山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

#地震発生から191日目「救助まで時間がかかる」

2011年09月17日 | 災害
 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から191日目(9月17日、土曜日)。
 また、大震災発生から191日目の新しい朝を迎えた。
  
 ところで、国崎家では、エレベーターに乗車中、震災に遭遇。救助までの時間も想定して、次のように危険回避のため行動するという。
  
************************************************

【引用始め】

「増補版 地震から子どもを守る50の方法」(2011年5月15日初版第3刷発行)
著者 国崎信江
発行所 (株)ブロンズ新社より引用

 救助に時間を要する(p.87)

 震災時には、同時にたくさんのエレベーターでトラブルが起こり、エレベーターの管理会社がすぐに出動できないケースもあるでしょう。どれくらいで救助されるのかは、そのときの状況しだいです。ビル全体が傾いたり、崩壊した場合には、まる1~2日。状況によっては、さらに時間がかかるかもしれません。
 2005年7月23日に起きた千葉県北西部の地震では、エレベータに閉じこめられた人が救出されるまでにかかった時間は、通報から平均約50分弱、最長170分であったといわれています。閉じこめられている時間が長くなると、水、食料、排泄などいろいろな問題が出てきます。そんなときのためにも、外出時には、防災ポーチ(サバイバルホイッスル・非常食・飲料水・煙フード等)を忘れずに。

 さらにこわいのは、狭い場所にたくさんの人が詰めこまれているために起こる狂閉症や、停電による暗所恐怖症です。1人がパニックになると伝染してしまいます。「騒いでもしかたがない」と覚悟を決め、救助を待ちましょう。そして、リーダーを決めて、指示を仰ぎ、協力して乗りきりましょう。
        
【引用終わり】

************************************************

 震災になれば、同時多発的にエレベーターが止まる。そうすると、エレベーター保守点検している会社の対応の負担は、はかりしれない。救助されるまで時間がかかる。それまで、エレベーターに閉じこめられることも覚悟しなければならない。真っ暗な中で、狭い場所にぎゅうぎゅう詰めだったりすることも想定される。長時間となれば、排泄の問題が真っ先に生ずる。真夏だったら暑さに耐えなくてはならない。真冬は真冬で寒くて耐えるのがたいへんという状況にもなる。
 こうした最悪の中でもいっしょに閉じこめられた人たちと励まし合って、救助を待つ冷静さが必要である。
 エレベーターの中で非常時になれば、以上のようなことも起こる可能性が高い。こうした最悪の事態を常日ごろからシミュレートしておくことで、絶望的にならず「明けない夜はない」と希望ある行動がとりやすくなる。
 (ケー)