びる。
夏に白い花を咲かせ、冬にかわいい赤い実を落葉の下等から
覗かせ、熟すと食べられるが、
冬に温室栽培される「冬の苺」と混同してはならない。
冬の苺 : 石垣苺(室苺)
苺は本来、初夏に熟すものだが、昨今は静岡県久能山の「石
垣苺」のように、冬の日溜まりや温室、フレーム等を利用し
て各地で冬に促成栽培し、クリスマスや正月用に出荷される
ことが多くなった。
これを「冬の苺」と呼んいるが、自生する「冬苺」と紛らわ
しく、しばしば混同されているようだ。
「冬の苺」とするより「室苺」等と称したほうが判り佳い。
(新日本大歳時記:冬の、俳人三村純也氏の句評を引用した)
今日の1句(俳人の名句)
余生なほなすことあらむ冬苺 水原秋櫻子