今年も「ナラ枯れ」観察と拡大防止に吉田山に通っています。
上の写真は、ほとんど「ナラ枯れ」が目立たなくなった大文字山です。(裾野の左側で少し枯れています)
吉田山のナラ枯れは、写真にもありますが(部分で、これでは全体はわからなくて申し訳ありませんが)、ほとんど目立たなくなっています。
京都大学の正門から神社の鳥居に向かって、右側のシイが赤く枯れています。このシイはある程度のアタックを受けています。
神社を抜けて登って行く途中ですが、西斜面に残った数少ないコナラに、6月からアタックが始まりました。階段左手のコナラは200以上の穴を開けられましたが、爪楊枝が功を奏して、元気です。
もう少し斜面を登った所(右手)にあるコナラは、7月の猛暑時にアタックを受け、発見した時には半分枯れかけていましたが、打ち込み後、残った部分はまだ枯れずに頑張っています。
今年、吉田山で松枯れがやや目立っていています。京都御所でも桜の葉が乾燥し始めたり、写真のようにウバメガシが枯死しています。昨年も寺町通の角で赤茶色に変色し枯死しているウバメガシが見られました。「ナラ枯れ」と思い込み、昨年は現場でカシナガの侵入痕は観察しませんでしたが、今年の枯死は、現場で見る限りカシナガの突入痕は見られません。
「乾燥死」という側面も注目していく必要があると思い始めています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます