令和3年1月25日(月)
寒 烏 : かんがらす、かんあ
寒さ極まる頃の烏は、人里に近づいて最も目に付く
鳥となる。
餌が無く都会のゴミ置き場を荒して、人を困らせる。
木立や林中で鳴いたり、荒海の辺りや大河の河原に
群がっている淋しげな姿は、人の心を惹く。
小さな雀とともに人との縁が深く、俳句の季語として
褪せることのないものである。
朝早くにゴミ箱を漁りに来て、日が暮れると次々に
塒へと帰っていく。
冬場には特に餌がないので人家の近く迄集まり、雪が
降る様になるといよいよ食物に困り、枯れ木や電柱に
留まり、嗄れた声で鳴き、時には凶暴になり人を襲う
こともあるようだ。
最近、早朝から烏の鳴き声をよく耳にする。
特にゴミ収集日の月曜日、木曜日の早朝には必ずと言
ってよい程である。
カラスはとても賢い鳥で、よく学習をし、人の行動を
観察しながら、群れで狩り(食物)を得ている様だ。
一度、脅しても暫くすると直ぐにやって来る。
観察する烏、
数匹の群れでやってきて、観察する役目の烏は、危険
(人)を察知すると、鳴き声で他の鳥に合図する。
辺りの様子を伺い、、、私が家に戻り窓から覗いてい
ると、暫くして2,3羽でやって来た。
マンションの前の収集場はゴミネットで覆われて居り、
近づかぬが、公園前のお宅の前のゴミに近づく、、、
車や人が通るが素知らぬ様子(この人は危険ではない)
と察知し、やがて、、、、、
ご近所の人が気が付き、烏に近づくと慌てて飛び立って
行った、、、暫くはこんな日が続く様だ、、、、
今日の1句
ゴミネットばさりと掠め寒烏 ヤギ爺