遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

冬の雨(寒の雨)

2016-01-31 11:18:31 | 日記
平成28年1月31日(日)

冬の雨(寒の雨

輝かしい年の幕開け、、、、アッと言う間の、、
明日からは、もう2月です。
季節の移ろいの何と素早い事か、、、
2月4日には、立春を迎え、暦の上ではもう春も直ぐ其処に

1月の20日頃には、名古屋地方初積雪、大寒、湯たんぽ等など
冬の寒さばかりを話題にして居りましたが、、、、そろそろ
少しずつ、春のニュースもちらほら届いて居ます。

各地では、まだまだ大雪に依る被害等のニュースが有りますが、
名古屋地方では、週末に2日続きの降雨となりました。
今の時期、とても冷たく身震いのする冬の雨です。


冬の雨

冬に降る雨は細かく音も無く静に降る、暗くて寒いイメージが
有ります。   降って居る雨が雪に変わる事も在る様です。

俳人の名句

面白し雪にならんや冬の雨       松尾 芭蕉



寒の雨


寒中に降る雨、特にその時期を寒中と限定したもので、寒さも
冷たさも一層厳しいモノとされる。
正に、先週の雨はとても冷たく傘を挿す手を時に持ち替えて、
片手をポケットに、、、何て方を多々見かけました。


亦、名古屋港近辺の梅の蕾は一時かなり早く開花するのではと
想いましたが、、、、、まだまだ例年通りになりそうです。

一方で蠟梅は、昨年末から正月にかけての暖冬に押される様に
早々に咲開花していた花達が、雨にも負けず、なぜか活き活き
と潤って居る様に見えました、、、。

今日の1句

寒の雨傘を持つ手の右左       ヤギ爺

覚めやらず蕾引っ込む寒の雨     ヤギ爺

歌声ひろば 4

2016-01-28 10:20:20 | 日記
平成28年1月28日(木)

歌声ひろば 4

昨日(1月27日)、天白文化小劇場で今年最初の歌声広場
が開催されました。

場所は地下鉄鶴舞線「原駅」下車、地下鉄を出ると直ぐ
駅ビルが有り、その4階に「天白文化小劇場」が在ります。
ここは、昨年から続き2回目の開催ですが、駅に近くて
とても便利な会場です。



全350席(車椅子席4席含む)、ホールも比較的広く、
明るく清潔n感じがします。

料金は1,100円、 歌集1冊 1,200円(貸出100円)

午前10時、寒い時期にも関わらず多くの方々が入場され、
ロビーには、暖かいコーヒーや紅茶、ウーロン茶などが
無料でサービスされていました。

4階ロビーの受付

今回、受付に男子中学生の方(3名)がお手伝いをされて
居ました。
名古屋市が毎年実施している「中学生による職場体験事業」
の実習として、職場体験、勤労体験、社会福祉活動、社会
奉仕等を実習を通して体験をし、自分の進路への方向を
学んで貰う為の事業の様です。

彼ら3人とても真面目で、我々高齢者に対してもとても
優しく親切でした。

10時30分、歌声広場の開演です。
司会(栗田さかゑさん)、ピアノ(ささはらなおみさん)
緊張と喉の状態を考慮され、発生の仕方等を教わりながら
1曲目、「スキー」から次々と唄って行きます、、。

冬景色(さぎり消ゆる湊への、、、、、、)
「冬景色」「早春賦」「あの素晴らしい愛をもう一度」
「もずが枯木で」「学生時代」「花、全ての人の心に花を」
「野に咲く花の様に」「花のメルヘン」「雪の降る町を」
「りんごのひとり言」「トロイカ」「歌のつばさに」
途中、ユーモアのあるトークを交えて、、、。

10分間のトイレ休憩です、、。
トイレに行ったり、亦喉を潤すためロビーでお茶を、、

後半の始まる前に、先ほどの中学生(3名)を舞台に招き、
「上を向いて歩こう」「世界に一つだけの花」を一緒に
唄います。

上を向いて歩こう(坂本 九のジャケット)

緊張のためか、顔を真っ赤に染めながら唄う姿がとても
初々しく、「緊張しました」「恥ずかしかった」それでも
「一緒に唄え楽しかった」とそれぞれに感想を、、、。
降壇する時、一斉に手拍子が、続いて大きな拍手が、、、


雪(雪やこんこ、あられやこんこ、、、、、)

会場の後ろの方には、園児を連れた若いお母さん達も見え
「おもちゃのちゃちゃちゃ」「さんぽ」「雪やこんこ」を、
子供達の手拍子につられ介護サービスの係りの方とお見え
のご高齢の人達も一緒に手拍子、手を上げ踊るシーンも、、

りんごの一人ごと(私は真っ赤なりんごです、、、、)
「りんごの歌」「みかんの花咲く丘」「川の流れの様に」
「冬の星座」「母さんの唄」「銀色の道」「翼を下さい」
「喜びも悲しみも幾年月」、、、、、、アット言う間に
フィナーレを迎えました、、、。


次回、守山文化小劇場の案内
毎回、何気ない時間を過ごし、帰りにはホッコリとした
気分で、、、それぞれの家路に、、、、。

次回は、守山文化小劇場(名鉄瀬戸線、小幡駅下車直ぐ、
アクロス小幡3階にある様です


日の1句

悪声も和音となりて冬ぬくし      ヤギ爺

寒声のやがて高揚してをりぬ      ヤギ爺


※寒声(かんごえ): 寒中に音声を錬磨する事

スポーツ三昧

2016-01-25 16:46:44 | 日記
平成28年1月25日(月)

朝から1日スポーツ三昧(TV


大相撲、日本人力士10年振りの優勝(中日新聞より)

昨日(日)は朝から1日TVの前に陣取り、
スポーツ観戦の一日でした、、、、。



錦織、2年連続8強(中日新聞より)
朝10時NHKTV、全豪オープンテニス男子の錦織圭選手
VS第10シードのツオンガ(スイス)、ストレート勝ち。
準々決勝の相手は、第1シードのジョコビッチとなり、
世界1の相手も今回は少々苦戦の様、チャンス有りです。



男子駅伝愛知がV(アベック制覇)中日新聞より
昼食の後、同じNHKTVの全国都道府県対抗男子駅伝を、。

全国都道府県対抗男子駅伝スタート

昨年、我が愛知県は、第1走者の選手(高校生)が襷を
渡す寸前に倒れ、ラインの本の手前で第2走者に手渡し
出来ず、放り投げたと言う事で失格となりました。

襷を投げ失格となる(昨年のシーン

箱根駅伝でも良く見かけるシーンですが、何とも無情な
残酷とも思えるシーンでした、、。
そのリベンジか、、今回の愛知県勢は出る選手の全てが
素晴らしく、4区で首位に立つとそのまま首位をキープ
見事な優勝をしました。

6区東港中、葛西選手(地元)
4区トップに三輪選手(愛知高)

アンカーの山本選手、1位でゴール

勝利インタビューの監督、山本選手

先に行われた女子のチームも最終ランナーの鈴木(鮎子)
さんの見事な快走での逆転優勝でした。


その後、BS朝日TVに切替、途中でしたがラグビートップ
リーグの決勝戦、パナソニック VS 東芝の試合を観戦、
こちらも手に汗握る大熱戦となり、、試合終了間際、
逆転を狙う東芝のゴール前へ蹴りだしたボールを見事に
東芝の豊島選手がトライ、最後のゴールキックが惜しくも
外れ、パナソニックが27対26の僅差で勝利しました。
Wカップでの活躍以来、人気の出たラグビーも満員の観衆
が集まる熱戦でした、、、。


仕切り前の琴バウワー

祈る琴奨菊
大相撲初場所は千秋楽を迎え、大関の琴奨菊が1負を守り
単独のトップ、対戦相手の大関、豪栄道は大きく負越して
はいるものの、対戦成績は逆に豪栄道が圧倒している、
遣り難い相手でしたが、、物ともせず見事突落しで勝ち、

勝ち名乗りを受ける琴奨菊

この瞬間、涙にくれる御両親

日本人力士悲願の10年振りの優勝を飾りました、、。

両国国技館には琴奨菊のご両親が観戦し、勝利の一瞬涙に
呉れるシーンがUPされて、、、。


亦、福岡県の柳川の特設会場には祖父の遺影を持つ祖母
を囲み、地元ファンが大歓声を上げてこの瞬間を、、、。
怪我に苦しみ、カド番(負越した後の場所)を何度も乗り
越えて、、。30日に結婚披露宴を控えて、奥様への最高の
プレゼントです、、。

賜杯を受ける琴奨菊

お祝いの鯛を両手に、、
日本人力士の優勝を待ち望んだのは私(ヤギ爺)だけでは無く
本当に大勢の方々がこの一瞬に湧き返った事でしょう、、。
何もモンゴルの人が嫌いな訳ではなく、とても歯がゆく、、
ただ、日本人力士をここまで育てて呉れたと、白鳳等に
感謝をするべきでしょうネ、、、。
亦少し、相撲を見る楽しみが増えたのも確かです、、。

夜10時、NHKサンデースポーツで再度観戦する。

キャスターの
室伏氏より花束を、
今日一日、本当にスポーツ三昧でした。

今日の1句

初場所を創痕克己賜杯抱く     ヤギ爺


※創痕(そうこん)傷跡、克己(こっき)己に勝つ事

催ひた走る襷温もるる      ヤギ爺

※た走る(たばしる)勢い激しく走り飛ぶ

湯たんぽ

2016-01-24 16:25:43 | 日記
平成28年1月24日(日)

湯たんぽ、使ってます


先週(20日)、寒波が襲来して依り、この名古屋地方も
日毎に寒さがつのり、、、亦今夜から明日にかけて大雪
の注意報が出されている様です、、。
1年で最も寒い時期とされる「大寒」(1月21日)は、
嘘ではなかった様です、、、、、。

ストーブの上に薬缶、、湯たんぽの湯へ

先週始めまでは暖冬のお陰か、「湯たんぽ」は使わず仕舞
でしたが、、寒波襲来の声と伴に登場して頂き、そのお助け
を願って居ります、、。

湯たんぽは、2007年頃の原油価格の高騰により、省エネに
目覚めた我々庶民は、燃料費もかからず安価で、より安全な
「湯たんぽ」が見直され、、以来、飛ぶように?売れている
そうです、、、。


金属製の湯たんぽ

湯たんぽ : 熱源となる熱湯を金属(陶器)製の容器に
      
       入れ、寝床等で用いる暖房容器

湯たんぽは中国で、湯婆と書き(たんぽ)と言い、、、
婆 ➔ 妻、湯婆は妻の代わり抱いて暖を取る事を意味
している。
日本では「湯婆」に湯の字を加へ「湯たんぽ」となった
様です。

日本には室町時代に中国から伝わったとされ、、、、
古い物では、江戸の五代将軍、徳川綱吉が使用した犬型の
湯たんぽが、日光市の輪王寺に残っているとの事。

昔は、陶器製の物が主流で、、、大正時代に金属製の物が
使用される様になったが、戦時になり金属は貴重となり、
再び陶器が使われる様になった。
此の頃、炭(木炭、炭団:たどん)を燃料としたアンカを
使う様になるが、火傷や、一酸化炭素中毒に依る事故が
相次いで戦後次第に消滅して行った。

大、小の湯たんぽ


大型の湯たんぽ


小型の湯たんぽ

最近の湯たんぽは、色、型ともに様々な種類のものが
豊富です。
従来型の金属製、樹脂製(プラスチック等)の物、カラフルで
金魚や動物の型等など、、、。



充電式の湯たんぽ

充電式のものは、水の入換が不要で、水の代わりに、
弱塩化ナトリウムを使用し、冷めた状態の時はゼリー状で
温まると熱水の様になる。
充電時間は約20分で、7,8時間保持、翌朝迄暖かく眠る事
ができます、、、。

今日の1句

休日を湯婆(たんぽ)抱えて留守居番    ヤギ爺

目覚むるや湯婆で顔を洗ひたる       ヤギ爺

初 雪

2016-01-21 13:57:39 | 日記
平成28年1月21日(木)

名古屋の初積雪


1月20日(水)の未明から降り出した雪は、名古屋地方では
今冬初の積雪となりました。


東海、白い朝(中日新聞より)

名古屋市内でも9cmの積雪となり、折りからの強風も重なり
大型トラックが横転する事故を含め、各地でスリップや追突等
が多発、道路は大渋滞となりました。


トラックもノロノロ運転

亦、朝方の積雪により通勤通学途上の歩行者の転倒事故、鉄道
の遅れ等、大混乱のニュースが続いて居ました、、、。



朝7時頃の雪景色

名古屋市内の学校(小、中、高)は、平常通り授業を行った様
ですが、三河地方を中心に多くの学校で休校となり、豊橋の
在る学校では休校の理由に「この地域では積雪に慣れて居ない
ので、、、」と述べられ、物議を醸し問題となっています。



幸いにも9時頃には、日射しが見え、、、昼頃には道路上の雪
は、殆ど溶けた様で、帰宅する頃の凍結による心配はなくなり、
朝からの混乱は収まった様です、、、。


マンションの駐車場

確かにこの地方では、今冬は積雪は愚か全く雪は降らず、
比較的暖かな日々を過ごせていますが、雪国では連日の様に
大雪に依る厳しい生活を余儀なくされている様です。

処で初雪のニュースは、雪国の人々にとっては辛い冬の到来を
実感される物の様ですが、、、、
普段余り雪に縁の無い地域に暮らす者にとって、雪は「珍しい
有難い、、」等 在る種の信迎心の様に、、、、
亦、雪景色が汚れを一変に落とし、白く染まり、暗い心を明るく
してくれる、楽しくしてくれる、、そんな気持ちにさせる物が
雪には有る様に想います。

日本の美を表す花の様に、日本の冬を代表する物の様です。

雪を表す言葉


広重「墨田川のはつゆき」(団扇絵)東京国立博物館所蔵

六花、雪の花、粉雪、細雪、ざらめ雪、小雪、大雪、深雪、
雪雲、雪催い、雪晴、雪景色、しずり雪、吹雪、雪国、
雪見酒、雪女、、、、初雪

鳥居言人「雪女」

今日の1句

初雪や子等呼ぶ声の昂りぬ

初雪や芥の街も消え去りぬ

ゆるゆると初雪を載せ車来る