「SWINGING LONDON 50's‐60's」展に、
UKロック好きの次男に誘われて行って来ました。
1950年代から1960年代、戦後のヨーロッパ経済が急成長を遂げ生活が豊かになると
イギリスでは、物質的な反映に反抗するようなオルタナティブなライフスタイルが若者を惹きつけました。
音楽やファッションにも個性的で刺激的な変化を求めるようになり
、ビートルズやローリングストーンズ、などの新しい音楽バンドが生まれ、
ロンドンでは、ティーンエイジファッションのブティックが集まる地区が中心となり
「スウィンギン・ロンドン」という新しい若者文化が生まれたそうです。
インテリ階層出身でなくても、才能があれば成功できるという
イギリスがエネルギッシュに輝いていた時代と言えるかもしれません。
そんな時代の音楽、ファッション、インテリアなどのライフスタイルを紹介しているのが
「スウィンギン・ロンドン」展です。
レッドツエッペリンのジミーペイジ本人が提供してくれたという
ヴォックスの12弦ギターやギブソンのダブルネックギターはかなり貴重な展示なのだそうで、
興奮して見て回っていた次男ですが、
それよりも私の目を惹いて嬉しかったのは、若き日の甘いマスクのジミーペイジの写真でした
図録に載っていた写真から
この時着用のピンク・スーツが会場に後ろ向きに展示されていました???
学芸員の方の説明では、
当時のジミーはかなり細かったらしく、一番細いマネキンを用意して着せたのにもかかわらず
パンツの前ファスナーが上まで上がらなかったので、苦肉の策で後ろ向きに展示したそうです(笑)
ジミーペイジがダブルヘッドギターで演奏している「天国への階段」の演奏の一部がこちら
彼のギターパフォーマンスに注目!カッコよかったですね~
経済発展の傍ら、物質的な豊かさに反発し、
新興宗教やフリーラブ、政治批判のデモ、ドラッグ、ヒッピー族など
オルタナティブな方向へと傾いていった若者たち。
多くのアーティストたちが、ドラッグの所持で逮捕されたり、命を落としたり、そんな時代でもありました。
息子たちが中学、高校の頃に、私が昔聴いていた音楽の話をすると
(私の場合、ビーチボーイズやドアーズのUSロックでしたが)
「へえ~」と意外な顔をした息子たち。
母だって、若い頃はそれなりに青春していたんだから~(^_^;)
でも、当時ロックなどを聴いていると、私の母からは不良の音楽と言われたものでしたけど(T_T)
会場入り口に展示されていたミニカブリオレ。可愛いですね~
カメラを持っていなかったので、携帯で撮りました。
私にとっては懐かしく、息子にとっては新鮮で面白い「SWINGING LONDON」展でした。
ozさん作