京都・環境ウォッチ

いま京都で起こっている環境問題、自然環境の変化などにかかわって、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

どうして京都に海洋水族館?

2010年04月11日 | 環境
4月25日午後2時から京大会館101号室で
「水族館公開シンポジウムーどうして京都に海洋水族館?」を開きます。
イルカショウで、環境教育はできるか?が副題
オリックスの水族館は「環境教育」も行うとのことですが、
イルカショウメインで本当に環境教育になる?
報告者は、
辺見栄さん(エルザ自然保護の会)
下村泰史さん(京都造芸大学教授)
久山喜久雄さん(法然院森のセンター フィールドソサイエティ代表)のお三方で
興味深いシンポになりそう。

MLで、信濃毎日新聞(信毎WEB)の記事が送られてきた。
「運営会社破たん 茅野の水族館、譲渡先決まらず」4月7日(水)
「運営会社が破綻(はたん)し、2月に閉館した蓼科アミューズメント水族館(茅野市)に、フンボルトペンギンや、アロワナといった熱帯魚など、計約200種5千匹が残されたままになっている。」とのこと
「ペンギンは血統管理のためほかの水族館に譲渡しにくいなど、展示動物の移動は難しいのが実情。月額100万円近い光熱費や10万円以上の餌代が会社の負担になっており、破産管財人も頭を抱えている」そうだ。

水族館の話は、
「水族館がダメになったら平地に戻す」みたいに
簡単な話ではないようだ。


 同館は、別荘地分譲などを手掛けた蓼科観光開発(北佐久郡立科町)が、総工費約7億円をかけて1993年に開業。年間入館者は94年度に約22万人だったが、最近は6万人程度に減少していた。

 水族館には閉館直前、7人の社員がいた。現在は、元同社常務で水族館の責任者だった玉井正史さん(54)=茅野市=が1人で、ペンギン23羽や魚の世話を続けている。

 フンボルトペンギンは、絶滅の恐れがある動植物の保護を目的にした種の保存法に基づき、譲渡は原則禁止。国内で繁殖した個体はもともと血縁が近いといい、日本動物園水族館協会(東京)は、近親交配を防ぐため、同館を含む協会加盟施設で飼われている約1600羽すべての親を記録し、血統を管理している。

 管理業務を担う葛西臨海水族園(同)の担当者によると、施設間の譲渡は認められることがあるが、血統が近い個体が同じ施設で飼われないようにするため、譲渡先は限定されるという。

 また、玉井さんによると、2匹いる淡水魚のピラルクーはともに体長約2メートル、体重は100キロ以上で、生きたまま別の施設へ移すのは困難。「全国的に、民間の水族館は施設の老朽化などで経営が厳しいところが多い」とも話す。

 同社は2月下旬、110億円以上の負債を抱え、地裁佐久支部から破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人の森泉邦夫弁護士(佐久市)は「動物だけや水族館単独の売却は難しい。ホテルなど同社の施設一括での売却先を探している」と説明する一方、「いつまで維持できるか…」とこぼした。




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