遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

良いお年を

2019-12-31 16:24:01 | 日記
令和元年12月31日(火)

大晦日 : 大年、大つごもり


十二月末日、陰暦で月の末日を月隠(つきごもり)
の変化したもので、この日を大つごもりという。

今年も」「アッ」と言う間ではなく、「ア」と
いう間の一年であった。
世界中で多大化する災害と生活(金融)不安の
数々、、、良い事は数える程在ったかどうか?
殆ど記憶にない。

今朝(12月31日)の中日新聞に、名古屋出身
の漫画家「佐藤正明」さんの漫画コラムに今年を
総括する記述が在った。

「よいお年を」と題し、世界を賑わした政治家達
の言動を「こう吐く歌合戦」として紹介している。
先ず、安倍さん、麻生さん、菅さんの似顔絵で、
「思えば遠くへ来たもんだ。就任してから8年、
この先どこまで行くのやら、」
次に野党党首の似顔絵で「さくら、、さくら、、
今咲き誇る、疑惑は散りゆくさだめ、、、、」
英国のジョーンズ首相の「EUだな、EUだな、
ここは欧州ほぼ離別の湯、、、、、、、」
中央に、中国の習近平氏が「おーいトランプ君
ちょいと待ちたまえ、いかに米ファーストだと
言って、ケンカ腰でもあるまいものを、、、、」
これにトランプ大統領は「米のためなら他国を
泣かす、それがどうした文句があるか、、、、」
又、北朝鮮の金さん「あなた待つの、話あおうと
いら立ちの中残る黒いモヤモヤ、、、、」

正に、言い得て妙である、、、、
本当に何時も鋭い風刺の効いた「漫画コラム」
には毎度、浮世の憂さを晴らし、留飲を下げて
居ります。

佐藤正明さんは、中日新聞の木曜日の朝刊に、
「生活ひやり劇場」と題し、連載コラムを
4コマ漫画と共に掲載されている。
12月26日(木)は、「身元保証や代行サービス
高額契約後に音信不通」、4コマ漫画には、

ひとり身のサキばあさんが、「独り身は無いと何
かと不安、ましてや身寄りのないとさらに不安、
サービスもあるが高齢だし、トラブルも多い様に
聞く、ほとんど蓄えのない私には無縁、そこが
安心と言えば安心だ、、、」
身につまされる漫画ですよね、、、、



さて、今年も一年、拙句と下手な文章、ピンボケ
写真に、お付き合い下さり、誠に有難う御座い
ました。
皆様、良いお年をお迎え下さい、、、 ヤギ爺

今日の1句

今年また途方なき年大晦日     ヤギ爺

餅花作り

2019-12-28 16:48:14 | 日記
令和元年12月28日(土)

餅 花 : 花餅、団子花

柳、榎等の小枝に餅や団子を小さく丸め
て付け、神棚近くの柱等に飾りつける。
稲を模した、小正月の飾り木の一つで、
豊作を祈るための行事

近年では、大判小判や宝船等を金銀の箔
で作って下げる飾りが多いとか、、、。
以前は養蚕の盛んな地方では「繭」玉と
呼び、米粉で繭玉を作り飾り付けた。

飛騨高山地方では、今も餅花作りは盛ん
で、丸太木を円盤状に切り台座にして、
それに小枝を取り付ける。

紅白の餅を小さく丸めて、木枝に飾り
付ける。とても綺麗な民芸品として、今
に伝わる。


カミさん等のグループでは、ここ数年
毎年暮れになると「餅花作り」が行われ
て居り、今朝も出かけた。


半日仕事で、満足気に餅花を抱えて、
帰宅、、、。

カミさんの作品



今日の1句

餅花を飾れば古家華やぎし     ヤギ爺


湯豆腐

2019-12-27 16:23:27 | 日記
令和元年12月27日」(金)

湯豆腐


湯豆腐は鍋(土鍋)の底に板昆布を一枚敷き
賽の目に切った豆腐を入れ、煮立ったところを
葱や鰹節等の薬味を混ぜただし汁やポン酢等に
浸けて食べる。

手軽に出来る料理で、アッサリした味のまことに
日本的な食べものである。
外国から帰ったばかりの人が最も食べたい日本食
であろう。

何より冬の寒さには、体の芯から温まり、
「湯豆腐でちょいと一杯」等と、、、、これに
似た食べ物は、思いつかない。

京都の嵯峨野豆腐は殊に有名で、古刹の境内の
床几に掛けて頂く湯豆腐は絶品と言われる。
この頃になると、参道には賑やかに湯豆腐の
「幟」が目立つ様になる。


今年も後僅か、、何かと気忙しい(何もせで)
我が家のカミさん、「今晩、湯豆腐でいい、、」
素直に私(宿六)は「あ、、」と同意する。


今日の1句

湯豆腐を相身互ひの仲となる     ヤギ爺


ゆりかもめ

2019-12-26 16:07:52 | 日記
令和元年12月26日(木)

都 鳥 : ゆりかもめ

カモメ科の百合鷗をさす。体長は40cm程。

冬鳥として日本へ飛来し、本州以南で越冬する。
湾湾、河口等で「ギューイ、ギューイ」と鳴い
ている。嘴と脚が赤く、体全体は白っぽい。
春に北へ帰る頃には、羽根の色は黒っぽくなる。

ユーラシア大陸北部、イギリス、アイスランド
等で繁殖して冬になると南下、ヨーロッパや
アフリカ、インド、東南アジアへ渡り越冬する。
日本へは、北海道から南西諸島まで日本列島へ
渡来して越冬をする。



「伊勢物語」の主人公が隅田川で詠んだ、
「名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人は
ありやなしと」の歌で知られる。


都鳥は、墨田川に居る鳥と言われて体色は白い
が頭部や羽根は黒く、嘴と脚は赤い。
このため都鳥は、ユリカモメと推定されている。

ウミネコは全長が45cmとユリカモメより
やや大きく、翼を広げると115cmにもなる。

体色は白色だが背、翼の上部は黒色。
嘴と脚の色は黄色である。
「ミャーオ、ミャーオ」と猫の様な鳴き声をし
「海猫」と呼ばれる。
日本近海の小さな島や岩礁等に集まり繁殖する。
全国の港湾等で見られ、沖縄には余りいない。

昨日迄のクリスマス・イルミネーションは、
すっかり撤去され、海運ビル屋上のサンタも
姿を消した、、、、。
名古屋港も寒々とした冬の気配が戻り、、、
埠頭には、「ユリカモメ」がやって来た。




毎年この時期から2月初め頃まで逗留する。


撒き餌をされる方を知っているのか、、、
彼が姿を見せると、周りにはユリカモメや
鳩、雀等が寄ってくる。
喧嘩するでもなく、仲良く餌を啄む、、、。


今日の1句

百合鷗日向分け合ふ船着き場    ヤギ爺


実南天

2019-12-25 15:47:16 | 映画
令和元年12月25日水)

南天の実 : 美南天

メギ科の常緑低木で、実は直径6~7mm
玉形で、茎の先端に群らがり赤熟する。
白色の実南天もある。


晩秋から冬にかけて小球の実がなる。 

赤い実を連ねた房が緑色の葉と共に揺れる
様は冬の庭を華やげる。
亦、雪景色の中の真っ赤な玉は特に美しい。
真冬になると葉はやがて赤茶色に変色する。

先日、カミさんが白鳥庭園に出かけ
「ミニ門松作りの講習会」に参加した。
直径20cm程の鉢に、青竹3本、南天、
笹、餅花を配し、片方に雄松、もう一方に
雌松を配して、一対の門松を作る。
出来栄えは中々のもので在った。


我が家は古マンション住まいの為、門松
は不要につき、娘に電話すると、、、
早速取りに来るとの事。

年賀状も出し終え、、そろそろ大掃除等
年用意をせねば、、、、。
年齢と共に、何事も億劫な今日この頃
である。


今日の1句


手水場の端それなりの実南天    ヤギ爺