フランス人観察記録

日本人から見て解ってきたフランス人の考え方、行動についての覚書

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スペイン女性の歌に酔いしれる

2011年10月06日 | プロヴァンス

ヴォークリューズの泉からアビニョン郊外の夫妻の家に帰ると、何と娘さん2人と昨日の夫妻や、アルルで世話になったムッシュなど知り合いもいたが、より多い初顔の人を含む大勢がやってきた。  

 

どうやら友人の日本人が来たと言うので、自慢かたがた大勢集めたようだ。

 

日本の活け花をしてほしいという。

マダムは剣山を持っていたので、水盤になりそうなものを見つけ、庭にあるものを適当に摘んで活けてみた。

        

                      

 

どこに置いたらいいかと言うので、日本の花は壁を背にしたところを見つけて置いた。みんな「フーン」と言う感じで、日本の活け花の雰囲気だけは少し解ってくれたかもしれない。

 

お茶が始まったのがもう夕方5時ごろで「ええー?これからお茶?」と思ってしまった。

やがてマカロンをお茶菓子と見立て、日本のティーセレモニーの開始となった。

 

抹茶も茶筅もちゃんとあり、茶碗は適当な茶碗によく似た大きさの形のボール(日本で買ったものであろう)を使ってほしいとのことで代用した。

 

点てるところを最初にやって見せ、そのあと順番にみんなに試してもらったら、緊張しつつも、もう大喜びであった。

 

                

 

その次は折り紙である。伝統的な鶴の次に、羽根が羽ばたく「飛ぶ鳥」を折ってもらった。

                

 

出来上がり、羽根を動かせたらもうみんな有頂天で、完成を祝って何やら手拍子を含む大合唱の歌になった。この地方の風習みたいなものだろうか。

にぎやかでワイワイ言っているうちにやはりお茶では済まない時間になってきた。

 

そこで夕食と言うことになり各自何やら家から出て行って、また戻ってきた時はパイナップルとか手に手に食べ物を下げてきた。そこで持ち寄りのパーチィに切り替わったわけだ。

ここのマダムは料理が苦手と言っていたが、いざとなるとそれなりの物をさっとつくりあげたのには驚いた。

 

                

 

                

 

                

 

                

 

                

 

                

 

その中にはスペイン人の女性(中学の先生)もいて、「あなたのために歌うわ」と「ある恋の物語」と言う歌を朗々と歌ってくれた。悲哀のこもった情熱的な歌で心から感動した。

 

こうして楽しい夜を過ごしたあと、帰るお客を見送り、シャワーを浴び、翌日の早朝の出発のため眠った。

 

 

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