遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

二月尽

2019-02-28 15:58:39 | 日記
平成31年2月28日(木)

二月尽 : 二月を終える事


ゴミの分別


平年ならば2月28日、閏年なら2月29日
尽の付く季語は、「弥生尽」「九月尽」等が
ある。
二月尽は歴史が浅く、「怱忙」(いそがしい、
せわしい)の間に短い2月が終わって締った
との感慨と、3月を迎え、いよいよ春が来た
といった期待と喜びの在る季語。

毎週木曜日は我が町内のゴミの分別、回収の
日である。


週2回ある「可燃ごみ」回収と、毎週木曜日
に在る「資源ゴミ」(紙製容器、ペットボトル
空き瓶、空き缶等)の回収が重なる。
資源ゴミ(紙、空き缶、空き瓶、ペットボトル等)


可燃ゴミ


今朝は生憎の雨、合羽を着て、、、、

早朝の6時過ぎ、保健環境委員(3名)の方が、
町内を廻り、ゴミの分別状態をチェックされ、
仕分けしていく、、、。
問題は多く、ビン、缶等は中味が入った物、
汚れたままの物やタバコの吸い殻が入った物
亦、キャップを外してない物もある。
ペットボトルは外側のパッケージ(ビニール)
を外してないと回収されない。
亦回収袋は各々異なるが、構わずに混入され
ている。ゴミの回収日、時間が指定されるが
守られず、放置される、、、、。
それを守らないと、市の回収車は持って行かない。

保健環境委員の方が一番困るのが、当日の朝
アルミ缶を目当てに、自転車に乗り回収カゴ
をアサリに来る事。
アルミ缶だけを選び、他の缶等を散乱する。
自転車の前後、左右に大きな袋を付けて
ふらふらやって来る、、、。

空き缶(ここからアルミ缶だけ取っていく)

中には、軽四のバン(車)でやってきて、
大量にごっそり持っていく、、、、。
注意すると、開き直り、環境委員(女性)と
トラブルになる、、、、。
これって、窃盗?、自転車は重荷積載等の
道路交通法違反では?。。
早速「港環境事業所」へ電話で尋ねる、、、
「新聞紙については、古紙取締条例が在るが、
アルミ缶等については、条例がなく、家庭
から放れたらゴミ扱いなので、取り締まれ
ない」との事。
何とも良く判らぬ、返答である。
ゴミ回収業者(車)の方は酷暑、厳寒時も
亦、保健環境委員(女性、高齢)の方も
雨天も構わず、不平も言わず頑張られる。

空き瓶

何だか、お役所の方は現場を余り見て
居ない様で、直に規則、条例っか、、、。



今日の1句

二月尽相も変はらぬ塵の山    ヤギ爺



水温む

2019-02-27 14:45:54 | 日記
平成31年2月27日(水)

水温む


寒さが緩んで池や沼等の氷も解け、春の陽射し
に水がようやく少し、温まってきた感じをいう。
感覚的な季語であるが、池や沼などをよく見る
と、色々な水草や藻が生えている、、、。
そろそろ、水底のの魚などが動き始める。


今週に入り気温がグンと上り、
月曜日18度、火曜日、主要日は16度、そして
今日は平年並みの14度、
スッカリ春の陽気に、散歩する方も多くなった
様に思われる。

神社の境内を覗いて見ると、手水場の辺りに
高齢のご婦人が2,3人見える。
つひ、私も後に続き手洗いを、、、


未だ未だ水は冷たいのですが、それでも真冬の
手を切る様な冷たさはなく、心地良い冷たさ
です。


娘達の住む一宮では、通学の途中の子供達が
立ち止り、代わる代わる水底を覗き確かめながら
進み行く (一昨年、娘の家に泊まった折り)


もう過ぐ春休み、それぞれに進学、進級を控え
束の間の、春の陽気の下を楽し気な声が聞こえて
きそうです、、、、。


今日の1句

水温む子等立ち止る用水路      ヤギ爺

笑う子規

2019-02-26 16:01:02 | 日記
平成31年2月26日(火)

毎年よ彼岸の入に寒いのは    正岡 子規

「笑う子規」: 筑摩書房 出版


正岡子規 著、 天野 祐吉 編、 南伸坊 絵

四国の旧制松山中学出身のコラムニストの天野祐吉さんが
松山に在る「子規松山記念館」館長をされていました。

「俳人、正岡子規」の作られた俳句、凡そ2万4千句の中
から、俳諧の本文である、滑稽、おどけを基に、
「笑える俳句」を選び編集された。
これに、イラストレーターの南伸坊さんがユーモラスな絵
を付けられ、楽しい俳句本となった。


「新年」の20句、「春」の27句、「夏」の39句、
「秋」の31句、「冬」の26句、 計133句。
季節毎に、クスリと笑える、ユーモアのある俳句集、、
夏に多いのは、冬の寒さから解放された気軽さからか、
川柳とは違う、季節感あふれる親しみのある句が多い。

最近、夏井いつきさんのTV番組に依る影響もあり、
俳句に親しむ方が増えている様で、とても喜ばしい事。

俳句の偉人「正岡子規」の俳句の中にも、俳句の規則に
縛られず、生活の中に身近に在る題材から気儘に気楽に
作られた句も多く在ります。    冒頭に在る、
「毎年よ彼岸の入に寒いのは」の句は、母親が子規に対し
て発した言葉を其の儘、句にしたとの記述がある様です。

基本は大切ですが、難しい語彙に捉われず、肩の力を抜い
て、気楽に作句したいものです。


笑う子規、春の句 

人に貸して我に傘なし春の雨



春雨や裏戸開け来る傘は誰

蝶々や順礼の子のおくれがち


銭湯で上野の花の噂かな

のどかさや娘は眠る猫が鳴く

おそろしや石垣崩す猫の恋

大仏のうつらうつらと春日哉


(笑う子規、筑摩書房 出版 より)

天皇陛下在位三十年記念式典

2019-02-25 16:51:04 | 日記
平成31年2月25日(月)

天皇陛下在位30年記念式典

(中日新聞より)

2月24日(日)、東京国立劇場で、平成天皇の
在位30年を祝う式典が行われた。
式典には、三権の長、民間各界の代表、駐日外国大使
等が参列された。


安倍首相の「自然災害が多かった30年、常に被災者
に寄添われてこられた両陛下を、私達は決して忘れ
ません、、、」と式辞を述べる。

東日本大震災で被災した、内堀雅夫福島県知事と、
両陛下と海外の戦禍の地を訪れた川口順子元外務
大臣の国民代表の辞が続く、、、、。

この後、女優の波野久理子さんが、両陛下の「和歌」
の朗読をされる。




続いて、沖縄県巣出身の歌手三浦大知さんが、
両陛下が沖縄のハンセン病患者を見舞われた際の思い
を詠んだ「琉歌」に皇后様が曲を付けられた歌を、
独唱し、、感慨深げにこの歌を聴かれる、、、。

次に、ソプラノ歌手の鮫島由美子さんが、皇后陛下
が作曲された「おもひ子」を独唱される。

天皇陛下のお言葉がある、
「平成の30年間、日本は国民の平和を要求する強い


意思に支えられ、近現代に於いて初めて戦争を経験
せぬ時代を、、、、、。
世界は気候変動の周期に入り、我が国も多くの自然
災害に襲われました、、、、、。
災害の相次いだこの30年を通し、幸いにも被災の
地で多く悲しみに遭遇しながらも、けなげに耐え抜い
て来た人々、、、、、、、、、、。」


お言葉の途中、天皇陛下がお言葉に詰まると、直ぐ
お傍の皇后陛下が寄添う、、、、。
失礼ながら、とても仲睦まじく、仄々とした温もり
を感じました。


退席される両陛下

両陛下は常に国民に寄り添い、災害などの都度現地
に赴き、国民目線で被災者に話掛けられる、、、。
これは、つらく長い戦争体験を忘れる事なく、、
何時も、父(昭和天皇)の背中を見て過ごされて
来た、、この想いが何時も胸に在り、「象徴」と
して貫かれた様に思います、。



(写真はNHK報道番組より)

今日の1句

春愁ひ三十年の去りがたし      ヤギ爺

入学試験

2019-02-24 11:28:40 | 日記
平成31年2月24日(日)

入学試験 : 受験子、合格


受験絵馬が並ぶ


高校、大学、私立や公立の小、中学校等では
主に2月頃に入学試験が実施される。
近年は高度な技術や情報社会等を背景にして
生活水準の向上等により、高学歴社会となった。
そのため、幼少の頃から受験に向う子供達が
母親達に背を押され、塾通いをし、必死に
入学試験に挑む、、、、
中には、年末年始(クリスマス、正月)を返上
して塾に集まり、鉢巻き姿で気勢を挙げる、、
何とも勇ましい(イタマシイ)光景がTV画面
から流れる、、、、、



我家でも今年、高校受験の子が居り、、、、
親達もそうだが、平静を装う我々も正直な処
爺、婆共に気が気ではない、、、、。
幸い、2月の始めの私立の高校受験には合格
の報せが、、、
ホットするのも束の間、3月早々には公立高校
の入試を控えて、
親子共々、私達もひたすら、静かに合格祈願を
して居ります、、、、、。


今日の1句

受験子を待つ一日の長きかな      ヤギ爺