令和4年1月22日(土)
着ぶくれ
何枚も重ね着したり、分厚い綿入れやダウンジャケットを
羽織ったりして、身体が膨れて見えること。
寒さを防ぐためであるが、着ぶくれすると動作が鈍くなり
動きがゆっくりと、何となくユーモラスな響きのする季題
でもある。
特に子供や老人(ヤギ爺も)等の、恰好を気にすることも
なく着ぶくれて行き交う人々の姿をよく捉えた表現で、何と
なく親しみを感じる言葉であろう。
反面、真冬に上っ張りも着ず寒さに震える姿はどことなく
うらぶれて、淋しくも在る、、、、、。
私自身、年を重ねるにつれてお洒落心も全くなくなり、只
温かければそれでよく、何枚も重ね着をして出歩く、、、
時折、カミさんに𠮟咤されるが、「我感ぜず、委細構わず」
である、、、、。
今日の1句
着ぶくれて委細構はず年重ね ヤギ爺