京都・環境ウォッチ

いま京都で起こっている環境問題、自然環境の変化などにかかわって、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

カシナガ、雨後のアタック!

2007年08月24日 | ナラ枯れ
23、24日、カシナガの“雨後のアタック”が行われた。
一昨日は夕刻から激しく雨が降り、昨日も夕立があった。
「雨の後はアタックがある」といわれていた通り
カシナガは、コナラを中心に集中的アタック。
写真には、排出されたばかりの「繊維状フラス」が写っている。
今回は、コナラにもアラカシにも一緒にアタックが行われており
洞があってこれまでアタックがほとんどなかったコナラにも
穴が開けられている。
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吉田山のナラ枯れを止めよう!

2007年08月24日 | ナラ枯れ
吉田山のナラ枯れを止めよう!
9月2日ー駆除活動のご案内

吉田山での「ナラ枯れ」が広がっています。                               
「ナラ枯れ」とは、ナラやシイなどドングリができる木に、「カシノナガキクイムシ」という虫が侵入し、引き起こす病気です。石川県や滋賀県、京都府北部などでは、ミズナラなど少し寒冷な気候に適した“ドングリの木”の7割、8割が枯れてしまったというところもあり、大きな問題になっています。京都三山では、一昨年に東山の高台寺国有林での発生が問題になり、枯死木の伐倒処理と爪楊枝を使ったカシノナガキクイムシの駆除活動が行われてきました。この活動は、昨年には一定の成果が現れ、放置すれば翌年は3倍、4倍となる被害拡大を同水準に抑えることとなりました。
 2007年の三山でのナラ枯れは、気候などの影響もあり拡大しています。左京区でも大文字山や北白川瓜生山周辺で被害が拡大し、ここ吉田山でも、昨年の被害木―計6本(伐倒処理木が3本、感染を受けたが枯れずに残された木3本)が、現在27本へと広がっています。吉田山には、一定の太さを持ったナラやカシの類など、カシノナガキクイムシが侵入しやすい木が多く、「ナラ枯れ」が放置された場合、吉田山の緑に甚大な影響が出ることが心配されます。
 当日は、カシノナガキクイムシが侵入している現場を観察しながら、枯死にいたる仕組みや爪楊枝を使った防除対策など説明します。被害の拡大を薬剤やフェロモンなどを使ってストップさせる効果的方法はまだ確立されていません。当面、被害を大きく拡大する可能性のある樹木の伐採とともに、虫の侵入と繁殖・脱出を、爪楊枝を使って妨害する駆除活動が力を発揮しますので、皆様のボランティアとしてのご協力をお願いするものです。
          
日時:9月2日(午後5時から1時間程度)
集合場所:吉田山山頂(トイレ北側) カナヅチを持参してください
呼びかけ:北山の自然と文化をまもる会(榊原)・吉田上大路町(松田)
コメント (1)
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