令和5年2月28日(火)
二月尽
二月が尽き、終わること。
平年は2月28日、閏年は2月29日。
尽の付く季語は「弥生尽」「九月尽」などがあるが、それぞれ
陰暦の3月の終り9月の終りであり、行く春、行く秋を惜しむ
気持ちが添う。
これらに比し二月尽は歴史の浅い季語で、「怱忙」(忙しい事)
の間に二月が終わってしまったという感慨、明けて仲春の3月
を迎え、いよいよ春が定まるといった期待と喜び添う季語。
今年も2ヵ月がアッと言う間に過ぎ去った。
ロシアのウクライナへの軍事侵攻から1年が経った。何も進展
は見られず、ロシアのプーチン大統領は苛立ちその行動は益々
エスカレートしている。最早、狂人の如く暴走を重ねている。
誰も彼の暴走を止める事は出来ぬのか、、、、、。
これに対し、ウクライナのゼレンスキー大統領は今も尚、
国民に対して「徹底抗戦」を呼び掛ける。
ウクライナの街は破壊され、何十万人もの民が虐殺された。
また、子供の約半数430万人もが避難生活を強いられる。
世界中に侵攻に対する抗議デモは続くが、、、
2月6日に発生した「トルコ大地震」(M7.8)から3週間が経
過した。
瓦礫の中から生存者が救出されるシーンが写し出されるたびに、
感動し拍手を送ったが、その犠牲者は5万人を超えた。
うちシリアの国境近くの街では5900人超の犠牲者が出た。
(シリアでは狂犬?アサド政権は何もせぬようだが、、、)
大災害での建物の崩壊も凄まじく、その復旧は困難を極める。
今、建物の「耐震」が問題視され始め、何十人もの違法建築者
が逮捕されている。
立派なマンションが倒壊した、
日本の「阪神淡路大震災」以降、その耐震基準が大幅に見直さ
れて地震の多いトルコでも十分に検討されて来た筈であった。
それを無視し、金の力で建築申請許可を得たというが、、、。
日本では、岸田総理への「不信任」の嵐が吹き荒れる、、、、
就任当初は、前任者(安倍、菅総理)よりマシと期待されて
いたのだが、、、今や民意(国民の意見)に対し聞く耳持たず
のやりたい放題、、その日その日の、行きあたりばったり、、
答弁はその都度コロコロ変わる。(初心は何処へ行ったか)
「アベノリスク」「統一教会問題」など忘れ去った様だ。
極めつけは、ヨーロッパ歴訪(外遊)の際の、息子の不祥事
問題(何もせず、公用車を乗り回し観光・買物旅行)への
対応は見事(呆れてものも言えない)
「馬耳東風」とは、これをいうのであろう、、、、、
今日の1句
二月尽芥蔓延りままならず ヤギ爺