令和3年8月31日(火)
密集音楽フェスティバル
8月29日、愛知県常滑市「県国際展示場」で開かれた、
音楽イベント「NAMIMONOGATARI2021」
(波物語)で8000人を超える観客を集め、密集した
中で大半の人がマスクを外し、飲酒をしながら大声で絶
叫しコンサートが続けられた。
愛知県には「緊急事態宣言」が出されて居り、イベント
の集客人数を5000人以下に抑え、マスクを着用し、
密集を避け間隔を空け声出し禁止、酒類提供の禁止等を
主催者に求めていたが、マスクをせず、飲酒しながら大
声を出す人多かったようである。
運営会社や参加した人達は「会場に密集を避けるとか、
飲酒提供の規制はなかった」と弁明しているが、、、。
大村愛知県知事は「県と運営会社が事前に主催者と折衝
を繰返し感染防止対策の徹底を要請して、県内の深刻な
感染状況を伝えていたが、事前の強い要請が守られてい
ないのは極めて遺憾な問題である。こういう事があると
一生懸命に取組んでいる人達の足を引っ張る」と、対応
を批判した。
主催者の「OFFICE KEEF」は30日、ホームページ上で
「お詫びと経緯の説明」文書を掲載し会場が常に密だった
事を認め「皆様に多大なご迷惑とご心配をかけた事を深く
お詫び申し上げます」とコメントを発表した。
大村知事は「このフェスはこれで終り、今後はない。県
や市町村が管理する場所での開催は認めない」との考え
を示した。
参加者の一人は「大声を出さないとも書いてあったが、
出演者が舞台から、盛り上がっていくぞーと観客を煽って
いた」。
また他の参加者は「楽し過ぎてコロナにかかっても後悔し
ない。」「最高の思い出」等々と述べていた。
会場ではアルコールが提供され、「今夜はガンガン酒を
呑みました。マスクは暑いから外した」「ずっと我慢
してたので羽目を外しちゃいました」「ストレスが発散
出来満足してます」
翌朝(30日)の駐車場には空き缶やペットボトル、団
扇などが散乱し、朝まで飲み明かした人も、、、、。
このイベントに経済産業省は、イベント支援補助金として
最大3000万円の交付金を決定していたが、この騒ぎに
経済産業省は「交付金の取消を含み事実調査を行う」と
慌てて発表した。(緊急事態宣言下で、皆が自粛を強いら
れている時に、国がイベントに支援金を提供するって、
居酒屋等営業自粛してるのに、、可笑しくない?)
国はイベント開催時のガイドラインとして、酒類提供の
自粛、マスク着用、蜜にならぬ間隔を保持等を求めている
が、その強制力はない。
開催を実施する自治体側は、「今の法制度ではイベントが
強行されても、要請・自粛の働きかけは出来かねる」と、
何もかもが曖昧の儘、同じような問題は繰り返される。
参加者らは異口同音に「行かなければよかった」と反省
の弁をされるのだが、、、、、、、。
やはり本音は、「其処に山が在るから登るんだ」
今日で8月も終り、アッという間に夏休みも終了した。
今日は「野菜の日」語呂合わせ「831」(ヤサイ)
(昨年のブログに野菜の日を掲載しました、参考に)
今日の1句
何やかやお騒がせしつ八月尽 ヤギ爺